飛龍山(大洞山)
2022.02.05
飛龍山(大洞山) 2,077m
◎ 山行情報
山行日 2015年5月30日(土) 快晴
山頂所在地/山域 埼玉県、山梨県/奥秩父山塊
アクセス/出発地 車/国道411号線路肩(岩岳尾根登山口)から周回
行程詳細 国道411号線路肩(岩岳尾根登山口)(5:55-6:10)→ 岩岳山頂(8:37-8:42)→ サヲウラ峠分岐(10:37)→
前飛龍山頂(10:42-10:47)→ 飛龍権現神社(11:15)→ 禿岩(11:20-11:30)→ 飛龍権現神社(11:32)→
飛龍山山頂(11:50-12:00)→ 前飛龍山頂(12:45)→ サヲウラ峠分岐(12:50-13:00)→
熊倉山山頂(13:48-13:53)→ サヲウラ峠(14:19-14:24)→ 山王沢乗越(15:07)→ ゲート(15:27)→
国道411号線路肩(岩岳尾根登山口)(15:55)
所要時間/距離 行動時間:8時間55分 休憩時間:50分 合計:9時間45分/18.5km
服装/装備 半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
5:55 国道411号線路肩(岩岳尾根登山口)に到着(写真)。
橋の手前の路肩に駐車する。4〜5台は駐車できそうだ。
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6:10 国道411号線路肩(岩岳尾根登山口)を出発。
岩岳尾根登山口(写真)は余慶橋袂の右にあるが、道標はないものの明確な道が付いている。
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いきなりの急斜面をトラバース気味(写真)に進むと踏み跡は薄くなるが、すぐに明瞭な踏み跡に出る。 150mほど進み、右の急斜面をジグザグに50mほど登り、左へトラバースして行く。
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小さな木橋を渡ると下りが続き、石積みの道(写真上)から短く急下降し、沢の出合(写真下)に出る。 右の沢を渡り(写真下)、左の沢沿いに何度か渡り返して右岸を進む。
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ヒノキ林(写真)に入ると沢を離れ、小さな折返しを交えて登って行く。 しばらくして、2度大きく折り返し、支尾根を乗り越す。
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そのまま稜線の右下をたどり、乗るとP1410の左を巻くように進むが、すぐに右に折り返してピークの右を巻いてコルを越える(写真)。
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しばらく尾根の左下をたどり、尾根に乗ったところで、明瞭な道はないが右に上がれば(写真)、ほどなく岩岳山頂に出る。
当然(?)ここに道標はないので、見逃さないよう地形図を確認。
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8:37 岩岳山頂に到着(写真)。小休止。
枝に付けられた小さな手作りの標識と三角点がある。稜線上の雑木林の一角といった風で山頂らしさはなく、展望も全くない。
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8:42 岩岳山頂を出発。
北東に続く稜線をたどると、すぐにコルに降り、左からの本来の(?)登山道と合流する。 小ピークを左右に巻き、P1515の先で古びた雪量計(写真)がある稜線上に戻る。急な稜線を直登気味に登ると、倒木の目立つ平坦な道に変わる。
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再び急登から細い稜線をたどり、急なアップダウンを繰り返す。 1800m過ぎからやっとお目当てのアズマシャクナゲ(写真上)が現われ、その後小ピークを幾つか越えて行くと、アズマシャクナゲとともにイワカガミ(写真下)も見られるようになる。
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飛龍山 |
途中のピークからは飛龍山(写真)を一望する。
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サヲウラ峠への分岐(写真)を過ぎると、ほどなく前飛龍に着く。
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10:42 前飛龍山頂に到着(写真)。小休止。
アズマシャクナゲの木などに囲まれた山頂は狭く、そのアズマシャクナゲの木に手作りの標識が付けられている。
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10:47 前飛龍山頂を出発。
ゆるやかな下りが続いた後、急登を登り切ると飛龍権現神社が祀られた分岐(写真)に出る。そこから左の笠取山・将監峠方面に向かうと、5分ほどで展望の良い禿岩に着く。
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11:20 禿岩に到着(写真右)。小休止。
岩が露出した展望台になっていて、左から奥多摩山地(鷹ノ巣山、三頭山、御前山、大岳など)、前飛龍、富士山、大菩薩嶺、奥秩父山塊(金峰山、甲武信ヶ岳など)の大パノラマ(写真下)が広がる。稜線が雲に覆われた南アルプスも何とか見える。
禿岩からのパノラマ |
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11:30 禿岩を出発。
飛龍権現神社分岐まで戻り、笹の濃い登山道を左に上がる(写真)。ほとんど平坦な道になると、ほどなく飛龍山山頂に着く。
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11:50 飛龍山山頂に到着(写真)。小休止。
山頂を示す標柱と三角点があるが、樹林に囲まれ展望は全くない。 なだらかで広い山頂には誰も居なくて独り占めするが、虫が凄くて昼食の計画を変更して早々に下山する。
12:00 飛龍山山頂を出発。
アズマシャクナゲとイワカガミを撮りながら往路を戻る。
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奥多摩の山並み |
12:20 飛龍権現神社分岐に到着。
12:45 前飛龍山頂に到着。
12:50 サヲウラ峠分岐に到着。昼食。
岩場に上がり、奥多摩方面の展望(写真)を楽しみながら、昼食を取る。
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13:00 サヲウラ峠分岐を出発。
南東の登山道に入り、サヲウラ峠を目指す。 大きな段差の岩場を交えての急下降がゆるむと、小さくアップダウンを繰り返し、熊倉山山頂に登り着く。
13:48 熊倉山山頂に到着(写真)。小休止。
潅木に囲まれた狭い山頂に手作りの標識と三角点がある。
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13:53 熊倉山山頂を出発。
短い急下降からゆるやかな下りが続き、P1477(写真)を越えると開けた峠に降り立つ。
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14:19 サヲウラ峠に到着(写真)。小休止。
三条の湯への道などが交差し、中川神社の祠が祀られている。
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14:24 サヲウラ峠を出発。
南側の急な斜面を折り返して下った後、山腹をゆるやかにたどると、何箇所か崩壊気味の場所(写真)を通過する。 再び折り返して下ると、山王沢乗越に降り立つ。
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15:06 山王沢乗越に到着(写真)。
植林地をゆるやかに下り沢を横切ると、右下に集落が見えてくる。
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鹿除け柵のゲート(写真上)を抜け林道に降り立ち、右の奥秋部落方面(写真下)に向かうと、しばらくして国道に出て右に曲がる。
15:55 国道411号線路肩(岩岳尾根登山口)に到着。
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◎ 感想
登山者はそれほど多くなく、静かな山行が楽しめた。
アズマシャクナゲは時期的にはちょうど良いはずだが、チラホラとしか見られず少々期待外れだった。もっと密集して咲いているのを期待したのだが、今年は外れ年なのだろうか。。。
山頂からの展望はなく、時期的にも虫が煩い。この山は山頂ではなく、途中のアズマシャクナゲと禿岩からの展望を楽しむべきなのだろう。ノンビリするのも狭い岩場だが、禿岩が良さそうだ。
◎ 日帰り温泉
丹波山温泉 のめこい湯
これで少なくとも3度目。思ったより人が少なく、洗い場も浴槽も混むことがなく、ノンビリできた。
《2013年9月1日の感想》
浴場は全体にゆったりとして、ノンビリと温泉に浸かれた。
内湯は2つあり、1つはやや温めで長湯したくなる。時間的には混んでもおかしくない4時前にもかかわらず、浴槽はもちろん洗い場も混雑することはなかった。
無料の休憩場は1・2階にあるが、ともにあまり広くなく、1階は満員状態、2階は半分埋まっていた。しかもエアコンが効き過ぎて(ここだけではないが)、仮眠もままならなかった。
難点はその立地。駐車場は国道411号線沿いの道の駅たばやまを利用するのだが、温泉に入るには丹
波川に架かるつり橋を渡り対岸に行かなければならない。時間にすればわずか5〜10分ほどなのだが、
真夏ではせっかく流した汗をかいてしまいそうだし、冬は湯冷めしそう。