釈迦ヶ岳、孔雀岳、仏生嶽
2022.02.03
釈迦ヶ岳 1,799.9m 孔雀岳 1,779m 仏生嶽 1,805.2m
◎ 山行情報
山行日 2016年5月14日(土) 晴れ
山頂所在地/山域 愛知県/近畿 大峰山系
アクセス/出発地 車/太尾登山口駐車場から往復
行程詳細 太尾登山口駐車場(6:30-6:50)→ 稜線出合(P1434)(7:12)→ 不動小屋登山口分岐(P1465)(7:30)→
古田の森山頂(P1618)(8:01-8:06)→ 千丈平(8:36)→ 奥駆道分岐(8:50)→ 釈迦ヶ岳山頂(8:56-9:06)→
馬ノ背(9:13)→ 空鉢岳(9:35)→ 孔雀ノ覗(10:04)→ 孔雀岳山頂(10:12-10:17)→ 仏生嶽山頂(10:56-11:40)→
孔雀岳分岐(12:16)→ 釈迦ヶ岳山頂(13:18-13:30)→ 不動小屋登山口分岐(P1465)(14:26)→
稜線出合(P1434)(14:38)→ 太尾登山口駐車場(14:52)
所要時間/距離 行動時間:7時間46分 休憩時間:1時間16分 合計:8時間2分/14.6km
服装/装備 半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
3:30 起床。
大宇陀温泉あきののゆで車中泊。 起床後洗面とトイレを済ます。
4:00 大宇陀温泉あきののゆを出発。
2時間ほどで着く予定だったが、途中国道168号線の工事で迂回することになり、2時間半ほど掛かった。
6:30 太尾登山口駐車場に到着(写真)。
林道両側15台ほどの駐車スペースに、すでに5〜6台駐車している。 おにぎりを2個食べ、トイレを済まして準備にかかる。
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6:50 太尾登山口駐車場を出発。
登山口の丸太の土留めの階段(写真)を上がり、雑木林の中シロヤシオやシャクナゲを見ながら、途中短いハシゴを2本越え尾根をゆるやかに登る。
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7:12 稜線出合(P1434)に到着(写真)。
案内板では赤井谷へ下る稜線の南側コースは危険になっている。北東側へ稜線をたどる。
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右前方に尖った大日岳を見ながら、コバイケイソウが群生するおだやかな稜線(写真)をたどり、小ピークを越え20分足らずで不動小屋登山口分岐(P1465)に着く。
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7:30 不動小屋登山口分岐(P1465)に到着(写真)。
笹原の中をゆるやかにアップダウンする展望の良い稜線をたどる。
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岩場の小ピーク(写真右)では古田の森山頂(P1618)から釈迦ヶ岳、深仙の宿、大日岳、蘇莫岳、石楠花岳、天狗岳と続く大峰山脈を一望する(写真下)。 さらに笹原を10分ほどでP1618に上がり、道を左に外れて岩が露出した標識の立つ小高い場所に立つ。
岩場の小ピークからのパノラマ |
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8:01 古田の森山頂に到着(写真右)。小休止。
少し潅木が邪魔になるが、北から東にかけて七面山、明星ヶ岳、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳、大日岳などの大峰山脈(写真下)、南から西にかけては紀伊山地の山並みが広がる。
古田の森山頂先からのパノラマ |
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8:06 古田の森山頂を出発。
登山道に戻り、小さなアップダウンを繰り返して進む。 コバイケイソウの目立つ千丈平(写真上)を過ぎると、2枚の道標の間に深仙の宿への巻き道を右に見送る(写真下)。 踏み跡が薄く案内もないので、事前に知っていないと見落とすだろう。
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すぐ上にはかくし水と呼ばれる水場(写真)があり、飲んでみると冷たくて美味い。
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このあたりから登りは急になり、踏み跡が錯綜する笹原を登ると、稜線をたどる奥駆道に行き当たる(写真)。先ほどの巻き道とは深仙の宿あたりで合流するようだ。 立枯れの木が目立つ笹原を登り、岩場に変わると、ひと登りで釈迦像の建つ山頂に登り着く。
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8:56 釈迦ヶ岳山頂に到着(写真右)。小休止。
立派な釈迦像と錫杖が目を引く。登山者は誰もいなくて、思い掛けなく山頂を独り占めする。 展望は文句なく、北側に七面山から明星ヶ岳、八経ヶ岳、弥山、仏生嶽、孔雀岳、南に大日岳や天狗山、地蔵岳、涅槃岳(写真下)などを一望する。
明星ヶ岳、八経ヶ岳、弥山 |
仏生嶽、孔雀岳 |
大日岳、天狗山、地蔵岳、涅槃岳 |
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9:06 釈迦ヶ岳山頂を出発。
弥山の道標を入ると、いきなりロープの付いた岩場やガレ場の急下降が続く(写真)。
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左側が完全に切れ落ちて、覗き込むと足がすくむような痩せた岩場の稜線をたどり馬ノ背(写真)に出る。
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さらに急下降が続き、短いながらクサリ場やロープの付けられた笹のザレ場(写真)も出てくる。
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途中ヒカゲツツジの群生を見る(写真)。
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鉄鉢岩(写真上)や岩峰の空鉢岳(写真中上)、蔵王権現像の祀られた巨岩橡の鼻(えんのはな)(写真中下)、さらにキレット状の両部分け(写真下)など、次々と岩場を通過した後はおだやかな笹道が続く。
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孔雀ノ覗(写真上)を過ぎ、倒木や岩がゴロゴロする道から巻き道(写真下)を左に見送り、ひと登りで孔雀岳山頂に出る。
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10:12 孔雀岳山頂に到着(写真)。小休止。
山頂は笹に覆われ、立枯れの木や倒木が目立つ。 東側が開け、展望がある。
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10:17 孔雀岳山頂を出発。
北側の尾根を下ると、ほどなく巻き道と合流する(写真)。 比較的広い稜線だが、登山道は明瞭で目印も多くあり迷うことはない。 途中で2組の弥山(泊まりだろう)からの登山者とすれ違う。
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道は山頂手前のピークを右に巻き、さらに仏生嶽を左に巻きそうなので地形図を確認すると、そのまま山頂の西側を通り抜けている。 巻き始めの山頂南の小ピークとのコルまで戻り、稜線上を強引に進む。踏み跡は全くないが(ないはずで、山頂への道は巻いた西側にある)、とにかく倒木や枯れ木を除けながら稜線を外さないように登る(写真)。
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10:56 仏生嶽山頂に到着(写真)。昼食。
木立に囲まれ展望はあまり良くなく、枝の合間に明星ヶ岳や八経ヶ岳、弥山が何とか見えている。 ただ、山頂は草地でノンビリするには良い。
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11:40 仏生嶽山頂を出発。
西側の踏み跡っぽいところを下ると、目印も見つかり、すぐに仏生嶽を指示す道標のある巻き道に降り立つ(写真)。
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往路を戻るが、孔雀岳への山頂北側の分岐を見つけられず、鳥の水と呼ばれる水場(写真)に出る。かくし水に比べると水量は細い。
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12:16 孔雀岳分岐に到着。
孔雀の覗で釈迦ヶ岳からの登山者とすれ違う。 往路では気付かなかったが、両部分けの先の岩場でオオミネコザクラ(写真)を見つける。帰宅後調べると、コイワザクラの地域種とされ、紀伊半島でも限られた範囲にしか自生しないとのこと。ラッキーだった?。
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釈迦ヶ岳 |
空鉢岳あたりから見る釈迦ヶ岳(写真)は遮るものがなく、均整の取れた美しい三角錐の姿を見せる。
13:18 釈迦ヶ岳山頂に到着。小休止。
まだまだ、登山者が登ってくる。
13:30 釈迦ヶ岳山頂を出発。
14:52 太尾登山口駐車場に到着。
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◎ 感想
当初は孔雀岳で引き返し、大日岳を往復する予定だったが、仏生嶽まで行った。次に釈迦ヶ岳に来るときは、前鬼から登るか、同じ太尾登山口からでも赤井谷経由になり、いずれにしても大日岳はそのときに登れると判断した。
釈迦ヶ岳までは山頂直下以外はおだやかな稜線が続き、展望も良い。釈迦ヶ岳から孔雀岳までは痩せた岩稜あり、急下降ありと、ちょっと危険な場所もある。ただ、山行中ほとんどの場所で展望の良さがひかる。
◎ 日帰り温泉&車中泊
かもきみの湯
先週に引き続いて利用。
初めて車中泊したが、残念ながら駐車場のトイレは営業時間以外閉鎖されていた。
夜景が良い。