三方分山、パノラマ台
2022.01.22
三方分山 1,422m パノラマ台 1,300m
◎ 山行情報
山行日 2017年12月23日(土) 快晴
山頂所在地/山域 山梨県/御坂山地
アクセス/出発地 車/県営精進湖駐車場から周回
行程詳細 県営精進湖駐車場(6:45-7:11)→ 精進バス停(7:18)→ 阿難坂(女坂峠)(8:03-8:08)→ 五湖山山頂(8:37-8:42)→
阿難坂(女坂峠)(9:08)→ 三方分山山頂(9:39-9:49)→ 精進峠 (三ツ沢峠)(10:16)→ 根子峠(10:54)→
P1328分岐(11:04)→ パノラマ台(11:06-11:21)→ 烏帽子岳山頂(11:38-12:18)→
城山山頂(本栖城跡)(12:43)→ 城山登り口(12:57)→ (東海自然歩道)→ 精進湖入口バス停(13:19)→
県営精進湖駐車場(13:44)
所要時間/距離 行動時間:5時間18分 休憩時間:1時間15分 合計:6時間33分/14.9km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
日の出と富士山 |
6:45 県営精進湖駐車場に到着。
道の駅朝霧高原で朝食とトイレを済ましていたので、7時10分ころ出発を目処に準備していたら、なんと富士山横から日の出(写真)が。。。?ラッキー。。。?
7:11 県営精進湖駐車場を出発。
駐車場を出て県道を左折し、右手に精進湖と富士山を見ながら進む。
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7:18 精進バス停に到着。
精進バス停先の「かどや」の角を左に入る(写真上)と、すぐ先に「トレッキングマップ」案内板と旧中道往還の標柱(写真下)がある。 精進の大杉のある諏訪神社を過ぎ、藁葺きの廃屋を過ぎると、舗装路が終わり登山道らしくなる。
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堰堤を3つ越え沢を横切ると、折り返しの急登(写真)が続く。 道の脇に石積み(写真)があるのは、旧中道往還だからだろうか? 最後にトラバース気味の登りが続くと、ほどなく阿難坂(女坂峠)に登り着く。
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8:03 阿難坂(女坂峠)に到着(写真)。小休止。
時々風が吹き抜け、ジッとしていると肌寒くなる。 中道往還や阿難坂(女坂峠)の謂れなどの案内板と石仏がある。
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8:08 阿難坂(女坂峠)を出発。
東へ道を取り、ゆるやかな尾根道から短く急登し、展望の良い小ピークに立つ(写真)。 王岳から五湖山、富士山、竜ヶ岳、毛無山、雨ヶ岳、城山、烏帽子岳、パノラマ台、三方分山、精進湖などを一望する。 短い岩場からゆるやかな下りが続き、幾つか岩混じりのコブを越え、ゆるやかにひと登りで五湖山山頂に出る。
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8:37 五湖山山頂に到着(写真右)。小休止。
狭く展望もないため、記念撮影をして早々に下山する。
8:42 五湖山山頂を出発。
途中何箇所か南アルプス(聖岳、赤石岳、白峰三山、鳳凰山)や三方分山、パノラマ台、竜ヶ岳、毛無山など(写真下)の展望が広がる。
五湖山下山途中からのパノラマ |
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子抱き富士 |
9:08 阿難坂(女坂峠)に到着。
数名のグループが三方分山へ向かって出発したところだった。後を追うように三方分山への道に入る。 ゆるやかな下りからすぐにコルに降り立ち、尾根を左に回り込むように進み、ジグザグの登りから尾根に戻る。途中で先行したグループをパスさせてもらった。 尾根上を直登気味の登りから1350mあたりで左に外し、ジグザグの急登から再び尾根に乗ると、しばらくゆるやかな笹道が続き、ほどなく三方分山に出る。
9:39 三方分山山頂に到着(写真上)。小休止。
木立に囲まれ展望は良くないが、左手に一ヶ所だけやや逆光気味だが、懐に大室山を抱えた子抱き富士(写真下)が見られる。
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9:49 三方分山山頂を出発。
ゆるやかな下りからわずかに上り返すと、岩の上の極く小さな祠(写真)に気付いた。 なぜこんなところにと思い、一応写真に収める。下山後このあたりが精進山だと知るが、後の祭りだった。三角点があるはずだが、それには気付かなかった。 ジグザグの急下降から細いゆるやかな尾根の下りが続き、小さなコブを幾つか越え精進峠 (三ツ沢峠)に降り立つ。
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10:16 精進峠 (三ツ沢峠)に到着(写真)。
行き先を示す道標はあるが、峠を示す標識はない。
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南アルプス |
幾つか小ピークを越え、P1305手前で右の小ピークに上がる踏み跡を短く上がる(写真上)と、やや枝が煩いものの南アルプス(写真下)を一望する。 思えば、五湖山から戻る途中で見られた切りで、樹間にチラチラ見えていたものの、こんな風に一望できたのはここだけだ。 すぐに登山道に戻り、P1305を越えると、短い急下降を交えて下る。
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10:54 根子峠に到着(写真)。
数メートル手前に峠を示すパウチの道標がある。 稜線をやや左に外して登り、少し抉れた道からP1328で右に身延町方面への道を分け、ほどなくパノラマ台に飛び出す。
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天子山地 |
11:06 パノラマ台に到着(写真右上)。小休止。
東屋と標識が置かれた方位盤がある。3組5人ほどの登山者が休憩している。 三方分山や御坂山地、道志山塊、富士山(写真下)、天子山地(写真右下)を一望する。 やはりここが一番の大パノラマだろう。
11:21 パノラマ台を出発。
右前方の方位盤の横から登山道に入る。 短い折り返しの急下降から稜線の右下をたどり、再び折り返して登ればほどなく烏帽子岳山頂に出る。
パノラマ台からのパノラマ |
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富士山 |
11:38 烏帽子岳山頂に到着(写真上)。昼食。
あまり広くない山頂の1/3ほどをNHKの電波塔が占める。下から見たときこれが目印になるそうだ。 手作りパウチの小さな標識があるだけだが、三方分山にもパノラマ台にもない三角点がある。
パノラマ台ほどではないが、御坂山地、道志山塊、富士山を一望する。ただ、富士山(写真下)はここが一番だろう。
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12:18 烏帽子岳山頂を出発。
東側から東南に延びる尾根に入る。 広い尾根を短くジグザグに急下降し、狭くゆるやかになると、真っ直ぐに下って行く。 小ピークを越え、のろし台(写真)を過ぎると、小広い本栖城跡に出る。
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12:43 城山山頂(本栖城跡)に到着(写真)。
山頂標識はないが、この辺り一帯が城山のようだ。 この先道標はなく境界見出標を拾いながら下って行くと、前方に車道が見え隠れし、金網の柵に行き当たって右に短く急下降する。
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12:57 城山登り口に到着(写真)。
車道下のトンネルを潜ると、東海自然歩道に出て、しばらく溶岩帯をたどる。
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20分ほどで精進湖民宿村の西端の車道(写真上)に出て左折し、国道139号線を渡り県道706号線に入る(写真下)。 途中トンネルを通りパノラマ台入口を見送り、25分足らずで県営精進湖駐車場に着く。
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13:44 県営精進湖駐車場に到着(写真)。
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◎ 感想
2005年1月に登っているが、寒かったことと、富士山しか覚えていなかった。今回は五湖山の往復を追加し、烏帽子岳から城山方面に下り、東海自然歩道経由の周回とした。
1ヶ月半ぶりと言うこともあり、簡単な山行のはずが、短い登下降が所々にあり少々疲れた。
それはさて置き、このコース最大の見どころの富士山は快晴のもと十分満喫できた。
駐車場での日の出と富士山に始まり、三方分山では正面に大室山を抱く子抱き富士、パノラマ台ではその名の通り、御坂山地や道志山塊、天子山地などの大パノラマとともに富士山を見る。
また、五湖山からの帰路では三方分山の左右に赤石岳や白峰三山、鳳凰山が見られる。ここ以外では木が邪魔でまともに見られないため、これは嬉しい誤算だった。