苗場山

苗場山 2,145.2m

 山行情報

山行日       2015年7月11日(土) 快晴

山頂所在地/山域  新潟県、長野県/甲信越、三国山脈

アクセス/出発地  車/かぐらスキー場第2リフト町営駐車場 苗場山登山道入口から往復

行程詳細      かぐらスキー場第2リフト町営駐車場(苗場山登山道入口)(5:10-6:15)→ 和田小屋登山口(6:38)→
          休憩場(7:29-7:34)→ 下ノ芝(7:35)→ 中ノ芝(8:07-8:12)→ 上ノ芝(8:26)→ 小松原分岐(8:33)→

          股スリ岩(8:37)→ 神楽ヶ峰山頂(8:49)→ 雷清水(9:01)→ お花畑(鞍部)(9:06)→
          苗場山山頂(9:50-9:55)→ 苗場山頂ヒュッテ(10:04-10:54)→ 中ノ芝(12:27-12:37)→
          和田小屋登山口(13:38)→ かぐらスキー場第2リフト町営駐車場(苗場山登山道入口)(14:02)

所要時間/距離   行動時間:6時間32分 休憩時間:1時間15分 合計:7時間47分/14.6km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

5:10 かぐらスキー場第2リフト町営駐車場(苗場山登山道入口)に到着(写真)。

すでに満車状態で、入口の林道路肩に停める。他の車は路肩に並んでいたが、運良く路肩脇に1台分のスペースがあり、そこに滑り込む。

6:15 かぐらスキー場第2リフト町営駐車場(苗場山登山道入口)を出発(写真上、下)。

多くの登山者は登山道の泥濘を予想して林道を行くようだが、それではつまらないので登山道に入る。
それほど泥濘んではいないものの、粘土質で滑りやすい。

ゆるやかな登りから10分ほどで林道に出て、そのまま道なりに進む。
途中でショートカットし、和田小屋の横(写真)から登山口に出る。

6:38 和田小屋登山口に到着(写真)。

ベンチとテーブル、登山ポストがある。

ゲレンデを横切り、4つ目の降雪機の手前を右の雑木林に入る(写真)。

沢沿いにゆるやかな登りから五合半(写真上)、六合目(写真下)と過ぎ、石がゴロゴロする道を登って行く。
アカモノコバイケイソウイワカガミなどを見てスキーの山間コースと思われる道を横切ると、ほどなくベンチのある休憩場に着く。

7:29 休憩場に到着。小休止。

てっきりここが下ノ芝かと思ったが、先に進んで違うことを知る。

7:34 休憩場を出発。

すぐ先が下ノ芝(写真)だ。先ほどより広い休憩場でちゃんと標柱がある。

同じような登りからゴゼンタチバナを見て七合目(写真)を過ぎ、前方にリフト降り場が見えてくると、しばらくして広々としたお花畑に出る。

8:07 中ノ芝に到着(写真)。小休止。

ワタスゲの群生が目を引くが、他にもウラジロヨウラクチングルマなどが見られる。

谷川連峰

8:12 中ノ芝を出発。

見通しの良い木道を登る。背後に越後三山や谷川岳、茂倉岳、平標山など谷川連峰の山並みと田代湖を一望する(写真)。

8:26 上ノ芝に到着(写真上)。

休憩は取らず先に進み、小松原分岐(写真中)、股スリ岩(写真下)と木道をゆるやかにたどる。

股スリ岩は下山時に撮影(写真下)。

苗場山

ほどなく苗場山の八合目になる神楽ヶ峰登り口(写真上)に出る。
右に数メートル上がったピーク上には山頂標識も何もないが、西南の方向に苗場山の全容(写真下)や火打山や妙高山などを見る。

ここからはイワカガミの群生などが見られる富士見坂を下り、10分ほどで雷清水(写真)に着く。冷たくて美味い。

ジグザグの下りから、コルに降り立つ。お花畑の標識(写真)があるが、ハクサンフウロオノエランモミジカラマツミヤマシャジンタカネニガナなどがチラホラ見られるくらいで、ちょっと拍子抜けする。

目の前には山頂直下の急な登りが見えている。
ゆるやかな登りから九合目(写真)あたりで傾斜を増し、木道から潅木の中をジグザグに登る。

潅木を抜けると展望の良い雲尾坂(写真)を急登し、山頂湿原の東端に登り着く。

ここからは左に広大な湿原を見ながら5分ほど木道を西にたどり、東側の湿原を横切る。
分岐(写真)に出て標柱を右の苗場山山頂方面にゆるやかに登れば、ほどなく標柱の立つ山頂に出る。

9:50 苗場山山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂は広く一帯に植生の保護だろうか、ゴザ状のものが敷かれ、奥に大きな山頂標柱(写真下)が立つ。
木立に囲まれ展望がないため、記念撮影もそこそこに引き揚げる。

9:55 苗場山山頂を出発。

分岐まで戻る途中、湿原越しに白砂山、佐武流山、岩菅山など群馬県から長野県の山並みを一望する(写真下)。
分岐から木道に沿って湿原の中を散策してみる。休憩場では多くの登山者が思い思いに休憩を取ったり、景色を楽しんでいる(写真右)。

苗場山山頂からのパノラマ
火打山、妙高山

10:04 苗場山頂ヒュッテに到着。昼食。

苗場山頂ヒュッテ(写真上)で昼食を取り、山バッジとバンダナを購入する。
ヒュッテ玄関前の標識(写真中)に見晴し台徒歩1分とあるので、見晴し台へ行ってみる。
展望は限られるが、火打山や妙高山(写真下)を一望する。


10:54 苗場山頂ヒュッテを出発。

登り口近くの湿原でチングルマワタスゲショウジョウバカマコバイケイソウイワイチョウコイワカガミなどの高山植物を撮る。また、往路では撮りそびれたクルマユリニッコウキスゲもキッチリと撮れた。
これから山頂を目指す多くの登山者と擦れ違う。帰りも雷清水を味わう。

12:27 中ノ芝に到着。小休止。

多くの登山者が休憩している。

12:37 中ノ芝を出発。

13:38 和田小屋登山口に到着。

何を勘違いしたのか、和田小屋の前を通り過ぎ、林道に入ってしまった。すぐに気付いて10分ほどのロスで済んだ。
途中登山道に入らず、林道をたどる。駐車場近くの林道路肩は路駐の車で溢れている。

14:02 かぐらスキー場第2リフト町営駐車場(苗場山登山道入口)に到着。


 苗場山で出逢った花たち


 感想

さすが人気の山だけあり、駐車場も山頂も人で溢れ返っている。5時過ぎの到着で駐車場はすでに満車状態。運良く路肩の空きスペースに停められたが、この時期の土日は早めに到着したほうが良さそうだ。
多くの高山植物や火打山や妙高山などの展望も満喫し、充実した山行だった。休憩場も適当な間隔であり、歩きやすい。


 日帰り温泉

二居共同浴場 宿場の湯

600円。内風呂が2箇所とサウナでこの料金は高過ぎる。コインロッカーも100円で返却なし。
休憩室には座布団はなし。残念過ぎる。