唐松岳(積雪期)
2022.02.03
唐松岳 2,695.9m(積雪期)
◎ 山行情報
山行日 2016年3月17日(木) 快晴
山頂所在地/山域 長野県/北アルプス
アクセス/出発地 車/八方第3駐車場から往復
行程詳細 八方第3駐車場(5:55-7:20)→ 八方駅(7:35-8:03)→ (八方尾根ゴンドラ「アダム」)→ 兎平駅(8:13)→
(アルペンクワッドリフト)→ 黒菱平(8:22)→ (グラートクワッドリフト)→ 八方池山荘(8:32-8:41)→
石神井ケルン(8:47-9:02)→ 丸山ケルン(10:27-10:32)→ 唐松岳頂上山荘上ピーク(11:15-11:20)→
唐松岳山頂(11:40-11:55)→ 唐松岳頂上山荘上ピーク(12:10-12:25)→ 八方池山荘(14:00)→
(グラートクワッドリフト)→ 黒菱平(14:22)→ (アルペンクワッドリフト)→ 兎平駅(14:31)→
(八方尾根ゴンドラ「アダム」)→ 八方駅(14:47)→ 八方第3駐車場(15:00)
所要時間/距離 行動時間:6時間8分 休憩時間:1時間32分 合計:7時間40分/13.6km
服装/装備 アウタージャケット、長袖山シャツ、長袖シャツ、トレッキングタイツ、雪山パンツ、雪山登山靴、ゲーター、アイゼン、
ピッケル、トレッキングポール
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
5:55 八方第3駐車場に到着(写真)。
16日午後10時頃に家を出る。梓川SAで仮眠を取るつもりが、通り過ぎてしまい道の駅安曇野松川で2時間ほど仮眠を取る。
かなり広い駐車場は平日にもかかわらず、1/4ほど埋まっている。 ゴンドラ始発の8時までは時間があるので、ゴンドラ乗り場の偵察に出掛ける。
7:20 八方第3駐車場を出発。
駐車場を出て右に進む。ゴンドラアダムの案内板に従って行けば、15分ほどでゴンドラ乗り場(八方駅)に着く。
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7:35 八方駅に到着(写真)。
すでに数人がチケット売り場のオープンを待っている。スキーヤーの方が多いか。 50分頃売り場がオープンし、案内に従ってザックの重さを計量すると、13kg。15kg以上は別途手荷物料が必要。 八方ゴンドラリフト「アダム」の往復券(1780円)購入。ここではリフトの乗車券が購入できない。何とかならないものか。。。 購入後ゴンドラ乗車口に並ぶ。15番目前後か。やはりスキーヤーが圧倒的に多い。
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8:03 八方駅を出発。
八方ゴンドラリフト「アダム」に乗車(写真)。 6人乗りだが、登山者ばかり4人で乗車。
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8分ほどで兎平駅に到着し、歩いてアルペンクワッドリフト乗り場へ行き、往復乗車券(560円)購入(写真)。
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アルペンクワッドリフトに乗車。4人乗りに2人で乗る。7分ほどで黒菱平に到着し、グラートクワッドリフトに向かうが、準備中で待たされる(写真)。 グラートクワッドリフトに乗車時、直接係員に現金300円を支払う。やはり面倒だ!通しにしてくれ!!
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8:32 八方池山荘に到着(写真)。準備。
ここでアイゼンを装着し、トレッキングポール使用。風もなく暖かいのでバラクラバと防寒手袋は装着せず。 前方に広がる広々とした稜線には、多くの登山者が歩いている。
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8:41 八方池山荘を出発。
左右に北アルプスの大展望を見ながら稜線をたどる(写真)。 雪は良く締まって歩き易い。 稜線が狭くなるとやや急な登りから石神井ケルンのあるP1973.9に登り着く。
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8:47 石神井ケルンに到着(写真右)。小休止。
ケルンには八方山と刻まれたプレートが埋め込まれているが、なぜ石神井ケルンと呼ぶのだろうか。 暑くてジャケットを脱ぐが、ほとんど風がないので、これでちょうど良い。 左に鹿島槍ヶ岳と五竜岳、右に白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、小蓮華山、白馬乗鞍岳と続く稜線を一望する。唐松岳山頂はまだ見えない。
9:02 石神井ケルンを出発。
八方ケルンに向かってゆるやかに登る。 5分ほどで前方に唐松岳山頂が顔を覗かせ、鹿島槍ヶ岳から五竜岳、唐松岳、不帰ノ嶮、天狗の大下り、天狗の頭、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、小蓮華山など後立山連峰を一望する(写真下)。
石神井ケルンの先標高2000mあたりからのパノラマ
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トイレを左に見送り、第2ケルンを過ぎ、南側に延びる尾根に上がると、一際大きい八方ケルン(写真)に着く。 山頂側から見ると、埋め込まれた案内標識の位置が絶妙で、ケルン全体が顔に見える。
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5分ほど登った八方池への分岐辺りにある白馬連峰展望図にある眺めを楽しみ、雪が飛ばされ砂礫が浮いた道から岩場の石仏(写真)を過ぎると、その先に第3ケルン(写真)がある。
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ケルン(写真)には八方池と刻まれたプレートが埋め込まれている。 右下に八方池がある筈だが、雪に埋もれて全く分からない。
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ゆるやかな登りから最初のダケカンバの林を抜けて、右に大きくカーブしてやや急登から小ピークを越える。 さらに急登からP2361を越え(写真上)、広々とした稜線(写真下)をたどれば、丸山ケルンのある岩の露出した場所に登り着く。
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10:27 丸山ケルンに到着(写真)。小休止。
多くの登山者が休憩している。 少し風が出てきたためジャケットを着る。
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10:32 丸山ケルンを出発。
いくつかの小ピークからP2554を越えると、露岩混じりのプチナイフリッジ(写真)が現れる。
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それほど恐怖感はないものの、慎重に足を運び、岩峰(写真)を左に回り込んで上がると唐松岳頂上山荘上の小ピークに立つ。
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11:15 唐松岳頂上山荘上ピークに到着。小休止。
小広いテラス状になっていて、多くの登山者が休憩している。 東側直下に唐松岳頂上山荘(写真)が見える。 やや風が強いが、バラクラバなどの防寒はせず、念のためトレッキングポールをピッケルに換える。
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11:20 唐松岳頂上山荘上ピークを出発。
少し下って唐松岳頂上山荘への道を左に分け、コルに降り立つ。 山頂を間近に見て気持ちが高揚する。思ったより険しさは感じない。稜線上を多くの登山者が山頂を目指して登って行く(写真)。
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登り始めは良く締まった雪と露出した地肌の間をたどり、最後の急登をひと登りで山頂に立つ(写真)。
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八ヶ岳、富士山、南アルプス |
11:40 唐松岳山頂に到着(写真右上)。小休止。
それほど広くない山頂では、10人前後の登山者が展望を楽しんでいる。 南西には八ヶ岳と南アルプスの間に微かに富士山が顔を見せる(写真右下)。 南から西に五竜岳(鹿島槍ヶ岳は影になって見えない)、遙か遠くに穂高連峰と槍ヶ岳、 南西に立山連峰と剱岳、 北から東に不帰ノ嶮、天狗の頭、白馬鑓ヶ岳、白馬岳、杓子岳、雨飾山、火打山、妙高山、高妻山、戸隠連峰など大パノラマが広がる(写真下)。
11:55 唐松岳山頂を出発。
往路を下る。
12:10 唐松岳頂上山荘上岩峰に到着。昼食。
昼食と言っても、いつものようにお湯を沸かしてコーヒーを飲む気もせず、パン2個を流し込む。 ピッケルからトレッキングポールに変更。
唐松岳山頂からのパノラマ(南〜西) |
唐松岳山頂からのパノラマ(北〜東) |
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12:25 唐松岳頂上山荘上岩峰を出発。
この岩峰を回り込んで下る(写真上)のが、今日一番危険な場所だろう。短いが慎重に下る。 さらに、プチナイフリッジ(写真下)を通過すれば、後は危険な場所もなくサクサク下る。 登りでは見られなかった本白根山や四阿山、浅間山(写真)などを見ながら下る。
14:00 八方池山荘に到着。
小休止。
14:17 八方池山荘を出発。
グラートクワッドリフト。
14:21 黒菱平に到着。
14:25 黒菱平を出発。
アルペンクワッドリフト。
14:30 兎平駅に到着。
14:34 兎平駅を出発。
八方ゴンドラリフト「アダム」。
14:47 八方駅に到着。
15:00 八方第3駐車場に到着。
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◎ 感想
さすがに人気の冬山だけあって、平日にもかかわらず多くの登山者で賑わっていた。学生が年度末休みということもあるのだろう。
天候は快晴、風もそれほどなく、雪も良く締まって歩き易かった。ホワイトアウトしない限り、ケルンもあり迷うことはないだろう。不用意に雪庇側に寄らなければ、危険な場所もなく、まさに北アルプスの冬山入門には最適な山だ。
◎ 日帰り温泉
白馬八方温泉 郷の湯
八方第3駐車場から歩いてもすぐなので行ってみた。
泉質や特徴的な六角形の外観、ヒノキ浴槽などネットでの評判はなかなか良い。
だが、湯船が1つ、浴室が狭い、休憩場所はあるが、横になれないなどユッタリ感がない。
入浴料600円は内容的には高過ぎる。