棚横手山、源次郎岳

棚横手山 1,306.2m 源次郎岳 1,476.6m

 山行情報

山行日       2015年5月17日(日) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/大菩薩連嶺

アクセス/出発地  車/牛奥みはらしの丘から周回

行程詳細      牛奥みはらしの丘(5:30-6:00)→ 東山東部広域農道入口(6:07)→ 恩若峯山頂(7:19-7:25)→
          源次郎岳山頂(9:24-9:40)→ 下日川峠分岐(9:56)→ 林道出合(10:18)→ 大滝山登り口(11:08)→
          大滝山(宮宕山)山頂(11:45)→ 棚横手山山頂(12:00-12:30)→ 富士見台(12:45)→

          甲州高尾山山頂(13:12-13:16)→ 甲州高尾山剣ヶ峰(13:19)→ 柏尾山山頂(13:55-14:00)→
          大善寺(14:16-14:21)→ 深沢入口(14:24)→ 大日影トンネル遊歩道入口(14:38-14:43)→
          勝沼ぶどう郷駅(15:03)→ 牛奥トンネル(15:33)→ 牛奥みはらしの丘(15:40)

所要時間/距離   行動時間:8時間29分 休憩時間:1時間11分 合計:9時間40分/24.7km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

5:30 牛奥みはらしの丘駐車場に到着(写真)。

フルーツライン沿いに2段あり、下の段にトイレがある。名前の通り見晴らしが良く、塩山市を一望する。

6:00 牛奥みはらしの丘駐車場を出発。

正面に鳳凰山を見ながら、フルーツラインを北上する。
7分ほどで文殊院の道標がある丁字路(写真)を右折して東山東部広域農道に入り、すぐに文殊院への道標に従って直進方向の農園の間を登って行く。

5分ほどで文殊院の石柱が立つ分岐(写真)で、右に文殊院への道を分け、さらに先の分岐を左に進む。

前方に堰堤が見える分岐を道なりに左へ進み、すぐに右へと曲がる(写真)。ここは直進しても良さそうだ。
先ほどの堰堤(南沢堰堤)の左を過ぎると、舗装路が終わり、少し登山道らしくなる。

石垣の左から鬱蒼とした雑木林に入り(写真)、杉林に変わると左から道が合流する。
先ほどの道を直進していると、1度折れてこの道を登って来ると思われる。
1度折り返してから、しばらくして尾根に乗り右へ登るが、次第に尾根を右に外して行く。

道標のあるコル(写真)を左に上がり、急斜面を登る。ジグザグながら直登気味の道と、大きく折り返して登る道が錯綜する。
恩若峯山頂と思ったら隠れピークで、すぐ先の岩を左へ回り込む。反対側の恩若峯とのコルに出て、Uターン気味に斜面をたどれば、ほどなく恩若峯山頂に出る。

7:19 恩若峯山頂に到着(写真)。小休止。

三角点と手書きの小さな標識があるだけで、さみしい山頂だ。また、展望はまったくない。

7:25 恩若峯山頂を出発。

北側のコルから山腹をたどり、東に延びる稜線に乗る。稜線を忠実にたどるものの、P1050までは小ピークを巻き(写真)、その後は小ピークを幾つか越えて進む。

やや急な下りから左が切れ落ちた道が続き、2箇所ほど通行止めのロープが張られた作業道を分け(写真)、前方に源次郎岳山頂を見ると、コルに降り立つ。

急登からロープの張られた岩場や急斜面(写真)を過ぎ、尾根を直登気味に登れば源次郎岳山頂に飛び出す。

八ヶ岳、奥秩父山塊

9:24 源次郎岳山頂に到着(写真上)。小休止。

木が伐採された山頂は広々としている。
アカヤシオ(写真中上)とヤマツツジ(写真中下)が満開だ。
北側に展望があるものの、木立の合間に八ヶ岳(編笠山、権現岳、赤岳、横岳)や奥秩父山塊(金峰山、国師ヶ岳、甲武信ヶ岳など)(写真下)が見える程度だ。

9:40 源次郎岳山頂を出発。

急下降から急登し、2つ目のピークを下り始めたところで、道標の立つ分岐(写真)に出る。左の下日川峠は表示があるが、これから向かうP1481方面はないものの、広い尾根にゆるやかに下るしっかりとした踏み跡が付いている。
途中で目印も踏み跡も不明瞭になるが、P1481に向かって稜線をたどれば、再び明瞭な道に出合う。

P1481からしばらくして牛奥峠の道標(写真)を見ると、ほどなく嵯峨塩深沢林道に降り立ち右にたどる。

そのまま林道をたどるつもりでいたが、すぐ先の右カーブ手前で右の尾根に踏み跡を見つけ、上がってみた(写真)。薄っすらと踏み跡が続く尾根上からは、富士山や御坂山地を一望する。
左下に見える林道のゲートの先で、林道に降り立つ。

何箇所か斜面が崩壊している場所があるが、歩くのには問題ない。ところどころで南アルプスや富士山が見えている。
大滝山が見えてきたら林道分岐を左に進み、少し先の右カーブ手前で右の斜面に取り付く(写真)。道標などの目印はないが、斜面を上った形跡が残っている。

尾根に上がると、明瞭な踏み跡が左の尾根嬢に続いている。徐々に尾根を離れるようにゆるやかに下り、同時に大滝山山頂から離れて行く。山頂がほぼ右側になって間違いを確信し、尾根に乗るまで戻る。尾根に乗るあたりに少し太い特徴的な木(写真)があり、ここで尾根上にも薄いながら踏み跡を見つける。往復20分ほどのロスで済んだ。
尾根をゆるやかに登り山頂に出る。

11:45 大滝山(宮宕山)山頂に到着(写真)。

狭く展望のない山頂で、文字の消えかけた朽ちた標識があるが、何とか大滝山の別名の宮宕山と読める。
左へ短く急下降し、展望の良い小ピークを越え、細い尾根をたどる。

12:00 棚横手山山頂に到着(写真右)。昼食。

山頂は狭いが、山梨百名山だけあり、山頂を示す立派な標柱が立っている。
展望が良く、東南から西南にかけて百蔵山や滝子山、三ッ峠山、富士山、御坂山、黒岳、釈迦ヶ岳など、関東山地西部から御坂山地の山々を一望する(写真下)。
昼食中に下山方向から登山者が2組登って来た。

棚横手山山頂からのパノラマ

12:30 棚横手山山頂を出発。

急下降から小ピークを越え、林道を横切る。さらに急下降が続き、コル手前で大滝不動尊への道を右に見送る(写真)。

先のピーク(写真)に上がると360度の展望が広がる。標識などはないが、ここが富士見台だろう。眼前には霞の掛かった南アルプス、振り返ると棚横手山を一望する。
次のピークを越えると再び大滝不動尊への道を右に分け、幾つか小ピークを越え甲州高尾山山頂に着く。

13:12 甲州高尾山山頂に到着(写真)。小休止。

狭いが展望はまずまず。記念撮影だけで先に進む。

13:16 甲州高尾山山頂を出発。

稜線をわずかに西へたどれば甲州高尾山剣ヶ峰がある。

13:19 甲州高尾山剣ヶ峰に到着(写真

標高は低いものの三角点がある。地形図での山頂もこっちになる。

やや急下降から電波塔(写真)を過ぎ、林道を横切る。ジグザグの急下降が続いた後、短い急下降を交えた下りが続き、P798を越え鉄塔の立つ柏尾山山頂に着く。

13:55 柏尾山山頂に到着(写真)。小休止。

高圧線の鉄塔が立つだけで、山頂を示すような標識はない。地形図を見ても、とても山頂とは言い難い隠れピークのようだ。

14:00 柏尾山山頂を出発。

時々眼下に中央道と甲州街道を見ながら下る。鹿除け柵沿いの下りから柵を抜けると、ほどなく大善寺境内に降り立つ。

14:16 大善寺に到着。小休止。

見晴らしの良い東屋(写真)で一息入れ、登山靴からランニングシューズに履き替える。

14:21 大善寺を出発。

参道から甲州街道に面した登山口(写真)に降り立ち、笹子方面に向かう。

橋を渡ってすぐ深部入口交差点を左に入り、道なりに10分ほどで勝沼トンネルワインカーヴ入口の標識を左に下る(写真)。
橋の手前を左に入れば、左にワインカーヴ、右に大日影トンネル遊歩道の入口がある。

14:38 大日影トンネル遊歩道入口に到着(写真)。小休止。

ワインカーヴ前の自販機で喉を潤す。

14:43 大日影トンネル遊歩道入口を出発。

トンネルを入る。反対側から来る観光客が多い。
15分ほどでトンネルを出ると、かつてのプラットフォームから電車の展示してある広場を抜け、勝沼ぶどう郷駅前(写真)に出る。

駅前の車道に出てガードをくぐり、しばらく道なりに進む。
古宮橋手前を右に入り(写真)、さらに橋を渡って道なりに行く。

しばらくしてフルーツラインと交わる十字路(写真)を左に曲がり、牛奥トンネルを抜けると前方に駐車場が見えてくる。

15:40 牛奥みはらしの丘駐車場に到着。


 感想

車道と林道歩きが長かったり、途中道間違いをしたり、なかなか変化(?)があって楽しめた。
恩若峯までは道が錯綜していて、しっかりと地図を確認する必要がある。そこから源次郎岳までは、一部作業道があるものの、稜線を忠実にたどれば間違えることはないだろう。
大滝山への林道取り付きは、分岐から右を注意してみて進めば見つけられる。尾根に出たら忠実にたどること。
展望は源次郎岳と棚横手山が良い。9時間40分と長かったが、周回して正解だった。
大日影トンネル遊歩道は特にない。。。


 日帰り温泉

ぶどうの丘温泉 天空の湯

2週連続。先週ほどではないが、やはり空いていた。