御坂山、黒岳、破風山
2022.01.28
御坂山 1,596m 黒岳 1,792.7m 破風山 1,674m
◎ 山行情報
山行日 2016年12月18日(日) 快晴
山頂所在地/山域 山梨県/御坂山地
アクセス/出発地 車/御坂みち入口駐車場から周回
行程詳細 御坂みち入口駐車場(7:57-8:20)→ 御坂峠(9:26-9:31)→ 御坂山山頂(10:00-10:10)→ 御坂峠(10:36)→
黒岳山頂(11:20-11:25)→ すずらん峠(11:36)→ 破風山山頂(11:48-12:25)→ すずらん峠(12:35)→
黒岳山頂(12:53-12:58)→ 黒岳展望台(13:01-13:15)→ 展望所(13:16-13:25)→ 広瀬分岐(13:58)→
御坂みち入口駐車場(14:37)
所要時間/距離 行動時間:4時間52分 休憩時間:1時間25分 合計:6時間17分/12.7km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:57 御坂みち入口駐車場に到着(写真)。
道の駅富士吉田で朝食を食べてきたので、準備してすぐに出るつもりが、10名ほどの団体が来たため出発を遅らせる。
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8:20 御坂みち入口駐車場を出発。
駐車場前の登山口(写真)を入る。 すぐ先に河口の森の案内板があり、この道は鎌倉往還となっている。 堰堤を3つ越えると、折り返しの登りが続く。
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峠道文化の森入口の標柱(写真)を見ると、岩の露出や抉れた道を交えるようになり、ときどき枝越しに富士山や御坂山、三ッ峠山を見ながら、笹の目立つ尾根上を折り返して登る。
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しばらくして御坂峠の西側に突き上げる沢を横切るようにゆるやかにたどり、花の自生地に立てられた白い看板(写真)を見ると、ほどなく御坂峠に登り着く。
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9:26 御坂峠に到着(写真)。小休止。
木立に囲まれているが、明るく小広く、廃屋になった御坂茶屋がある。 四つ辻になっていて、北に黒駒・藤野木、西に黒岳・大石峠、東に御坂山・清八峠・三ッ峠・天下茶屋への道が延びる。
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9:31 御坂峠を出発。
稜線の直登からP1571を越え、左の木立の合間に雪を頂いた阿南見アルプスの山並みを見ながら、稜線をおだやかにたどる。 コルからP1591の登り始めに建つ送電線の鉄塔(写真)からは展望が良い。 岩混じりの急登を交えてP1591を越え、ゆるやかに登り返して御坂山山頂に着く。
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10:00 御坂山山頂に到着(写真)。小休止。
小広い山頂は木立に囲まれ、展望は冬枯れの木立の合間にあるだけで、あまり良くない。
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10:10 御坂山山頂を出発。
往路を戻る。往路では気付かなかったブナの巨木(写真右)などが目に付く。 往路でも景色を堪能した送電線の鉄塔で10分ほど撮影する。 南側に御坂山や木無山から天上山に延びる府戸尾根、富士山、北側に農鳥岳、間ノ岳、北岳、鳳凰山、甲斐駒ヶ岳、八ケ岳、茅ヶ岳、瑞墻山、金峰山、朝日岳、北奥千丈岳、国師ヶ岳(写真下)などを一望する。
富士山 |
農鳥岳、間ノ岳、北岳、鳳凰山 |
八ヶ岳、茅ヶ岳 |
瑞墻山、金峰山、国師ヶ岳 |
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10:36 御坂峠に到着。
茶屋の右から裏手に祭られた御坂不動を見て、土手状の平坦な尾根(写真)をたどり、ゆるやかな登りに短い急登を交えて小ピークを越える。
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短い下りからゆるやかな登り返しで岩混じりのコブ(写真)を越え、しばらくジグザグの急登が続き、ゆるむとほどなく黒岳山頂に登り着く。
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11:20 黒岳山頂に到着(写真)。小休止。
小広い山頂には多くの登山者が休憩している。混雑を避けるため、ひと息入れて破風山に向かう。
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11:25 黒岳山頂を出発。
短いジグザグの急下降から少しゆるみ、左に富士山を見ると、ほどなく右にすずらん畑・上芦川への道が分岐するすずらん峠(写真)に降り立つ。 ゆるやかな登り返しからほとんど平坦な道をたどれば、ほどなく破風山山頂に着く。
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11:48 破風山山頂に到着(写真)。昼食。
稜線上の登山道の一地点といった風情で山頂らしくない。展望もあまり良くなく、折角の富士山が針葉樹の陰になっている。
12:25 破風山山頂を出発。
往路を戻る。
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12:53 黒岳山頂に到着(写真)。小休止。
思惑通りわずか1時間30分ほど前とは打って変わって登山者は誰も居ず、山頂を独り占めし記念撮影をする。 山頂にはいくつもの標識や標柱と三角点があるが、ここからは展望はない。
12:58 黒岳山頂を出発。
200mほど南にある展望台に向かう。
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13:01 黒岳展望台に到着(写真上)。撮影。
展望台では2人の登山者がカメラを構えていた。 河口湖を前景にした富士山(写真中)を始め、御坂山地(毛無山、十二ヶ岳、金山、節刀ヶ岳、破風山)(写真下)、南アルプス(聖岳、赤石岳、荒川岳など)を一望する。 思っていたほどの逆光でもない。
13:15 黒岳展望台を出発。
展望台尖端の左から南に延びる尾根に乗る。 わずかに下ると、展望台に勝るとも劣らない展望所に出る。
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13:16 展望所に到着(写真右)。撮影。
展望台から100mほど降った標高1710mあたりで、尾根上の登山道から一段高くなった場所になる。 ここでも一頻り景色を撮影する。 見える範囲は展望台より広いので、もしかしたらこっちの方が良いかも知れない。 特に南アルプスは聖岳から赤石岳、荒川岳、蝙蝠岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳(写真下)までを一望する。
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13:25 展望所を出発。
南に延びるゆるやかな尾根に短い急下降を交えて下るが、霜解けの泥がソールのブロックに詰まってかなり滑る。 時折左の樹間に三ッ峠山を見る。 1600あたりの急下降ではロープを頼りに下り、その先のP1554を越える。 さらに小さなコブを越え、短い急下降から広瀬分岐(写真上)を左に折れる。木に付けられた手作りの道標(写真下)がある。
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東に延びる尾根の下りから急斜面を折り返して板取沢に降り立つ。沢を高巻くようにたどり、土留めの丸太の階段(写真)で高度を下げて行く。
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度か渓流を渡り返して下り、堰堤とトンネル上部から河口の森の案内板の立つ往路に行き当たり(写真)、右へ降ればすぐに登山口に出る。
14:37 御坂みち入口駐車場に到着。
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◎ 感想
登山口から御坂峠までと展望台から板取沢に降り立つまでの急坂はなかなか手強い。特に後者は霜解けの泥がソールのブロックに詰まってかなり滑るため、かなり注意が必要だ。
目玉は何と言っても黒岳展望台からの展望だが、そのすぐ下からも侮れない。登山者が多いときは恐らく混みあうであろう展望台に比べて、穴場ではないだろうか。