能郷白山

能郷白山 1,617.4m

 山行情報

山行日       2013年7月27日(土) 晴れのち曇り

山頂所在地/山域  岐阜県、福井県/東海 両白山地(越美山地)

アクセス/出発地  車/能郷谷林道ゲート前

行程詳細      能郷谷林道ゲート前(6:15-7:25)→ 能郷谷登山口(8:22-8:27)→ 道標①(9:05)→ 能郷谷旧登山口(9:22)→
          道標②(9:53)→ 道標④(11:05)→ 道標⑤(11:50)→ 能郷白山神社奥宮(12:18-12:23)→
          能郷白山山頂(12:29-12:55)→ 能郷谷登山口(15:26)→ 能郷谷林道ゲート前(16:15)

所要時間/距離   行動時間:8時間14分 休憩時間:36分 合計:8時間50分/16.4km

服装/装備     半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

6:15 能郷谷林道ゲート前に到着(写真)。

昨夜は雨が降ったようで道路が濡れている。登山道も濡れているかも知れないと考えると、一瞬このまま帰ることも脳裏をよぎった。
朝食におにぎり2個を食べてから30分ほど仮眠する。

7:25 能郷谷林道ゲート前を出発。

退屈な林道歩きが続く。谷筋の水が道路上を横切っている場所が3〜4ヶ所ある。舗装路が途中で崩落した場所は右に迂回する。その先ではマムシを5~6匹見る。
右ヘアピンカーブの頂点に雑草に覆われた登山口の看板を見つける。

8:22 能郷谷登山口に到着(写真)。小休止。

雑草が生い茂り、道標の残骸がなければ見逃しそうだ。

8:27 能郷谷登山口を出発。

登山口の雑草を分け入るとすぐに渓流を渡渉(写真)する。割と急流だが、幅が狭く岩も出ているため、それほど苦労せずに渡る。ただ岩が滑りやすい。

雑草や木々に覆われた急な斜面に取り付き、小さくジグザグに登る。ところどころにロープが付けられている(写真)。
30分ほど急登が続き、やや緩むと道標①を見る。

9:05 道標①に到着(写真)。

標高900m、山頂まで4315mとなっている。
しばらくゆるやかな登りが続き、左にガードレールの残骸が残る旧登山口に出る。

9:22 能郷谷旧登山口に到着(写真)。

その時はなぜこんなところにガードレールがあるのだろうと訝ったが、帰宅後ネットで確認してみると、旧登山口で地形図の林道がヘアピンカーブしたところであることが分かった。
ここから再び急登が続く。

9:42 1100mあたりに到着。小休止。

ゆるみ始めた1100mあたりで5分の休憩を取る。

9:47 1100mあたりを出発。

ゆるやかな登りからしばらくして道標②を見る。

9:53 道標②に到着(写真)。

標高1160m、山頂まで3600mとなっている。

この先の小ピークに掛かると、初めての高山植物ヤマホトトギス(写真上)、さらにP1191あたりでサワヒヨドリとそこに飛び交うアサギマダラ(写真中)、その先ではオオカメノキ(写真下)などが見られるようになる。

1400m手前あたりからは右前方に前山が見られるようになり(写真上)、さらには前山の西にかかると前方に台地状の能郷白山を見る(写真下)。
前山の西からはしばらく下りが続く。

11:05 道標④に到着(写真)。

さらに下りが続く。
途中能郷白山神社奥宮のところに登山者の姿を遠目に確認する。

11:50 道標⑤に到着(写真)。

雑草の生い茂った急登が続く。

山頂直下でゆるむと、オオバギボウシ(写真上)やニッコウキスゲ(写真下)の咲く草原の斜面をトラバース気味にたどり、山頂への分岐を右に見送ると、能郷白山神社奥宮に登り着く。

12:18 能郷白山神社奥宮に到着(写真)。小休止。

稜線上の広々とした草原に能郷白山神社奥宮の社があり、360度の展望が広がる。が、この日は雲が掛かり何も見えず。
先着の登山者1組が休憩中だった。

12:23 能郷白山神社奥宮を出発。

往路を戻り、分岐を左に上がる。

12:29 能郷白山山頂に到着(写真)。昼食。

山頂は笹に囲まれ狭く、展望も良くない。小さな山頂標識が三角点の傍にあるが、これだけ有名な山にしては寂しい。
温見峠から2組登山者が登って来た。

12:55 能郷白山山頂を出発。

往路を戻る。

15:26 能郷谷登山口に到着。

16:15 能郷谷林道ゲート前に到着。


 感想

膝痛後初の本格登山にしてはかなりハードな山だったかも知れない。と言っても本当にハードなのは登山口から稜線までの30分ほどの急登で、その後は暑さと伸びた草木との格闘に時間と体力を消耗する。そう言えば途中ノンビリと休憩できる場所がなかったような。。。山頂ではお湯を沸かす気力もなく、水でおにぎりを流し込む。
下山は時々立ち止まって水分補給程度で、まともな休憩はせず。唯一登山口前の渓流の冷たい水で腕や顔を洗う。
膝への負担軽減のために久々にトレッキングポールを使う。登りでは邪魔になりそうだが、下りでは良さそう。
数組の登山者はすべて温見峠からで、能郷谷からは誰もいなかった。
アプローチの林道では5〜6匹のマムシを見かける。足音に気付いたのか、壊れたコンクリートの下に潜り込んだ。だが、そのコンクリートの上を歩かなければならず、おっかなびっくりで足早に通過する。

盛夏にこのコースは止めておいたほうが良さそう。暑過ぎる?!!


 日帰り温泉

うすずみ温泉 四季彩館

比較的山間部にあるためか、混み合いそうな時間帯(5時〜)にもかかわらず、空いていてノンビリできた。
浴場は広く、内湯が3種類、露天風呂が2種類ある。無料の大広間や食事処もあるが、オーダーストップが6時と早い。大広間は広々として良いのだが、エアコンがちょっと強く、寒かった。
休憩しているのは2〜3人だけ。