医王山

医王山 939.1m(奥医王山)

 山行情報

山行日       2015年11月22日(日) 晴れ

山頂所在地/山域  石川県/北陸

アクセス/出発地  車/見上峠駐車場から周回

行程詳細      見上峠駐車場(6:00-6:45)→ 見上峠登山口(6:49)→ 医王の里(7:14)→ 登山口(7:36)→ 西尾平(7:57)→
          しがらくび(8:17)→ 覗休憩所(8:30)→ 覗分岐(8:36)→ 大池平周遊コース入口(9:01)→(大池平周遊コース)→

          三蛇ヶ滝(9:25-9:30)→ トンビ岩・金山峠分岐(9:35)→(カニのヨコバイ)→ 黒瀑山(10:20-10:30)→
          (カニのヨコバイ)→ トンビ岩・金山峠分岐(11:00)→(カニのタテバイ)→ トンビ岩最上部(11:23-11:28)→
          ナカオ新道分岐(11:35)→ 白兀山山頂(12:15-12:20)→ 蛇尾山山頂(12:38-12:43)→ 菱広峠(12:52-13:20)→
          夕霧峠(13:20)→ 奥医王山山頂(13:42-13:52)→ 鉄塔(14:35)→ 林道出合(14:53)→ 見上峠駐車場(15:27)

所要時間/距離   行動時間:7時間34分 休憩時間:1時間8分 合計:8時間42分/20.2km

服装/装備     袖シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

6:00 見上峠駐車場に到着(写真)。

見上峠のすぐ先の路肩が広くなった場所で、10台くらいは楽に駐車できそう。
朝食のおにぎりを食べながら登山口を確認する。登山口は林道菱池広谷線分岐の先の、林道田島2号線との南側角にあり、その先には4〜5台分の駐車スペースが、そして北側の角にはトイレがある。

6:45 見上峠駐車場を出発。

200mほど戻った見上峠に案内板が立つ登山口(写真)がある。
登山口を入ると、すぐに白兀山への道標がある。

落ち葉の積もった抉れた道を、ときどき倒木を潜りながら登る(写真)。やや傾斜が増したところで、雑木林のゆるやかな登りに変わる。

森の家への道を右に見送り(道標あり)、医王の里を抜け、スゲ池を右に見て進むと、ほどなく林道に飛び出す(写真)。出た所に西尾平への道標があり、その道に入る。
少したどるが次第にコースから外れるため、水場から林道に出た場所まで引き返す。

道標は正しく右を指示している。きちんと道標を確認していれば間違えることはなかった。

右の駐車場まで出て見ると、左に登山口の道標が、そしてカーブミラーの立っているところに登山口(写真)があった。
階段を上がりいったん林道と合わさるが、すぐに離れP649からの尾根に乗り、深く抉れた道をゆるやかに登る。
P649を避けるように左に巻いて行くと、左から道が合流し西尾平に出る。

7:57 西尾平に到着(写真)。

駐車場と休憩所がある。車が3台ほど駐車しているが、ここから白兀山を往復するのだろうか。
林道を右下に見たゆるやかな登りが続き、前山を左に見るとゆるやかな下りに変わり、右下に階段が分岐するしがらくびに着く。

8:17 しがらくびに到着。

右下に駐車場と休憩場がある。
すぐ先の分岐(写真)で直進方向に白兀山への道を分け、左の大池平方面の道に入る。
すぐに西尾平からの道が左から合わさり、ゆるやかに登れば、ほどなく休憩所のある開けた場所に出る。

8:30 覗休憩所に到着(写真上)。

覗休憩所前を正面に見て左へそのままゆるやかに下り、覗分岐(写真下)で直進方向に地蔵峠への道を見送り右の大池平へ下る。

しばらくして地蔵峠からの道が左から合わさり(写真上)、右へ5分足らずで行き当たる幹線園路(写真下)を左折すれば、すぐに大池平周遊コース入口に着く。

9:01 大池平周遊コース入口に到着(写真上)。

冬枯れの大池平周遊コースをたどり、前方にトンビ岩が見えると、ほどなく分岐となる大沼縁(写真下)に出て左に道を取り三蛇ヶ滝に向かう。
いったん短くゆるやかに登った後、岩の露出した道を急下降する。途中でトンビ岩への分岐を右に見送る。

9:25 三蛇ヶ滝に到着(写真)。小休止。

三蛇ヶ滝の由来は3段になっているからだとか。しかし、上部2段はちょっと見難い。
トンビ岩を見上げると、クサリ場が見えている。

9:30 三蛇ヶ滝を出発。

往路を登り返してトンビ岩への分岐(写真)を左に入ると、すぐにトンビ岩と金山峠登山口との分岐に出る。
直進方向の金山峠登山口方面の道に入り、急斜面に付いた細い道をたどる。

縦にクサリの付いた岩場(写真上)を上がると、いよいよカニのヨコバイ(写真下)となる。
岩の表面が少し濡れているが、足掛かりがあるため、クサリをしっかりホールドすればそれほど難しくはない。

カニのヨコバイを抜けると、沢の出合で渓流を続けて2度渡り(写真)、東側の急斜面に取り付く。

水量が多いと徒渉は困難になるかも。。。

10分ほど急登すると、「鳶岩が見えます」の道標に出合う。切り立った尾根の右中腹に小さく鳶岩が見える。
さらに5分ほどで金山峠登山口への道を右に分け、左の踏み跡の薄い黒瀑山への道に入る(写真)。おだやかに稜線をたどる。

10:20 黒瀑山山頂に到着(写真)。小休止。

わずかに切り開かれただけの狭い山頂で、展望はない。

10:30 黒瀑山山頂を出発。

往路を戻る。

11:00 トンビ岩・金山峠分岐に到着(写真上)。

潅木の間の岩場を登ると、いよいよカニのタテバイ(写真下)だ。クサリの付いた岩場が続くが、手掛かり足掛かりが多いのでそれほど難しくはない。

15分ほどでクサリ場を登り切ると、トンビ岩(写真)の基部だ。どうもトンビのくちばしに似ているため、その名が付いたようだ。

上に上がることもできるようだが、パスして右が切れ落ちた尾根(写真)を登り最上部に上がる。

11:23 トンビ岩最上部に到着。小休止。

遮るもののない展望が広がる。南に医王山山塊、北西眼下に大沼、北側に黒瀑山とその奥に見えるのは宝達山か。

11:28 トンビ岩山頂を出発。

おだやかに稜線をたどり、5分ほどで金山峠登山口とすぐ先のナカオ新道への分岐(写真)を左に見送り、地形図にない尾根道をたどる。
幾つか大池平への分岐を過ぎ、開けた展望所に出ると、ひと登りで白兀山山頂出る。

12:15 白兀山山頂に到着(写真)。小休止。

祠と方位盤の設置された展望台があり、360度の展望が広がる。
人が多くノンビリできないため早々に先に進む。

12:20 白兀山山頂を出発。

笹の間をゆるやかに下り、コルでナカオ新道を左に分ける。なだらかなピークを越えから蛇尾山の山腹を左に巻いて進み、南側の尾根に乗る前に右の斜面の薄い踏み跡(写真)をひと登りする。

道標はないので注意が必要。

12:38 蛇尾山山頂に到着(写真)。小休止。

医王山と思ったが、標識には蛇尾山となっている。潅木に閉ざされた山頂は展望は全くない。

12:43 蛇尾山山頂を出発。

往路を戻り先に進む。泥濘んだ下りが続き車道に飛び出す。

12:52 菱広峠に到着(写真)。昼食。

ベンチがあり、ノンビリ昼食を取る。
左すぐが夕霧峠でトイレがある。

13:20 菱広峠を出発。

すぐ先の夕霧峠の林道三差路(写真)から奥医王山の登山道に入る。入口には「浄土坂・288段」と書かれた道標が置かれている。

階段を上がり切ると、正面に見返りの大杉(写真)がある。折れてしまったのか、現在は若い枝が伸びている。少し先で龍神池を左に見送り、小ピークを越えると、ほどなく奥医王山山頂に登り着く。

13:42 奥医王山山頂に到着(写真)。小休止。

山頂には大きな標識や石碑、展望台がある。笹と疎らな潅木に囲まれているため、展望台に上がらなければ展望は良くないが、それでもやや木が煩い。

13:52 奥医王山山頂を出発。

すぐに左に栃尾集落跡への道を見送り、ひたすら稜線を下る。
時々道標が出てくるので迷うことはない。
鉄塔を過ぎて15分ほどで右への分岐を見送ると、ほどなく林道に飛び出す。

14:53 林道出合に到着(写真)。

道標のある菱池小原登山口に出ると思っていたが、何もないため地形図を確認すると、先ほどの分岐を右に行くのが正解だった。
大したロスでもないので、そのまま林道を下る。

5分ほどで右に菱池小原登山口への道を見送り(写真)、突き当たりを右に進み、しばらくして倒れかけた道標の立つ三差路を直進する。
少しして橋を渡り、ほどなく県道209号線に出る。

15:12 県道209号線に到着(写真)。

右折する。

15:27 見上峠駐車場に到着。


 感想

医王山はどこだ、と思いながら登ったが、あるはずがない。白兀山や奥医王山、前医王山(P612)などの山塊の総称で、最高点は奥医王山だそうだ。
白兀山までは至る所で分岐があり、良く確認しないと違ったコースに入りかねない。実際医王の里の先で西尾平の道標が立つ道に入ってしまった。もしかしたら実際に西尾平に出たのかも知れないが。。。
カニのヨコバイ・タテバイはクサリ場に慣れていれば全く問題ない。


 日帰り温泉

天然温泉 湯来楽 内灘店

昨日能登ドライブの後に利用して、好印象だったのでリピートした。

施設は比較的新しいようだ。だだっ広い駐車場の入りを考えると、もっと混雑していそうだが、それほど混雑しているわけでもない。
浴室は広々としていて、内風呂、露天風呂ともに3種類ある。
休憩場は畳40畳以上あり、隣の食事処でも休憩OKだ。なぜかあまり休憩する人がいない。