玄岳 798.5m
◎ 山行情報
山行日 2017年10月9日(月) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/伊豆半島
アクセス/出発地 車/丹那断層公園駐車場から周回
行程詳細 丹那断層公園駐車場(8:25-8:35)→ 熱函道路(県道11号線)(8:49)→ 玄岳登山道入口(8:59)→
氷ヶ池分岐(9:33)→ 氷ヶ池西湖畔(9:39-9:44)→ 氷ヶ池南湖畔(9:49-9:54)→ 伊豆スカイライン(9:57)→
熱海分岐(10:13)→ 玄岳山頂(10:21-11:21)→ 伊豆スカイライン(駐車場側)(11:31)→
氷ヶ池分岐(11:44)→ 分岐(11:53)→ 熱函道路(県道11号線)(12:26)→ 丹那断層公園駐車場(12:43)
所要時間/距離 行動時間:2時間58分 休憩時間:1時間10分 合計:4時間8分/8.52km
服装/装備 半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、ハイキングシューズ
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
8:25 丹那断層公園駐車場に到着(写真)。
1台駐車中の車があったが、すぐに出て行った。トイレあり。
2004年のときは左から行けることを知らなかったため、駐車場を出て右、すぐにまた右に折れ、車道に出て県道135号線三差路を右折した。事前に左からも細い道をたどって県道に出る近道があることを確認している。
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8:35 丹那断層公園駐車場を出発。
駐車場を出て左へ。100mほどで左に脇道(写真)があるが、見過ごして50mほど先で引き返す。脇道に入り民家に行き当たって左に折れ、あまり使われていないのだろう、やや荒れた道をしばらく道なりに進む。途中急坂があり、歩き出しの足に堪える。 左から合流する道を見送り、民家の横から県道135号線に出て右折し、100mほどで熱函道路(県道11号線)に出る。
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8:49 熱函道路(県道11号線)に到着(写真)。
道路を渡り(交通量が多いので注意)、玄岳登山道の道標に従って林道に入る。
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富士山 |
分岐を左に進むと突然前方が開け、休憩所のような小広い場所があり、正面に富士山(写真)を望む。 さらに杉林をゆるやかに登ると、5分ほどで玄岳登山道入口になる三差路に着く。
今日一番の富士山だったかも。。。
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8:59 玄岳登山道入口に到着(写真上)。
玄岳登山道の道標があり、スカイラインまで1.4kmとなっている。 左に入り、クモの糸を払いながら急な坂道を上ると、再び三差路(写真下)に出る。道標はあるが、文字が消えかけて読めない。 左に入るとほどなく大岩を眼前にして左へカーブし、舗装が終わるとやっと登山道らしくなる。 ヒノキ林をゆるやかに登り、一度折り返して浮き石がゴロゴロする急坂を登るようになる。
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笹のトンネル(写真)に入り、しばらくすると露岩の道から少し開けた場所に出る。 ここからは沼津アルプスや沼津市街、愛鷹連峰、富士山を一望する。 この先笹やススキなどが生い茂り、朝露の残る薮漕ぎを強いられる。
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9:33 氷ヶ池分岐に到着(写真)。
左は氷ヶ池、右は伊豆スカイライン駐車場になる。左に道を取り、相変わらずの薮漕ぎから二分する踏み跡を左に入り、氷ヶ池湖畔に出る。
9:39 氷ヶ池西湖畔に到着。小休止。
2004年のときは広々と草地でノンビリするにはいいと思っていたが、笹薮状態でとてもノンビリはできない。
9:44 氷ヶ池西湖畔を出発。
先に進むと、途中には思いがけずホトトギス、イガアザミ、ヨメナ、コセンダングサ、ヒヨドリバナ、 タムラソウなど多くの花が見られる。
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9:49 氷ヶ池南湖畔に到着(写真)。小休止。
南側から湧き水が流れ込んでいる。池の奥に富士山が見え、岩などに腰掛けて休憩するには良さそうだ。
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9:54 氷ヶ池南湖畔を出発。
ススキを掻き分けて進むと、すぐに伊豆スカイラインに飛び出し、右に進む。 土手上のマツムシソウを見ながら進み、熱海新道からの進入路の先50mほどの、石垣の切れ目を上がる(写真)。 尾根上には玄岳料金所方面から道が延びてきて、湿って滑りやすい路面の急登が続く。
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ゆるむと左に熱海からの道が合流し(写真)、1株のリンドウを見て笹の間をゆるやかに登り、最後は笹を掻き分けて急登し山頂に飛び出す。
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10:21 玄岳山頂に到着(写真右)。昼食。
笹が借り払われて広々とした山頂には目立つ標識と三角点がある。三角点は南側の笹の生い茂った境にあり、標柱の元に落ち葉に隠れていた。 南側以外は展望が良く、南西から北へと伊豆半島、沼津アルプス、駿河湾、沼津市街、愛鷹連峰、富士山、箱根山と大パノラマが広がる(写真下)。 また、少し東側に移動すると、北東から東に真鶴岬、熱海港、駿河湾、初島、大島などを一望する。 パラググライダーが多く飛んでいる。電波塔の先にフライト場所があるようだ。
玄玄岳山頂からのパノラマ(南西から北) |
真鶴岬 |
熱海港 |
初島、大島 |
富士山とパラグライダー |
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11:21 玄岳山頂を出発。
北側の道に入り駐車場へと降りて行く。若干笹に覆われ気味だが、借り払われている場所もあり、家族連れなど気楽に登りたい人向けの道なのだろう。 っが、途中にはロープの張られたやや急坂(写真)もある。
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伊豆スカイラインを横切り、少し右の注意看板の立っている草深い入口(写真)を入る。
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どこが道なのか分からないほど、笹やススキに覆われている(写真)。 空には優雅に多くのパラグライダーが舞っている。それでも最初はゆるやかな下りなので、薮漕ぎも手慣れたものだったが、次第に傾斜が増すとともに、ロープの張られた湿った路面の急下降になり、そのロープに掴まりながら下る。 傾斜がゆるみ前方に尾根が見えてくると、ほどなく往路で道を分けた氷ヶ池分岐に出る。
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11:44 氷ヶ池分岐に到着。
左に折れ往路を戻る。 往路では薮漕ぎに夢中で気付かなかったが、イタドリが咲いている。 少し開けた場所から5分ほど下った笹のトンネルの中(600mあたり)でピンクのテープを右に入る(写真)。 しばらく明瞭な踏み跡とピンクのテープがあるが、次第に踏み跡は薄くなり、ピンクのテープもなくなる。
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踏み跡に沿って竹薮を突き抜けると急斜面になり、3mほど下に獣道のような細い踏み跡が右に続く(写真)。 念のためここでGPSで方角を確認する。
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踏み跡に沿って進むと次第に道は明瞭になり、トラバース気味に進んできた道が尾根に上がると踏み跡が途切れ(写真)、見回すと左の少し抉れた場所にピンクのテープが見えた。GPSで確認するとドンピシャだ。 抉れた場所を下ると、再び道は明瞭になり、舗装路に出て5分ほど下り熱函道路に出る。
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12:26 熱函道路(県道11号線)に到着(写真)。
横切り反対側の道を下り、県道135号線に出たら右へ下り、酪農王国オラッチェへの道を右に見送る。
12:43 丹那断層公園駐車場に到着。
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◎ 玄岳で出逢った花たち
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ホトトギス
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イガアザミ
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ヨメナ
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ヨメナ
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コセンダングサ
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ヒヨドリバナ
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タムラソウ
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マツムシソウ
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リンドウ
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イタドリ
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ホトトギス
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◎ 感想
2004年に今回とほぼ同じコースで登っている。その時に氷ヶ池湖畔の広々とした草地で、しばしノンビリと休憩したのを覚えている。
そのときは3月下旬。さて今回は・・・
舗装路から浮き石のゴロゴロした道になるがよくある登山道。
途中の笹のトンネルからは薮漕ぎの連続。しかも朝露でズボンはビショビショ。。。当然ながら(?)氷ヶ池周辺も背の高さほどの笹やススキで覆われている。
伊豆スカイラインを越えて山頂までは、湿った路面の急登で滑りやすい。直下にも薮漕ぎがある。
山頂の南側は笹が邪魔で展望はないが、それ以外は大パノラマが広がる。
山頂からは北側の尾根を下るが、駐車場からの観光客を考えてか、笹が借り払われて歩きやすい。
伊豆スカイラインを越えると、猛烈な薮漕ぎ+急下降が待っていた。
標高600mあたりで右に入るルートは薦められない。ほとんど歩かれていないのだろう、不明瞭な場所がありGPSやコンパス+地図必携。
とにかくこんなに薮漕ぎを強いられるとは夢にも思わなかった。笹やススキの枯れた季節以外は歩かないほうが良さそうだ。そうなると、今回出逢った花は見られないのだが。。。 ただ、枯れただけで平坦な草地になるのだろうか。。。