八経ヶ岳、弥山、明星ヶ岳
2022.02.06
八経ヶ岳 1,915.2m 弥山 1,895m 明星ヶ岳 1,894m
◎ 山行情報
山行日 2015年4月30日(木) 快晴
山頂所在地/山域 奈良県/近畿 紀伊山地
アクセス/出発地 車/行者還トンネル西口駐車場から往復
行程詳細 行者還トンネル西口駐車場(弥山登山口)(6:08-6:30)→ 奥駆道出合(7:19)→ 石休の宿跡(7:31)→
弁天の森(7:41)→ 聖宝の宿(8:05)→ 弥山小屋(8:48-8:54)→ 弥山山頂(8:57-9:04)→
弥山小屋(9:06-9:08)→ 八経ヶ岳山頂(9:31-9:40)→ 明星ヶ岳山頂(9:57-10:10)→
八経ヶ岳山頂(10:27)→ 弥山小屋(10:49-12:05)→ 聖宝の宿(12:36)→ 弁天の森(12:57)→
石休の宿跡(13:04)→ 奥駆道出合(13:13)→ 行者還トンネル西口駐車場(弥山登山口)(13:47)
所要時間/距離 行動時間:6時間24分 休憩時間:53分 合計:7時間17分/11.3km
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
6:08 行者還トンネル西口駐車場(弥山登山口)に到着(写真)。
行者還トンネルを出たところに有る。すでに満車に近い状況だが、まだまだ登山者の車がやって来る。 駐車料金1000円を払い朝食を取った後、登山口の様子を確認する。 登山届け記入ボックスがある。 管理小屋で山バッジを売っているようなので、帰りに寄ることにした。
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6:30 行者還トンネル西口駐車場(弥山登山口)を出発。
登山口(写真)の丸太橋を渡り沢の右岸をたどる。
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渓流に架かる橋(写真)を渡り、対岸の斜面を上がって尾根に乗る。
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浮き石と木の根が出た尾根をジグザグに急登(写真)する。ときどき小さな岩場もあるが、大したことはない。 ややゆるやかな笹原を過ぎると、ほどなく稜線上に飛び出す。
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7:19 奥駆道出合に到着(写真)。
左は行者還岳を経て山上ヶ岳に至る。右の弥山方面に向かう。 小さなコブを越え、小ピークを右に巻いて行く。葉がなく冬枯れを思わせる木々と、鳥のさえずりが心地良い。
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草の付いた岩のある石休の宿跡(写真上)を過ぎ、倒木と露岩の目立つ道をゆるやかに登り、三角点のあP1600.5に出る(写真下)。 標識には弁天の森とある(写真下)。
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八経ヶ岳、弥山小屋 |
ゆるやかに下って行くと、前方の木々の間に弥山小屋と八経ヶ岳山頂(写真)が見え隠れする。
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行者の像がある聖宝の宿(写真)を過ぎると、弥山山腹を折り返して登る。
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露岩や土留めの階段(写真)、さらには木道を交えて登り、途中には残雪も見られる。 短い鉄のはしごを上がると前方に小屋が見え、ほどなく小屋のトイレ横に登り着く。
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8:48 弥山小屋に到着(写真)。小休止。
なかなか大きな小屋で、トイレ自体が小屋でもおかしくない大きさだ。幕営もできるようだ。
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8:53 弥山小屋を出発。
一息入れて小屋の北西側の弥山山頂に向かう。 1つ目の鳥居の先の分岐で坪内・川合方面への道を左に分け、2つ目の鳥居(写真)をくぐりゆるやかに登れば、わずかで弥山神社の祀られた山頂に出る。
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八経ヶ岳、明星ヶ岳 |
8:57 弥山山頂に到着(写真上)。小休止。
山頂を示す標識はない。 展望は良く、枯れ木の向こうに八経ヶ岳と明星ヶ岳が並ぶ(写真下)。
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9:03 弥山山頂を出発。
山頂への登り口にある山頂標識の前で手短に記念撮影(写真上)し、南に延びる奥駆道に入り(写真下)八経ヶ岳へと向かう。
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少し下ると左の斜面が立枯れて開け(写真)、正面に八経ヶ岳が見えてくる。
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露岩と石がゴロゴロした道を下り、コルでオオヤマレンゲ保護の鹿除け柵(写真)を抜け、丸太止めの階段を登って行く。 残雪の先で再び柵を抜け、岩場をひと登りで八経ヶ岳山頂に飛び出す。
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大峰山脈 |
9:31 八経ヶ岳山頂に到着(写真上)。小休止。
岩が露出した山頂はそれほど広くはない。何故か三角点の周りに石が積まれている。 展望は良く、南に明星ヶ岳と釈迦ヶ岳など、北に弥山、山上ヶ岳、行者還岳、大普賢岳など南北の大峰山脈(写真下)を一望する。
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9:40 八経ヶ岳山頂を出発。
ゆるやかにアップダウンして下り、分岐のあるコル(写真)に降り立つ。 右に川合・坪内方面への道を分け、左の釈迦ヶ岳方面に向かうが、雰囲気的に山頂へ登る道がなさそうなので、100mほど行ったところで山頂を目指して斜面に取り付く。 数分で前方が開け山頂に飛び出す。
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9:57 明星ヶ岳山頂に到着(写真上、下)。小休止。
木が立ち枯れて開けた草地の山頂は、広くて展望も良い。 八経ヶ岳、大台ヶ原、釈迦ヶ岳などの大パノラマが広がる。 弥山や明星ヶ岳と違ってほとんど訪れる登山者もないようで、静かな時間を過ごせる。 一番良い場所かも知れない。
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10:10 明星ヶ岳山頂を出発。
北西側にある目印(写真)から入り、すぐに北側に向かって下れば、分岐の道標が見えてくる。 八経ヶ岳山頂を越え弥山小屋に向かう。
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10:49 弥山小屋に到着。昼食。
小屋前のベンチで昼食を取り、標柱(写真上)から東南方向にある国見八方睨(写真中)へ行って見る。 展望の良さはもちろんだが、途中の芝生の広場(写真下)が気に入り、一眠りする。幕営地にもなっているようだ。
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12:05 弥山小屋を出発(写真)。
12:36 聖宝の宿に到着。
13:04 石休の宿跡に到着。
13:13 奥駆道出合に到着。
13:47 行者還トンネル西口駐車場(弥山登山口)に到着。
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◎ 感想
越ハードな山行を予想していたが、思ったほどでもなかった。これならば、時間的にも狼平を周回すれば良かった。
明星ヶ岳の登り口が不明瞭なこと以外は、道標もしっかりしていて、人も多いので迷うことはない。また危険な場所もない。
石休の宿跡や聖宝の宿などの史跡、各山頂からの展望など見どころが多く、充実した山行が楽しめる。
弥山小屋前でも良いが、静かな昼食を考えるなら明星ヶ岳か国見八方睨へ行く途中の芝生の広場がお薦めだ。当然ながらメインの八経ヶ岳までは登山者が多い。