帯那山、水ヶ森
2022.01.28
帯那山 1,422m 水ヶ森 1,553.2m
◎ 山行情報
山行日 2016年11月4日(金) 晴れ
山頂所在地/山域 山梨県/奥秩父山塊
アクセス/出発地 車/鼓川温泉駐車場から周回
行程詳細 鼓川温泉駐車場(5:30-6:30)→ 林道一ツ木線入口(7:09)→ (林道一ツ木線)→ (林道一ツ木水ヶ森線)→
林道一ツ木水ヶ森線終点(8:15)→ (林道水ヶ森線)→ 水ヶ森取付(8:25-8:30)→
水ヶ森北峰山頂(8:58-9:05)→ 水ヶ森山頂(9:20-9:30)→ 新弓張峠(10:00)→
奥帯那山山頂(10:58-11:03)→ 帯那山山頂(11:10-12:10)→ 見越山山頂(12:28)→
P1307(13:15)→ 古峠(13:52)→ 金光山山頂(14:05-14:10)→ 首岩(14:13)→ 清八峠(14:34)→
八幡山山頂(14:56)→ 桜峠(15:27-15:32)→ 県道206号線(15:50)→ 鼓川温泉駐車場(16:05)
所要時間/距離 行動時間:7時間58分 休憩時間:1時間37分 合計:9時間35分/23.6km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
5:30 鼓川温泉駐車場に到着(写真)。
幸いにも(?)温泉は休日で、駐車場を使っても迷惑にならない(?)。 おにぎりと食べてから30分ほど休憩し、上の運動場のトイレを借りる。
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6:30 鼓川温泉駐車場を出発。
駐車場奥の左を上がり、車道を左に進む。 県道206号線に出て30分ほどで、左の林道一ツ木線(写真)に入る。 途中で林道東山中部線との交差を直進し、さらに10分余りで、分岐を右の林道一ツ木水ヶ森線に入る。
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少し色づいた木々を見ながら25分ほどで、林道水ヶ森線に行き当たり(林道一ツ木水ヶ森終点)左折(太良峠方面)する(写真)。 林道水ヶ森線を10分ほどたどれば、水ヶ森の取付なるカーブミラーのある左カーブに着く。
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8:25 水ヶ森取付に到着(写真)。小休止。
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8:30 水ヶ森取付を出発。
カーブミラーの右から尾根に上がる。 踏み跡のない広い尾根を右の急斜面と平行に南下すると、少しずつ右に方向を変えながら尾根は狭くなっていく。 すぐに広々とした平坦地(写真)に出たため地形図を確認すると、水ヶ森北峰とP1430とのコルから少し西側の、水ヶ森北峰からの尾根裾になる。 ゆるやかに右に折れて尾根に乗り明瞭な笹道を登るが、すぐに枯れ葉で踏み跡が不明瞭な広々とした尾根を急登する。
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8:58 水ヶ森北峰山頂に到着(写真)。小休止。
極く狭い山頂は枯れ木や枯れ葉に覆われ、とても山頂とは言えないが、唯一東側に大菩薩連嶺を一望する。
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9:05 水ヶ森北峰山頂を出発。
南側の尾根を下るが、明確な踏み跡はすぐになくなり、目印の赤テープをたどりコルに降り立ち、右に昇仙峡への道を見送る(道標あり)(写真)。 そのまま明瞭な踏み跡の付いた尾根を登り返すが、すぐに踏み跡が不明瞭なほとんど傾斜のないゆるやかな登りになる。
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9:20 水ヶ森山頂に到着(写真)。小休止。
樹林に囲まれた小広い山頂からは展望はほとんど得られず、西側の冬枯れた木々の間に山並みが見える程度だ。山頂部に冠雪が見られることから、間ノ岳から北岳、鳳凰三山辺りだろう。
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9:30 水ヶ森山頂を出発。
南西の尾根を下る。木に掴まらないと転げ落ちてしまいそうな急下降が続き、踏み跡も薄くなるが、目印のテープを拾いながら尾根を下る。 見逃したのだろうか、いつの間にか弓張峠を過ぎたようだ。 ゆるむと少し抉れた道が続き、小ピークを2つ越えた先で林道水ヶ森線が左から合わさる新弓張峠が見えてくる(写真)。
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富士山 |
10:00 新弓張峠に到着。
道標には弓張峠と記され、右に高成・昇仙峡への道が分岐する(写真上)。 南側が開け、富士山と御坂山地を一望する(写真下)。 尾根上の防火帯をゆるやかにアップダウンする。
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北岳、鳳凰山、仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳 |
途中で左に林道への道を分け、帯那山方面への入口の赤テープを少し行き過ぎてしまうが(写真上)、ピークを越えて少し下がると前方が開け、間ノ岳から北岳、鳳凰山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)、仙丈ヶ岳、アサヨ峰、甲斐駒ヶ岳を一望する(写真下)。 少し戻ってピーク上の赤テープを左へ入る(写真上)と、笹原の中に薄いながら踏み跡が続く。少し下って左に林道が見えると、小ピークを右に巻き、ゆるやかに登れば奥帯那山山頂に飛び出す。
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10:58 奥帯那山山頂に到着(写真)。小休止。
ススキに囲まれた山頂にある古びた標識には帯那山と記されている。 帯那山へ向かう途中の道標で知るのだが、ここにある三角点が帯那山の三角点になる。
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11:03 奥帯那山山頂を出発。
ゆるやかに下る途中で奥帯那山方面を示す道標(写真)があり、奥帯那山(帯那山三角点)と記されている。コルから左に巻くように尾根に乗り、少し抉れた道をたどって前方に建物が見える小高い場所を上がれば、広々とした帯那山山頂に飛び出す。
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11:10 帯那山山頂に到着(写真右)。昼食。
広々とした草地で、木造とコンクリート造りの休憩舎がある。東斜面一帯がアヤメの群生地のようだ。 南面一帯が開け、富士山、御坂山地、天子山塊、赤石岳、塩見岳、農鳥岳などの大パノラマが広がる(写真下)。 コンクリート造りの休憩舎の上からの展望が見たくて、屋根に上がってみたが、残念ながらほとんど代わり映えしない。上がる労力がもったいないだけ。。。
富士山、御坂山地、天子山塊 |
赤石岳、小赤石岳、悪沢岳 |
蝙蝠岳、塩見岳、広河内岳 |
富士山 |
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12:10 帯那山山頂を出発。
木造休憩舎側の柵に沿って下ると、眼下に林道が見えてくる(写真)が、降りないで薄い踏み跡をたどる。
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踏み跡はすぐになくなるが、コンパスで方向を確認しながら、林道の通る尾根の西斜面の歩行可能な場所を選んで進む。 適当なところで林道に上がり、右カーブのガードレール端からUターン気味に尾根に入り(写真)ゆるやかに登る。
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12:28 見越山山頂に到着(写真上)。
雑木林の中に三角点と手作りの山頂標識(写真下)がある。 そのまま北西側の尾根を境界見出杭や木のペイントに沿ってたどり、林道に出て道なりに進む。
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帯那山山頂への道標を左に上がり、山頂下の道からアヤメ群落地の中の遊歩道を降りて行く(写真)。
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山頂下の道との合流地点(写真)で2度道を間違える。 まずは山頂下への道を反対側(東側)へ進むが、すぐ間違いに気付き戻る。 2度目はアヤメ群落地を左に見て遊歩道を北にたどり、樹林に入るところで下り始めたため、これも違うと判断し戻る。 地形図ではP1381経由で林道に延びる登山道が記されているが、道はおろか踏み跡も見つからない。
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コンパスをセットしてP1381から南南東に延びる尾根を目指して、歩き易そうなところから取り付く。 ピークから少し南側で尾根に乗り、ピークを越えて北東に延びる尾根で薄い踏み跡に合流し、そのまま林道に降り立つ(写真)。朽ちかけた不法投棄禁止や禁猟区などの看板はあるが、道標などはない。 朽ちかけた看板の先から林道を越えて延びる北東の尾根に入る。
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何となく踏み跡っぽい形跡のある尾根をたどりP1307を越えると、しばらくは広い尾根を境界見出杭に沿ったゆるやかな下りが続く。 短い急下降から細い尾根をたどりコル(写真)で境界見出杭を左に見送り、直進方向の小ピークを越えると、ごく短い急下降から林道に降り立つ。
アングルミスで写真には写ってないが、左に境界杭がある。
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13:52 古峠に到着(写真)。
すぐ右に手作りの大きな道標があり、秩父裏街道古峠(鍵懸峠)と記されている。 道標から東の尾根に取り付き、やや急登から10分ほどで金光山山頂に登り着く。
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14:05 金光山山頂に到着(写真)。小休止。
山頂は狭い。古峠の道標の作成者と同じ山頂標識がある。
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14:10 金光山山頂を出発。
すぐに東隣の小ピークにある首岩(写真)に着く。 上がってみると南に富士山や御坂山地を一望する。
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道標の簡易地図では桜峠方面へは右に分岐することになるが、少し先だろうと進んでみても右側は急斜面でそれらしい道がありそうもない。立っている道標も膝立方面だけで、桜峠方面がない。 再び簡易地図(写真)を今度は念入りに見てみると、清八峠・桜峠へは首岩の東側を回り込むように記されている。
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その基部を良く見ると細く薄い踏み跡と目印のテープがあった(写真)。さっそく基部を回り込み、痩せ尾根を通過してすぐ右に切差城山への道を見送る。
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ひたすら下りが続いた後清八峠を過ぎ、小さなアップダウンから急登で八幡山(P1088)(写真)を越える。 ゆるやかな下りからP1013を過ぎて、急下降が続き廃林道に降り立つ。
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15:27 桜峠に到着(写真)。小休止。
峠っぽくない。 桜の木に小さな道標が付けられているだけで、事前に知ってないと、ここが桜峠とは思えないだろう。
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15:32 桜峠を出発。
廃林道を北上する。途中で鹿除け柵を3ヶ所抜け、橋を渡って三差路を右にわずかで県道206号線に出る。左の方が近かった。 10分ほどで鼓川温泉の看板のある丁字路(写真)を右に入れば、ほどなく鼓川温泉駐車場に着く。
16:05 鼓川温泉駐車場に到着。
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◎ 感想
4日前の大マテイ山、奈良倉山より200mも (^o^;) 長い23.6km(最長更新)の山行で疲れた。
概ね道標などはしっかりしているが、林道から水ヶ森北峰、帯那山から見越山、帯那山からP1307の3ヶ所では道がないか不明瞭なので地図とコンパスは必携だ。また、首岩から桜峠への分岐の入口も、確認せずに漫然と歩いていると膝立に降りてしまうだろう。
帯那山山頂は広々とした草地で、展望も良く、ノンビリと昼食をするには最適だ。
◎ 日帰り温泉
花かげの湯
平日にもかかわらず、結構混んでいた。地元の高齢者だと思われる。施設は若干古いような。。。