大室山〜富士山麓〜

大室山 1,468m 〜 富士山麓 〜

 山行情報

山行日       2016年10月22日(土) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/富士山麓

アクセス/出発地  車/精進口登山道富士宮鳴沢線分岐から周回

行程詳細      精進口登山道富士宮鳴沢線分岐(7:50-8:15)→ (精進口登山道)→ 富士風穴(8:23-8:28)→ (精進口登山道)→
          精進口登山道分岐(8:35)→ ブナ広場(8:39)→ 大室洞穴(9:03-9:08)→ 神座風穴(9:44-9:48)→
          大室山取付(9:53-9:58)→ 大室山山頂(10:28-10:38)→ 大室山三角点(10:50-11:00)→
          大室山火口(11:16-11:21)→ 大室山西峰周回(11:38)→ 大室山取付(12:19)→ ブナ広場(12:38-12:48)→
          石塚山山頂(13:12-13:18)→ 本栖風穴(13:28-13:31)→ 精進口登山道富士宮鳴沢線分岐(14:05)

所要時間/距離   行動時間:4時間53分 休憩時間:57分 合計:5時間50分/12.5km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図


 山行記録

7:50 精進口登山道富士宮鳴沢線分岐に到着(写真)。

ここは精進口登山道の通過地点で、路肩に5〜6台分の駐車スペースがある。

8:15 精進口登山道富士宮鳴沢線分岐を出発。

富士スバルライン五合目方面に向かうと、白いガードレールが見えゲート(写真)に行き当たる。ゲートを越え、ところどころに溶岩が露出する精進口登山道をたどる。

10分ほどで富士風穴と刻まれた石柱(写真)を右に入り、富士風穴に立寄る。

8:23 富士風穴に到着(写真)。見物。

説明を読み底に降りてポッカリと開いた風穴を覗き込むが、当然奥を見通せるわけではない。入口に近づいても何の変化もないが、夏であれば冷たい空気が上がってくるのかも知れない。

8:28 富士風穴を出発。

精進口登山道に戻り先に進むこと5分ほどで分岐に着く。

8:35 精進口登山道分岐に到着(写真)。

左に精進湖登山道を見送り、右に道を取りゲートを越えた先のブナ広場から、左に溶岩帯を見ながら大室山の北東側の裾野をたどる。地形図には破線の登山道として記されている。

次第に明瞭になる道を10分ほどゆるやかに登ると、木に付けられた大室洞穴の道標(写真)が見えてくる。
道を左に取ると、潅木の中にゆるやかな登りが続く。地形図にも明記されているため、何の疑いもなくたどるが、なかなか洞穴らしい場所が現れない。
地形図ですでに分岐した道の2/3ほど来ていることを確認、間違っていると判断して分岐まで戻る。

慎重に入口を探しながら分岐に入り直すと、すぐ左にわずかな踏み跡とその奥に赤テープを見つける(写真)。
薄い踏み跡をたどると、すぐに大室洞穴と刻まれた石柱と案内板が見えてくる。

9:03 大室洞穴に到着(写真上、下)。見物。

すぐ奥に溶岩の窪地がある。
底に降りてみるが、案内板にあるように岩塊や倒木に落ち葉などで洞穴の体をなしていない。

9:08 大室洞穴を出発。

登山道に戻り先に進む。
途中メガネ穴の道標(写真)があり(良く見れば「穴」の隣に矢印がある)、てっきりこの辺りにあるものと、道標の奥を探すが何もない(当たり前である)。

すぐに諦めて先に進み、分岐から10分ほどゆるやかに登ると、斜面に行き当たり左へ折れる(写真)。
道はP1280の南側の裾を回り込むようにゆるやかに登って行く。

神座風穴の道標(写真上)を見てから、さらに10分ほどたどり、分岐(写真下)のような道を左に見送ると、突然行き止まりになる。
神座風穴の方向を確認し、北西の斜面に入る。すぐに西に向きを変えると、先ほどの分岐道と合わさり、右にわずかで神座風穴に行き着く。

9:44 神座風穴に到着(写真上、下)。見学。

説明板によると神座風穴のほかに、蒲鉾穴や眼鏡穴(ここだった)があるようだが、神座風穴だけサクっと見て先に進む。

9:53 大室山取付に到着。小休止。

特に道標や目印などがあるわけではなく、たまたま登山者が休憩していたのと、丸太が井桁に組まれていたのでここを取付場所とした(写真)。
自殺者を見つけたことがあるとか、熊やマダニが居ること、山頂までは目印は何もないなど、5分ほど話をする。

9:58 大室山取付を出発。

まずは取り付きのゆるやかな斜面を山頂に向けて真っ直ぐに登って行く。確かに目印のようなものは何もないが、5分ほどで南東から上がってくる道に合流した(写真)。
方向からすると神座風穴からの道のように思える。

その道に従ってトラバース気味に登り、しばらくして北東に延びる大きな尾根の上辺りで道が不明瞭になり途切れる。ここで左の山頂方向を確認すると、目印の赤テープを見つける(写真上)。
赤テープに従って尾根を登り始めると、ところどころで薄いながら窪んだ踏み跡(写真下)や目印が現れる。
20分ほど登ると笹原に行き当たり、踏み跡をたどって右へ回り込みながら笹原に入る
と、ほどなく大木の立つ少し開けた場所に飛び出す。

10:28 大室山山頂に到着(写真)。小休止。

笹が刈り払われて小広くなっているものの、大木に付けられた標識がなければ山頂とはわからいだろう。雑木林に囲まれ展望は全くない。

10:38 大室山山頂を出発。

尾根を南にゆるやかに下り、踏み跡が二分するところで左へ折れる。

富士山

10:50 三角点に到着(写真上)。展望。

笹に囲まれた三角点の先の潅木を掻き分けて進むと、突然前方が開け、富士山が姿を見せる(写真下)。

11:00 三角点を出発。

分岐まで戻り、山頂からの踏み跡をそのままたどるが、すぐに火口に向かっていないとわかり再び分岐まで戻る。
踏み跡や目印はないが、適当に北西の鞍部に向けて西の斜面を斜めに下り、大木(写真)の横を過ぎる。さすがにここを歩く登山者はあまりいないようで、一部薄い踏み跡のような形跡があるだけで、やはり赤テープなどの目印はない。
なだらかな尾根に乗り真っ直ぐ下り、鞍部で右に折れれば、ほどなく火口の底に降り立つ。

11:16 火口に到着(写真)。小休止。

疎らな潅木が生える草地で、当然ながら標識などは何もない。

11:21 火口を出発。

鞍部まで戻り、火口の真西のピークに取り付く。
最初は潅木が疎らな草地に薄い踏み跡があるものの、すぐに踏み跡は消え急斜面の茨の多い藪漕ぎになる。
潅木の密生したピーク上(写真)で右に折れ鞍部に降りると、尾根伝いに続く獣道をたどる。

時々見失いながら疎らな笹や潅木の間を尾根伝いに登り、山頂に近づいてから北西を巻くように進み、山頂の北側で北東に延びる尾根に乗る。赤テープや倒木の様子から、山頂に向かうときにぶつかった笹原に出たと思われる(写真)。
赤テープを拾いながら尾根伝いに下ると(往路に比べて直線的)、20分ほどで登り始めの場所に降り立つ。

12:19 大室山取付に到着。

大室山とP1248の間の谷沿いをブナ広場に向かってゆるやかに下る。

12:38 ブナ広場に到着(写真)。昼食。

ブナ広場では多くの樹海ツアー客が昼食中なので、こっちもゲート付近で昼食を取る。

12:48 ブナ広場を出発。

少し戻って右に折れると、溶岩帯に行き当たり、その溶岩帯と大室山の裾野に沿って進むようになる。踏み跡は明瞭に付いている。
本栖風穴への分岐を探しながら進むが、見つけられないまま石塚山(P1198)と大室山の鞍部(写真)に登り着き、適当に右に折れ石塚山に取り付く。
枯れ木や枯れ葉に覆われた溶岩帯をひと登りで石塚山の南側に登り着く。

13:12 石塚山山頂に到着(写真)。周回。

火口を周回してみる。

写真は火口を覗き込んでいるところ。

13:18 石塚山山頂を出発。

往路を戻る。
行きでは全くわからなかったが、こちからでは本栖風穴への分岐がハッキリ分かる(写真)。

13:28 本栖風穴に到着。見学。

ここにも富士風穴や大室洞穴同様に石柱(写真上)と案内板が立つ。ロープが張られ、降りることができないのが残念だ(写真下)。

3:31 本栖風穴を出発。

途中明確な右カーブ(写真)を直進してしまうが、何とか元の道に戻る。

14:05 精進口登山道富士宮鳴沢線分岐に到着。


 感想

大室山山頂へは決まった登山道はないため、いろんな方向から登られているが、もっとも多いと思われる神座風穴先から登った。
三角点までは赤テープなどの目印などがあり、迷うことなく行ける。
三角点からの西廻りコースは、明確な踏み跡はおろか目印もないので、尾根伝いとは言えルートファインディングが必要になる。しかも途中には短いながらイバラ混じりの藪漕ぎもある。
また、大室山取付で休憩中の登山者の熊やマダニがいるとの話から、季節は晩秋に限られそうだ。
唯一の展望所からは富士山が美しい。