二王山、込岳山
2022.02.04
二王山 1,208m 込岳山 1,309m
◎ 山行情報
山行日 2016年1月7日(木) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/東海 安倍奥
アクセス/出発地 車/山神社駐車場から周回
行程詳細 山神社駐車場(7:08-7:30)→ 込岳登山口(7:32)→ 1180m地点(8:56)→ 込岳山頂(9:13-9:23)→
スッペン河内崩れ(10:12)→ 二王山山頂(11:16-11:34)→ 椎ノ木尾根分岐(11:52-12:30)→ 二王峠(12:48)→
二王山登山口(13:35)→ 山神社(13:53)→ 山神社駐車場(13:55)
所要時間/距離 行動時間:5時間19分 休憩時間:1時間6分 合計:6時間25分/7.62km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:08 山神社駐車場に到着(写真)。
奥仙俣に入り橋の先に薄青いトタンの小屋が見えたら、その橋の袂に二王山の道標がある。さらに渓流沿いに走り、本谷沢線の起点になる三差路を右の本谷沢線に入る。 やや舗装の荒れた細い道から茶畑の間を抜け、三差路を右に入れば、しばらくして左に小屋が見えてくる。その右に山神社への参道あり、参道入口に駐車スペースがある。 途中の荒れた道でちょっとばかり不安になるが、道なりに行けば茶畑の先の三差路は見逃すことはない。
参道の反対側の平坦地に小さな小屋と簡易トイレがある。
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7:30 山神社駐車場を出発。
小屋の横のシンクのところに込岳登山口(写真)がある。傍に小さな標柱が立てられている。 切り立った崖に付けられた細い道から杉林の中の薄い踏み跡をたどる。 朽ちた作業小屋を過ぎて、急な登りから尾根の方向が変わると傾斜がゆるみ、下生えの笹が目立つ尾根をたどる。
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細く急な尾根を右に逸れ、急斜面に付けられた細い道をたどる。途中崩壊気味で足下が崩れそうな場所(写真)があり、慎重に進む。
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すぐに東南に延びる尾根に乗り、左へたどると、前方に込岳山頂、右に二王山山頂が見え隠れする。 赤いポールのある場所で右に(写真上)、さらにすぐ先で左に分岐道を見送り(写真下)、木に掴まりながら急登する。
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行く手を遮るような笹の茂みを左から上部に回り込み(写真)、次第に不明瞭になる踏み跡をたどりながら急登する。ややゆるんでコブを越えると、分岐のある稜線に登り着く。
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8:56 1180m地点に到着(写真)。
木に手作りの道標が付けられている。 右へ稜線を急登し、ゆるむとほどなく込岳山頂に飛び出す。
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9:13 込岳山頂に到着(写真)。小休止。
手作りの標識のある山頂は、杉林と雑木林に囲まれ展望はない。
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9:23 込岳山頂を出発。
東に延びる尾根を緩急交えて下り、右の木に白いビニール紐が付けられた、ややゆるんだ場所で左の急斜面に入る(写真)。実はここは他に目印がなく、尾根なりに直進してしまった。 数十メートル下った倒木の目立つ急斜面で地形図を確認すると、このままでは東南方面に下ってしまうことから間違っていることに気付き、とりあえず白いビニール紐の場所まで戻る。 進行方向と思われる東側は急斜面なので、さらに少し上の倒木に青いビニール紐が付けられた場所まで上がるが、ここはもっと急なので違うと判断し、再び白いビニール紐のところまで戻る。
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東側の急斜面を念入りに見ると、わずかながら踏み跡のような痕跡と白いビニール紐を見つけ、ここから急斜面に入る(写真)。
写真では踏み跡のような痕跡も白いビニール紐もわからない?。
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最初はかなりの急斜面を小さく折り返して下るが、すぐに尾根通しの急下降となり、少しゆるんだ場所で木に付けられた道標(写真)を見つけ一安心する。 時折笹を掻き分けて下って行くと、前方に崩壊して山肌が露出した断崖が現れる。
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大谷嶺、八紘嶺、大光山 |
10:12 スッペン河内崩れに到着(写真上)。
後で知ったのだが、ここはスッペン河内崩れと呼ばれ、かなり広範囲に渡って崩壊している。 お陰で北側が開け、大谷嶺や八紘嶺、大光山などを一望する(写真下)。 スッペン河内崩れ沿いに下った後、登り返してP1072を越える。 短い急下降からコブを1つ越え、痩せ尾根から急登すると、平坦なヒノキ林に入る。踏み跡は薄いが、正面に見える尾根の少し左の低まったところを目指して登り、登り切ったら右のピークに向かう。概ね黄色い杭に沿って進めば間違えない。
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11:16 二王山(西峰)山頂に到着(写真)。小休止。
ここは三角点のある西のピークで、文字が消えて読めない板片があるだけで標識は見当たらない。 西側が開けているものの、あまり展望は良くない。 風が強く肌寒いため、記念撮影後東峰に向かう。
11:26 二王山(西峰)山頂を出発。
いったん窪地に降り、ゆるやかに登り返す。
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11:29 二王山(東峰)山頂に到着(写真)。小休止。
ここにはしっかりとした山頂を示す標識がある。 こちらも風が強く肌寒いため、山頂での昼食を諦め、記念撮影後早々に下山する。
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11:34 二王山(東峰)山頂を出発。
下るとすぐの湯の森への分岐(写真)を左に見送り、奥仙俣へのおだやかな稜線をたどり、15分ほどで左が開けた場所に出る。
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11:52 椎ノ木尾根分岐に到着(写真上)。昼食。
実際には椎ノ木尾根分岐は少し先にあり、ここは二王山の南側のピーク上になる。 杉林の中を東側に寄って見ると、崩壊して切り立った山肌が見られる。 その崩壊によって東側が開け、大光山や十枚山(写真中)、地蔵峠、仏谷山、青笹山(写真下)などの安倍山塊を一望することができる。
12:30 椎ノ木尾根分岐を出発。
すぐ先の椎ノ木尾根分岐で渡本吊り橋への道を左に見送り、右の奥仙俣へと急下降する。 目印のテープを拾いながら下り、分岐から17分ほどでモノレールに出合い、すぐ先で分岐する。
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12:48 二王峠に到着(写真)。
左に八森山への道が分岐する。 右に延びるモノレールに沿って下るが、踏み跡は薄い。細い尾根の先で左の急斜面を下るモノレールを見送り、そのまま直進するが、5分ほどで折り返して再びモノレールに沿って下る。
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15分ほどで薮に行き当たり、左に折れてジグザグに下る(写真)と、三度モノレールに出合う。
ここは一度はモノレールに沿って進もうとしたが、急下降で進めそうになく、進行方向の確認に手間取った。
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10分ほどでモノレール沿いから離れると、右前方に見える石垣に沿って渓流に出る。 少し下流で石伝いに渡り、丸太のハシゴを上がる(写真)と、すぐに林道の橋の袂の二王山登山口に出る。
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13:35 二王山登山口に到着(写真)。
数メートル手前の石段を上がり、集落の軒先を進む。
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西端の民家の手前の石垣を右に入り(写真)、杉林をそのまま上がると集落内の道に飛び出す。
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少し左に進み、右の茶畑の間を上がり(写真)杉林に入ると、右からの道に出合い、左に登れば山神社の山道に飛び出す。 右に山神社を見て、左に行けばすぐに駐車場に出る。
13:55 山神社駐車場に到着。
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◎ 感想
全体に踏み跡は薄く、1180m地点の手前と込岳山頂からの下りで左へ折れる場所、そして二王峠からモノレール沿いの下りの3箇所は要注意。
特に込岳山頂からの下りでは、1230mあたりで左の斜面に移行しなければならないが、道標がなく目印も分かり難いため、尾根通しに下ってしまう可能性が高い。
事前にコースを調べ、細心の注意を払いながら尾根が東から南東に向きを変える場所を特定しなければならない。GPSまたは地図とコンパスで確認しないと迷ってしまうだろう。