貫ヶ岳、平治の段

貫ヶ岳 897m 平治の段 940m

 山行情報

山行日       2014年4月7日(月) 快晴

山頂所在地/山域  愛知県/東海

アクセス/出発地  車/中沢公民館前駐車場から周回 中沢登山口〜矢口登山口(貫ヶ岳、中河内峠入口)

行程詳細      中沢ドクターヘリ場外離着陸場(7:05-7:25)→ 中沢登山口(7:32)→ 中沢焼山(稜線分岐)(8:38)→
          貫ヶ岳山頂(8:56-9:10)→ 中沢焼山(稜線分岐)(9:22)→ 晴海展望台(9:38-9:50)→
          十国展望台(10:08-10:13)→ 平治の段分岐(10:15)→ 平治の段山頂(10:19-11:10)→ 中沢峠(11:50)→
          矢口登山口(貫ヶ岳、中河内峠入口)(13:03)→ 中沢ドクターヘリ場外離着陸場(13:35)

所要時間/距離   行動時間:4時間48分 休憩時間:1時間22分 合計:6時間10分/11.0km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:05 中沢ドクターヘリ場外離着陸場に到着(写真)。

奥にゲートボール場とヘリポートがある。朝食はおにぎり1個。
道端の桜が満開。

7:25 中沢ドクターヘリ場外離着陸場を出発。

車の出入り口ではなく、灯籠や石碑のある場所から中沢公民館の前に出る(写真)。
公民館の左横の脇道の入口にある簡易地図を一応確認する。記載された時間が参考になる。
脇道を入り簡易舗装の道を登り墓地を左に見ると、ほどなく中沢登山口に着く。

7:32 中沢登山口に到着(写真上)。

電柱に注意書き(写真下)が貼られ、平治の段から中沢峠を経て貫ヶ岳、中河内峠入口への道は通行禁止になっている。公民館横の簡易地図でも記載があったが、それには気付かなかった。まあダメなら引き返せばいい、というつもりで登山口を入る。

杉の植林地をゆるやかに登り、たまに折り返しながら尾根に乗る。小ピークは回り込みながら進む。一頻り倒木が目立つ場所(写真)を過ぎると、植林地を折り返して登るようになる。
しばらくすると尾根が狭く急になり、時折直登を交えながら小さくジグザグに急登する。

8:38 中沢焼山(稜線分岐)に到着(写真)。

登山口の簡易地図には中沢焼山と記されている場所になる。
右に折れ前方に貫ヶ岳山頂部、右に富士山を見ながらゆるやかな下りから小ピークを越える。

少し崩壊気味の沢(写真)の左から広い斜面をジグザグに急登し、南西に延びる尾根に乗る。
ゆるやかな尾根をたどり、短かい急登からポンと貫ヶ岳山頂に飛び出す。

8:56 貫ヶ岳山頂に到着(写真)。小休止。

笹が刈り払われた山頂は概ね木立に囲まれ、富士山が見えるものの、枝がうるさい。

9:10 貫ヶ岳山頂を出発。

往路を中沢焼山(稜線分岐)まで戻り直進する。幾つかの小ピークを越えながら、少しずつ高度を上げていく。

9:38 晴海展望台に到着(写真)。小休止。

ここはP929の北側で、パイプを組み合わせたベンチがある。
展望は抜群で、天子山塊、富士山、白鳥山、愛鷹連峰、駿河湾を一望する。


9:50 晴海展望台を出発。

P929の南側の一端をたどり、短い急下降からゆるやかな下りが続き、急な登りをひと登りする。

富士山

10:08 十国展望台に到着(写真上)。小休止。

ここからの展望も良く、富士山(写真下)や白鳥山、愛鷹連峰はもちろん、浜石岳や蒲原三山、そして駿河湾の向こうに伊豆の山々が連なる。

10:13 十国展望台を出発。

すぐ先の植林地の境に立つ道標(写真上)で右に樽峠への道を見送り、左へゆるやかにひと登りで南貫ヶ岳眺望之図(平治之段)の方位盤(写真下)を見る。
すぐ先が平治の段山頂だ。

富士山、白鳥山、愛鷹連峰
浜石岳、高根山、久能山

10:19 平治の段山頂に到着(写真上)。昼食。

登山口の地図ではこの先通行禁止になっているため、早いが眺めも良いのでここで昼食にする。
途中で樽峠方面から2人の登山者が上がってきた。樽峠方面の登山道は今年の大雪で倒木が多いとのこと。
何気に腰を曲げた時に左側に痛みが走る。座った状態から立ち上がるとやや痛むものの、歩く分にはほとんど影響がなさそうだ。

十国展望台と同じように、富士山や白鳥山、愛鷹連峰(写真中)、浜石岳、高根山、久能山、有渡山、そして駿河湾の向こうに伊豆の山々が連なる(写真下)。

11:10 平治の段山頂を出発。

予定通り中沢峠方面に向かう。
植林地を短く下り、南西に延びる尾根が明確なったところで、道標(写真)を左に折れる。ここにも通行禁止の注意書きがある。

斜面を横切り東南に延びる尾根に乗ると、すぐに展望台があるはずだが、標識もなく不明のまま素通りする。
下りが続き笹の生い茂った尾根を過ぎ、細い尾根をたどる。
何度かアップダウンを繰り返し、方向が手書きの境界杭(写真)の立つ小ピークを越える。そこから杉の植林地をゆるやかに下ると、ほどなく道標の立つ中河内峠に降り立つ。

11:50 中沢峠に到着(写真)。

ここは平治の段からの尾根と南東側のP804とのコルで、四つ辻になっている。
静岡市上下水道局の大きな看板が目立つ。

ここまでは特に危険なところもなく、順調に来た。
左の中沢登山口へと下る。

道はやや不明瞭になるが、右の斜面に沿って下ると明確な道になる。
沢に向かって下り、左に清流の音を聞きながら急下降し、沢に降り立つ(写真)。

小沢出合を過ぎると、崩壊地やロープの張られたザレた場所(写真)が出てくる。倒木も多く踏み跡も不明瞭な中、渓流を何度か渡り返して行く。

壊れた桟道の残る崩壊地(写真)に出ると道らしい道はなく、足掛かりを探しながら横切り、何とか沢底へと降りる。

そこかも相変わらず倒木が多いものの、沢沿いに下り最後の丸太の橋(写真)を渡ると、ほどなく右に林道が見えてくる。

13:03 矢口登山口(貫ヶ岳、中河内峠入口)に到着(写真)。

林道を右にほぼ道なりに進む。

少し先で左に駐車可能な空き地を見送ると、舗装された林道になる。
集落を抜け県道811号線に出て左折(写真)すれば、ほどなく中沢公民館が見えてくる。

13:35 中沢ドクターヘリ場外離着陸場に到着。


 感想

通行禁止とはいえ、あそこまで崩壊しているとは思わなかった。途中は道も目印も不明瞭だが、沢をたどれば迷うことはないだろう。
ただ、登りに使うと幾つか沢が分岐するので、迷いやすくなるだろう。地形図とコンパスは必携となる。GPSがあればベスト!!
平治の段までは迷うことも、危険な場所もない。
展望所もあり、ゆっくりと展望を楽しみたい。