御荷鉾山〜西御荷鉾山、東御荷鉾山〜
2022.01.27
御荷鉾山 〜 西御荷鉾山 1,286m 東御荷鉾山 1,246m 〜
◎ 山行情報
山行日 2017年1月26日(木) 快晴
山頂所在地/山域 群馬県/関東 上武山地御荷鉾山系
アクセス/出発地 車/神流川公園公共駐車場から周回
行程詳細 神流(かんな)川公園公共駐車場(6:50-7:10)→(国道462号線)→ 法久入口(8:33)→
御荷鉾スーパー林道出合(10:03)→ 石神峠(10:07)→ 東御荷鉾東登山口(10:18)→
東御荷鉾山山頂(11:11-11:50)→ 東御荷鉾西登山口(12:20)→ 西御荷鉾東登山口(投石峠)(12:22)→
西御荷鉾山山頂(13:00-13:30)→ 西御荷鉾西登山口(13:51)→ 桐ノ城山登山口(13:57)→
桐ノ城山山頂(14:19-14:24)→ 石尊山(P954)山頂(14:45)→(若御子尾根)→ 若御子山北峰(15:04)→
若御子山南峰(P891)(15:13-15:20)→ 若御子尾根ルート登山口(15:49)→ 国道出合(16:16)→
神流川公園公共駐車場(16:19)
所要時間/距離 行動時間:7時間48分 休憩時間:1時間21分 合計:9時間9分/24.2km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
6:50 神流(かんな)川公園公共駐車場に到着(写真)。
広い駐車場。おにぎりを1個食べてから準備をする。
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7:10 神流川公園公共駐車場を出発。
駐車場を出て国道462号線を東に向かう。途中で万場総合グランド入り口バス停を右に入り(写真)、橋を渡り左折する。
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10分ほどで標識の立つ四つ辻を左折(写真)し、橋を渡って再び国道に出る。このあたりから歩道がなくなり、車に注意が必要になる。前方にドーム状の愛宕山の特徴的なピークを見ながら歩く。 川原橋バス停から右に延びる林道にはトイレがあるが、冬期は使用禁止になっている。 少し先でその林道に降りて川縁を歩いてみる。
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8:33 法久入口に到着(写真)。
左の林道をだらだらと20分ほど登ると、大きな法久地区案内図があり、この先のルートを検討する。最初は集落から諏訪神社経由で登山道に入る計画だったが、案内図の西側の道と地形図の破線道が一致していそうなので、そちらに変更する。
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5分ほど行った作業小屋の先を左に入り(写真上)、急坂を登り民家を何軒か見送ると、山道の四つ辻(写真下)に出る。左折すると民家の庭先に出そうになるため、方向確認して戻り直進する。 杉林の山道が次第に薄くなり終いにはなくなったため、ところどころ赤テープの付けられたケーブルに沿って登る。
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2つの堰堤の左を登る(写真)と急傾斜となり、左に少し行くと明確な道に行き当たり、右にゆるやかに登り2度折り返して林道に飛び出す。
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右50mほど先に見える林道分岐(神流工房Harigayaと記されたヒョウタンの道標あり)(写真)を左に入る。
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さらに100m足らずでピンクの道標(写真)を左へ入ると、ほどなく大きな古民家前に出る。
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道なりに杉林に入り、洞に小さな天狗の像が置かれた大岩を過ぎると、林道様の広い道に出て右にたどる(写真)。 落ち葉と残雪を踏みジグザグに登るが、ところどころに枝道が分かれ、ピンクの道標が頼りになる。 沢を高巻くような水平な道からゆるやかな登りになり、ピンクの道標の先に白いガードレールが見えると、何度かの折り返しで林道に飛び出す。
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10:03 御荷鉾スーパー林道出合に到着(写真)。
地形図の合流点より50mほど東のカーブを出たあたりになる。 林道を西にたどる。いつの間にか石神峠を過ぎ、通行止めの下山道を左に、妹ヶ谷不動尊への遊歩道を右に見送れば、ほどなく東御荷鉾東登山口に着く。
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10:18 東御荷鉾東登山口に到着(写真)。
思いがけず展望が良く、両神山を始めに奥秩父の山々を一望する。 登山口には詳細な情報が記された御荷鉾山登山道の案内板がある。
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林道のような広い道に入るが、すぐに道標(写真)を左の東御荷鉾山からの尾根に上がる。 最初はゆるやかな登りも、すぐにジグザグの急登が続くようになる。残雪も最初は途切れがちだが、高度を上げるにつれ厚みを増し、しっかりと足跡が残っている。 古い丁石を見ると、ほどなく山頂下の石塔を右に回り込んで山頂に出る。
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赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳 |
11:11 東御荷鉾山山頂に到着(写真右上)。昼食。
狭い山頂は不動明王が祀られていて、横にベンチが置かれている。 予定ではオドケ山までをコースに入れていたが、ここで11時を過ぎていたため無理と判断。ベンチもあることだし、ノンビリと昼食を取ることにした。風もなく陽射しが暖かい。 不動明王像の足元で雪に埋もれていた山頂標識を掘り出し記念撮影をする(写真右上)。 展望は南側が開け、笠山、堂平山、武川岳、武甲山、大持山、丸山、城峰山、両神山、二子山、破風山、木賊山、甲武信ヶ岳、三宝山、国師ヶ岳、金峰山、御座山などの奥秩父の山並み(写真下)や、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳などの南八ケ岳(写真右下)を一望する。 北側には浅間山や草津白根山、榛名山方面が見えているが、かなり木立が煩い。
東御荷鉾山山頂からのパノラマ |
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11:50 東御荷鉾山山頂を出発。
雪の尾根の急下降からコル(写真)で左に巻き、釜伏山とP1184の南側の山腹をたどる。 いったんコルで尾根に戻るが、すぐに小ピークを左に巻き、そのまま尾根の斜面から東御荷鉾西登山口になる御荷鉾スーパー林道に降り立つ。右にわずかで林道が分岐する投石峠に着く。
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12:22 西御荷鉾東登山口(投石峠)に到着(写真)。
道標から痩せた尾根に乗る。 すぐに丸太の土留めの階段を交えた急登が続く。
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ヒノキ林の広い尾根の急登から北尾根(小柏口)分岐(写真)を過ぎると、ほどなく不動明王の祀られた山頂東端に登り着く。
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13:00 西御荷鉾山山頂に到着(写真右上)。小休止。
東西に広い山頂は解放感があり、東御荷鉾山と違って立派な山頂標識も立てられている。東西に不動明王(写真右下)が祀られているが、それぞれ北と南に睨みを利かせている。 展望は南北に良く、南に笠山、堂平山、丸山、二子山、城峰山、二子山、武川岳、武甲山、大持山、雁坂嶺、破風山、木賊山、甲武信ヶ岳、三宝山、国師ヶ岳、両神山、二子山などを一望する(写真下)。 北に浅間山、浅間隠山、草津白根山、横手山、岩菅山、烏帽子岳、仙ノ倉山、万太郎山、茂倉山、谷川岳、掃部ヶ岳、榛名富士、相馬岳、水沢山、四阿山、鼻曲山、妙義山、赤城山、日光白根山、皇海山、袈裟丸山、男体山などを一望する(写真下)。
西御荷鉾山山頂からのパノラマ |
浅間山 |
四阿山、妙義山 |
浅間隠山、草津白根山、岩菅山 |
谷川連峰、榛名山 |
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13:30 西御荷鉾山山頂を出発。
下り始めるとすぐ西御荷鉾中央(南)登山口への道を左に見送る(写真)。広い尾根のジグザグの急下降からゆるむと次第に尾根が狭くなり、コルの手前で左に巻くように下り西御荷鉾山西登山口になる御荷鉾スーパー林道と県道71号線の合流地点に降り立つ。
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13:52 西御荷鉾山西登山口に到着(写真上)。
県道71号線を5分ほど南下した左カーブで、右の若御子尾根ルート入口に入る(写真下)。
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山腹に沿った林道のような広い道を10分ほど進むと、前方に鳥居が見える尾根の突端のような場所に出る(写真)。右の尾根の一段高い場所に道標があり、秋葉峠への道標とその先に黄色のテープが幾つか見える。
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鳥居を潜り尾根をゆるやかに下り、桐ノ城分岐のあるコル降り立つ(写真)。ここから踏み跡のない雪の付いた尾根を登り返す。
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14:19 桐ノ城山山頂に到着(写真)。小休止。
狭い山頂に標識と小さな祠がある。周りを林に囲まれ、冬枯れの木立の合間に東西の御荷鉾山が見えている。
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14:24 桐ノ城山山頂を出発。
コルに戻り、Uターン気味に右に折れ、桐ノ城山山腹をたどる。道は急斜面に極く細く付いていて、落ち葉や残雪で滑りやすい。 尾根に乗ったり巻いたりを繰り返し、P954の左を巻いて尾根に戻る手前で道標を右に上がる(写真)。
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14:45 石尊山(P954)山頂に到着(写真)。
山頂標識があるものの、狭く未整備。 すぐに引き返して下り、小ピークを右に巻いて下り、コルから登り返して10分足らずで小ピークに登り着く。
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15:04 若御子山北峰に到着(写真)。
名もない小ピークかと思いきや、標識があり若御子山北峰となっている。 石尊山ほどではないが、ここも狭く未整備といった感じだ。 ここもすぐに下山する。 ロープの付けられたやや急な下りからゆるやかに登り返し、P891に登り着く。
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15:13 若御子山南峰(P891)に到着(写真)。小休止。
広い山頂で同じような青い板金で作られた山頂標識がある。周囲を雑木林に囲まれ展望は良くないが、冬枯れの木立の合間に御荷鉾三山(オドケ山、西御荷鉾山、東御荷鉾山)を一望する。
15:20 若御子山南峰を出発。
緩急のある若御子尾根を途中竹林や杉林、雑木林などを交えてひたすら下る。
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15:49 若御子尾根ルート登山口に到着(写真上)。
右に折れ10分ほどで舗装路に飛び出す(写真下)。ここで左折し100mほど先を右折したが、正面のガードレール横の細い脇道を下った方が早いようだ。 シェステやまの花(老人ホーム)の先の丁字路を右に、さらに三叉路を左に行けば国道に行き当たる。 左にわずかで万場バス停のある交差点を右折すれば、神流川公園公共駐車場に着く。
16:19 神流川公園公共駐車場に到着。
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◎ 感想
オドケ山まで視野に入れていたが、東御荷鉾山11時過ぎ着で諦めた。法久入口までバス移動なら可能だろうか。さすがに車道歩き1時間20分は長過ぎた。しかし、後日確認すると西御荷鉾西登山口からオドケ山を往復1時間ほどだと分かり、事前の調査不足を悔いた。何のことはない行けたのである。
両山頂とも展望は良いが、特に西御荷鉾山は広々として解放感があり、積雪期以外なら草地でノンビリできそうだ。東御荷鉾山で昼食を取ったことをちょっと後悔した。
法久地区は諏訪神社経由を変更し、最も西の道をたどった。民家を過ぎると山道になり、踏み跡も次第になくなる。ケーブルに沿って堰堤の左を上がって行くと、明瞭な踏み跡に行き当たり、2度折り返すと林道に出る。
古民家から先はところどころ道が枝分かれしているが、ピンクの標識(国道方面を指すものだが)を拾って行けば、御荷鉾スーパー林道の石神峠東200mあたりに飛び出す。これ以後は道標が良く整備され、迷うところはない。西御荷鉾山山頂から先はトレランの道標が目に付く。
東御荷鉾東登山口から西御荷鉾西登山口までは、ほぼ残雪歩きになるが、アイゼンの必要性はまったく感じなかった。ただ、トレースを外すと足首くらいまで潜ることがあった。
西御荷鉾山から若御子尾根ルートは青い板金の分かり易い道標が目に付く。個人設置のようだが、感謝したい。
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