太刀岡山、黒富士、曲岳
2022.02.14
太刀岡山 1,295.7m 黒富士 1,635m 曲岳 1,642.8m
◎ 山行情報
山行日 2013年12月14日(土) 晴れのち曇り
山頂所在地/山域 山梨県/奥秩父山塊
アクセス/出発地 車/太刀岡山駐車場 太刀岡山登山道入口〜曲岳・八丁峠登口
行程詳細 太刀岡山駐車場(7:00-7:30)→ 太刀岡山登山道入口(7:35)→ ハサミ岩(8:02)→ 太刀岡山山頂(8:31-8:41)→
越道峠(9:08)→ 鬼頬山山頂(10:09-10:15)→ 黒富士山頂(11:11-11:38)→ 升形山山頂(12:05-12:15)→
八丁峠(12:27)→ 曲岳山頂(13:00-13:20)→ 八丁峠(13:40)→ 曲岳・八丁峠登口(14:30)→
太刀岡山駐車場(15:00)
所要時間/距離 行動時間:6時間17分 休憩時間:1時間13分 合計:7時間30分/13.0km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
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この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:00 太刀岡山駐車場に到着(写真)。
川向こうにハサミ岩を見ながらおにぎり1個食べる。 消防センター内のトイレが使えると案内があるので探したが、消防センターを見つけられなかった。
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7:30 太刀岡山駐車場を出発。
50mほど戻り太刀岡山登山道入口の標識を左に入り橋を渡る(写真)。
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すぐ先の左の民家手前の石垣が登山口(写真)になっている。これでもかと道標があるので見逃すことはない。 すぐに獣除け柵を抜け偽木の階段を上がり、いきなりの急斜面をジグザグに登る。
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基部に小さな祠が祀られた大岩(写真)に行き当たり、左へトラバース気味にたどり、ハサミ岩の基部に登り着く。
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8:02 ハサミ岩に到着(写真上、下)。
基部で見るとまったく鋏には見えない。 北側には茅ヶ岳と金ヶ岳の稜線と曲岳を見る。 東の岩混じりの細い尾根を登る。高度を上げるに連れ風が出てきた。
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茅ヶ岳、金ヶ岳 |
8:31 太刀岡山山頂に到着(写真上)。小休止。
小さな石の祠が出迎えてくれる山頂はそれほど広くはないが、展望はまずまずだ。 南側にはやや逆光気味の富士山、西側には鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳など南アルプス、北側には茅ヶ岳や金ヶ岳(写真下)を見る。
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8:41 太刀岡山山頂を出発。
冬枯れの稜線をゆるやかに下り、登り返してP1322(写真)に登り着く。地形図ではこちらが太刀岡山山頂になっている。また、あるガイドブックではP1295.7を南峰、ここを北峰と記している。しかし、実際には標識もなくただの疎林のピークだ。 しばらく急下降が続き、ゆるむと林道に降り立つ。
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9:08 越道峠(こいどとうげ)に到着(写真)。
黒富士まで2時間となっている。 切断された反対側の稜線に乗り、強風の中ゆるやかに登る。右奥には黒富士を見ながら、緩急が交互する細い稜線を登る。
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小さなコブを越えると、一転広い稜線の急登(写真)となる。ロープが張られているが、あまりの急登に掴まる手が滑り、ついにはトレッキングポールを短いまま、手足をフルに使って登る。まさに胸突八丁の急登が20分ほど続き、登り切ったときには思わずホッとする。 ここで左に折れ、ひと登りでP1516手前のピークに登り着き、さらに先に進めばP1516(鬼頬山)に着く。
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10:09 鬼頬山(おにかくやま)山頂に到着(写真上)。小休止。
狭い山頂の木に手作りの標識(写真下)が付けられている。 今は冬枯れで樹間に展望が得られるが、葉が生い茂るとほとんどないと思われる。
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10:15 鬼頬山山頂を出発。
急下降から2つ3つと小ピークを越え、やや急な登りからP1540(写真)を越え、笹原の稜線から南に延びる尾根に乗る。
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ここから左へゆるやかに登り、カヤトが目立つようになれば、ほどなく東西に細長いピークの西側の八丁峰(写真)に登り着く。
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八丁峰からピークを東側へたどり、南東の尾根に乗り換えるとすぐに左へ曲岳への分岐(写真)を見送る。 平坦な道からわずかに雪が残る潅木の狭い稜線を登れば、ほどなく黒富士山頂に飛び出す。
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11:11 黒富士山頂に到着。小休止。
団体が狭い山頂を占領しているため、まずはすぐ先の展望台(写真右上)へ行く。 展望台はもっと狭いが、名前の通り展望は良い。 東南側から西側にかけて、道志山塊、御坂山地、富士山、鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳を始めとした南アルプスなどの大パノラマが広がる。 北東側には瑞墻山や金峰山、国師ヶ岳などが見られる(写真下)。 団体が下山してから山頂に戻り記念撮影(写真右下)。 ここで昼食を取るつもりだったが、風が強く寒いため諦める。
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11:38 黒富士山頂を出発。
往路を戻り曲岳への分岐を右に進み、すぐ先のコル分岐(八丁平)(写真)を右に曲がる。 ゆるやかなカヤトの道から岩場を短く急登して山頂に出る。
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12:05 升形山山頂に到着(写真上)。小休止。
山頂は狭い岩場になる。 ほとんど遮るもののない360度の大パノラマが広がる。特に瑞墻山(写真中)と金峰山(写真下)が良い。
12:15 升形山山頂を出発。
往路を戻り、分岐を右に下ればほどなく八丁峠に降り立つ。
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12:27 八丁峠に到着(写真)。
直進し曲岳に向かう。 幾つかの小ピークを越えたり巻いたりしながら稜線をたどる。
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三ッ峠山、富士山 |
山頂直下の急登から岩壁を左に回り込み、さらに急登すると展望舞台(写真上)に登り着き、富士山方面を一望(写真下)してからひと登りで曲岳山頂に飛び出す。
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13:00 曲岳山頂に到着(写真)。昼食。
山頂は狭くて展望もないため、記念撮影後展望舞台に降りて昼食を取る。まずまずの展望で、他と違って今日歩いた山々や稜線を一望できる。
13:20 曲岳山頂を出発。
往路を八丁峠まで戻る。
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13:40 八丁峠に到着。
斜面を回り込み沢に降り、ひたすら沢沿いを下って行く。 細い沢で途切れた舗装路(写真)を上がり、農場内の道路を5分ほど下ると、広い車道に飛び出す。
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14:30 曲岳・八丁峠登口に到着(写真上)。
すぐ先の三差路(写真下)を左にUターン気味に折れ、橋を渡ってすぐに右の脇道に入る。
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農場を抜け、突き当たりの広場の奥(写真)から山道に入る。
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5分ほどで細い渓流を渡り、堰堤を越えて林道に降り、右へすぐで車道(写真)に出る。 後は車道をひたすら下る。
15:00 太刀岡山駐車場に到着。
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◎ 感想
登り始めと鬼頬山への急登はさすがに堪えた。特に鬼頬山への急登はこれまで記憶にない急登だった。行程は長くないが嘗めて掛かってはいけない。
各山頂とも狭いのが玉にキズだが、富士山や南アルプスなどの展望が良い。特に升形山山頂が遮るものがなく、一番のお勧めだ。