武川岳、二子山、伊豆ヶ岳

武川岳 1,051.7m 二子山 882.8m 伊豆ヶ岳 850.9m

 山行情報

山行日       2016年12月11日(日) 快晴

山頂所在地/山域  埼玉県/奥武蔵

アクセス/出発地  車/道の駅果樹公園あしがくぼ第二駐車場から周回

行程詳細      道の駅果樹公園あしがくぼ第二駐車場(6:30-6:55)→ 二子山・武川岳登山口(6:57)→ 二子山雌岳山頂(8:10-8:15)→
          二子岳雄岳山頂(8:21-8:26)→ 焼山山頂(8:57-9:02)→ 鳶岩山山頂(9:36)→ 武川岳山頂(9:54-10:05)→
          前武川岳山頂(10:18)→ 山伏峠(10:55-11:00)→ 伊豆ヶ岳山頂(11:42-12:30)→ 五輪山山頂(12:36)→
          小高山山頂(12:52)→ 正丸峠(13:10)→ 正丸山山頂(13:20)→ 川越山山頂(13:36)→ 旧正丸峠(13:45)→
          追分の道標(14:13)→ 旧正丸峠入口(14:17)→ (県道53号線)→ 正丸トンネル交差点(14:22)→
          (国道299号線)→ 道の駅果樹公園あしがくぼ第二駐車場(15:10)

所要時間/距離   行動時間:4時間52分 休憩時間:1時間25分 合計:6時間17分/12.7km

服装/装備     ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

6:30 道の駅果樹公園あしがくぼに到着(写真)。

パンを食べトイレを済まして、横瀬川西対岸にある登山者専用の第二駐車場に移動する。

6:55 道の駅果樹公園あしがくぼ(第二駐車場)を出発。

駐車場を出て右の橋を渡る。左が道の駅果樹公園あしがくぼ、右が登山道入口で登山ポストや案内板がある(写真)。

すぐ先左にある西武秩父線のトンネル(写真)を潜り左に進み、右に折り返して斜面に取り付く。
やや急登から尾根を乗り越し、杉林をゆるやかにたどる。大岩あたりで沢沿いのゆるやかな登りとなり、何度か渡り返しながら徐々に高度を上げる。

沢を横切り明るい雑木林から少し荒れ気味の沢沿い(写真上)を急登し、尾根に乗り大きく折り返して高度を上げ、P770と二子山とのコルに登り着く(写真下)。道標では左は山道行き止まりとなっている。右には木立の合間に武甲山が見えている。
右に折れると尾根は細くゆるやかから少し広い急な登りに変わり、ひとゆるみの後ロープの張られたかなり急な登りが続き、少しゆるんで山頂に飛び出す。

8:10 二子山雌岳山頂に到着(写真)。小休止。

右から尾根コースが合わさる。小広い山頂は木立に囲まれ展望はない。

8:15 二子山雌岳山頂を出発。

急下降から登り返しの急登で二子岳雄岳山頂に飛び出す。

8:21 二子岳雄岳山頂に到着(写真右)。小休止。

三角点のある場所は木立が煩いが、少し先からの展望が良く、武甲山を始めに両神山、オドケ山、西御荷鉾山、東御荷鉾山、秩父市街を一望する(写真下)。

二子岳雄岳山頂からのパノラマ

8:26 二子岳雄岳山頂を出発。

短い急下降からおだやかな稜線が続く。左に林道への分岐(写真)を見送ると、いくつかゆるやかな小ピークを越え、短い急登から焼山山頂に飛び出す。

8:57 焼山山頂に到着(写真)。小休止。

山頂は狭いが、展望が良く、ここからも武甲山から両神山、御荷鉾山系、秩父市街、榛名山などを一望する。また、振り返ると歩いてきた二子山(雌岳、雄岳)とP847が見えている。

9:02 焼山山頂を出発。

急下降から左に林道を合わせ、ゆるやかなアップダウンから林道が分岐する地点に降り立ち左に入る(写真)。すぐ先に武川岳への登山道を示す道標がある。

林道が分岐する地点に降り立ち左に入る。すぐ先に武川岳への登山道を示す道標がある。
200mほどで右の稜線への登り口があり(写真)、登山道を示す道標が無造作に置かれている。
ときどき短い急登を交えながら冬枯れの明るい稜線を登り、小ピーク上で右に折れ、ゆるやかにたどる。大きな岩を過ぎれば、ほどなく岩の露出した場所に出る。

9:36 鳶岩山山頂に到着(写真)。

登山道の一角という感じで、木に小さな山頂標識が付けられているだけで、ウッカリ通り過ぎてしまいそうだ。記念撮影も早々に先に進む。
前方に木立越しになだらかな武川岳山頂を見ながらゆるやかに下り、登り返しで小ピークを越えゆるやかに登れば、ほどなく武川岳山頂に登り着く。

岩茸石山、棒ノ折山、大岳山

9:54 武川岳山頂に到着(写真上)。小休止。

平坦で広い山頂には幾つかのベンチが置かれ、南側に展望が開け、岩茸石山や棒ノ折山、大岳山などを一望する(写真下)。
三角点を探したが見つからず、下山後ネットで調べると、現在はなくなっているらしい。

10:05 武川岳山頂を出発。

往路を左に見て山頂一角を東へわずかに進み、分岐(写真)を右に折れ山伏峠・天狗岩方面に向かう。
短い急下降を交えて下り、ゆるやかに登れば10分ほどで前武川岳山頂に着く。

10:18 前武川岳山頂に到着(写真)。

ベンチと分岐を示す道標があるものの、山頂標識は登山道の傍らに置かれているため、それに気付かないと通り過ぎてしまいそうだ。実際先行者は立ち止まることもなく、通り過ぎて行った。
山頂標識を持っての記念撮影も早々に先に進む。

短い急下降を交えてゆるやかに下り、800m付近で林道を横切る(写真)。
少し先の伐採地で前方に伊豆ヶ岳を見てヒノキ林の中を下り、名栗げんきプラザへの道を左に分けるとほどなくフェンスに行き当たり、左にわずかに移動して県道53号線に降り立つ。

10:55 山伏峠に到着に到着(写真)。小休止。

反対側の石段を上がり、左側の平地で休憩を取る。

11:00 山伏峠を出発。

登り口を右に進み、5分ほどで左手に張られた縄(しめ縄?)を潜り(写真)、尾根を急登する。
2つの小ピークと痩せ尾根を越え、急登から岩峰を右に巻いて、直下の尾根をジグザグに急登する。

道は直進方向にも延びているので、縄を通行止めと勘違いしそう(写真)。

天目指峠への道を右に分け(写真)、さらにひと登りで伊豆ヶ岳山頂南側の岩場に登り着く。

大持山、小持山、武川岳、武甲山
スカイツリー、新宿高層ビル

11:42 伊豆ヶ岳山頂に到着(写真上)。昼食。

山頂は南北に細長く広いが、多くの登山者で賑わっている。
登り口の岩場で風を除けながら昼食を取る。
展望はまずまずで、三角点のあたりの西側には枝越しに大持山から小持山、前武川岳、武川岳、武甲山、二子山(写真中)、
北側の岩場あたりから南東方面に新宿方面の展望が広がり、スカイツリー(写真下)も確認できる。

12:30 伊豆ヶ岳山頂を出発。

前回(2005年5月)上がってきた女坂は通行禁止になっていて、見える範囲は荒れて無残な姿になっている。
北側の岩場の左から急斜面を何度か折り返して下り、女坂の途中で合流する(写真)。
道標にここから山頂までの女坂が危険であることが表示され、ロープで通行止めになっている。

ここからは以前に歩いた女坂を下り、クサリ場との分岐のコルに出て、左へわずかで正丸峠への分岐を右に見送り五輪山山頂(写真)に飛び出す。
広い平地で幾つかベンチが置かれているが、展望は良くない。
正丸峠方面の稜線に入り、丸太の土留めの階段の急下降から道標を左右と折れ、道標の先の急な尾根を避けるように迂回する。そのまま稜線を下っても問題なさそうだが。。。

少し先の小ピークとのコルで道は尾根の左を巻いて延びている。地形図にもあるように尾根上にも道は付いているが、かなり薄いため地形図を持っていないと気付かないかも知れない(写真)。巻き道ではつまらないので、迷わず尾根道に上がる。

小ピーク上で正丸駅への道が右に分かれる地点の道標には大蔵山(写真上)、下った先の巻き道との合流地点の道標には長岩峠(写真下)とそれぞれ記されている。

すぐ先で名栗げんきプラザ(よく出てくる名称だ!?)への道を左に分け、ひと登りで小高山山頂(写真)に出る。山頂からは二子山雄岳とP847が見られる。山頂には標識だけだが、北側の一段低い場所にベンチが置かれている。
五輪山や大蔵山もそうだが、地形図上では名もない小ピークにもかかわらずちゃんとした標識があるのには驚いた。
小さなアップダウンはあるものの概ねおだやかな稜線歩きが続き、関東ふれあいの道の立派な標石を右へゆるやかに下ると、ほどなく茶屋の裏で正丸駅への道を右に分け正丸峠に降り立つ。

13:10 正丸峠に到着(写真)。

道路の反対側左の正丸山・旧正丸峠の道標が立つ石段を上がり、関東ふれあいの道コース案内図を見てやや急な尾根を登ると、ほどなく東屋のある首都圏自然歩道休憩地に着く。

ゆるやかな登りから急登に変わり、最後は丸太の土留めの階段を登って正丸山山頂(写真)に飛び出す。

さらにおだやかな稜線をたどり、6分ほどで川越山山頂(写真)に着く。ここには三角点がある。
東に向きを変えた下り始めはゆるやかだが、丸太の土留めの階段を交えた急下降から旧正丸峠に降り立つ。

13:45 旧正丸峠に到着(写真)。

ここは四つ辻になっていて、直進は虚空蔵峠・刈場坂峠方面、右は正丸駅方面になる。
左の初花・芦ヶ久保方面に下る。
下り始めは地形図の道とは異なり、P706の北西斜面を北東に大きくトラバースした後折り返し、コルに突き上げる沢へ降りてたどって行く。最初は薄い踏み跡が続くが、目印のテープを拾いながら下る。

少しして左岸を高巻くような明確な道が続き、川越山山頂から降りてくる沢を横切り、次の沢を右に折れる。
両脇に杭が立てられた道(写真上)をたどり、治山ダム(間伐材で造られた堰堤)とベンチのある本沢(写真下)に行き着く。

ここから本沢沿いの下りからほどなく舗装路に変わり、追分の道標(写真)を見るとほどなく県道53号線に行き当たる。

14:17 旧正丸峠入口に到着(写真)。

右折から5分ほどで国道299号線の正丸トンネル交差点を、右に正丸トンネルを見て左折する。
しばらく国道を北上し、赤谷トンネルは左の旧道を迂回する。道の駅果樹公園あしがくぼの東側の信号で左の橋を渡り、道の駅内を突っ切る。

15:10 道の駅果樹公園あしがくぼ(第二駐車場)に到着。


 感想

前半の二子山から武川岳までは至る所で展望が得られる。武川岳ではカタクリも見られるとのことで4月中旬が良さそうだ。
前回の2005年5月のときはそれほどでもなかったはずだが、伊豆ヶ岳は多くの登山者で賑わっていた。ここから旧正丸峠までは概ねおだやかな稜線歩きが続くが、展望がほとんど得られないためか、登山者は少なく静かな山行ができる。ほとんどは五輪山から正丸駅へ下山するのだろう。


 日帰り温泉

秩父湯元武甲温泉

かなり歴史がありそう。日曜日午後4時なりの混み方だが、混雑という感じではない。浴槽も洗い場も待つなんてことはなく、休憩場は1階と2階にあるが、2階は貸し切り状態だった。
温泉はごく普通。