推定平安鎌倉古道、箱根旧街道
2022.02.14
推定平安鎌倉古道 箱根旧街道
◎ 山行情報
山行日 2013年12月22日(日) 晴れのち曇り
山頂所在地/山域 静岡県/箱根山
アクセス/出発地 徒歩/三嶋大社参拝者駐車場から周回
行程詳細 三嶋大社参拝者駐車場(7:05)→ 小沢分岐(7:50)→ 韮山辻(8:36)→ 山中関所跡(8:41)→
諏訪神社(8:55-9:05)→ 扇平分岐(9:28)→ 鎌倉古道入口(10:26)→ 箱根峠(11:08)→
箱根旧街道入口(茨ヶ平)(11:20-12:00)→ 接待茶屋跡に到着(12:13)→ 山中城跡入口(13:05)→
笹原一里塚(13:36)→ 錦田一里塚(14:44)→ 箱根旧街道入口(15:00)→ 三嶋大社参拝者駐車場(15:13)
所要時間/距離 行動時間:7時間18分 休憩時間:50分 合計:8時間8分/26.9km
服装/装備 ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴
GPSログ GPX KML 標高CSV 商用以外であれば自由に利用できます。
三島市街側 |
芦ノ湖側 |
この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。 無断転載を禁じます。 |
ルート図
◎ 山行記録
7:05 三嶋大社(写真上)参拝者駐車場を出発。
駐車場東の一方通行の道を北上し、2つ目の丁字路(街中がせせらぎの道標がある)(写真下)を右折する。
駐車場は大鳥居の右側にある。
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朝日を浴びる富士山 |
道なりに進み、左に朝日を浴びる富士山(写真)を見ながら下神川橋を渡る。
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左カーブの先で右の願成寺の参道(写真)に入り、境内を抜ける。 元の道に戻り、東海道本線の陸橋を渡り右折し、道なりに進み東海道新幹線の陸橋を渡る。 天神原交差点を過ぎると道はゆるやかな登りとなり、旭ヶ丘の住宅街を抜ける。 山田小学校、中学校と過ぎ、東駿河湾環状道路の陸橋を渡り、加々見園を過ぎると右カーブの入口で左の脇道に入る。
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7:50 小沢(こざわ)分岐に到着(写真上)。
入口に道標(写真下)と枯れ葉に埋もれかけた道しるべの石碑がある。 細い道が続く林を抜け左に畑が現れると、ほどなく三叉路の韮山辻を右折する。すぐ先の三叉路を直進すると、開けた畑が続くようになり、遠くに箱根の山並みを見ながら歩く。 途中サザンカのピンクの花が冬枯れの景色に色を添える。
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木の生い茂った切通や竹林を過ぎると、突然前方が開け、広々とした畑を横切り、3つ目の十字路(写真)を左折する。
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すぐに右の脇道(写真上)に入り、左に愛鷹山と富士山を見ながら進めば山中関所跡の石碑(写真下)がある。
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そのまま進み元の道に行き当たって右折、道なりに進めば山神社の前(写真)に出る。 石柱と古道の説明板がある。
山神社の左を入るのが正式の道のようだ。
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70mほど先の閉鎖された古道入口(2004年は通れた)を右に見送り、しばらくして諏訪神社入口の階段(写真)を上がる。
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8:55 諏訪神社に到着(写真)。小休止。
お堂は林に囲まれ、静かな佇まいだ。
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9:05 諏訪神社を出発。
参道から左の脇道に入り、山神社からの道と合流(写真)し右折する。
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ゆるやかに登ると、すぐに分岐(写真)に出て右に車道への道を分ける。道標もありこの道で間違いないと確信する。 切通のような道からハコネダケの間を進む道に変わり、ところどころにある石碑を見ながらたどる。
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9:28 扇平分岐に到着(写真)。
右が扇平方面になる。桜の名所のようで、箱根の里のハイキングコースにもなっているが、あまり知られていないようだ。
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ゆるやかな登りから林道(写真)を横切り、ヒノキ林の中をゆるやかに登ると、再び林道を横切る。
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横切った林道沿いに進み、三度(みたび)林道を横切る(写真上)と、しばらくは登山道らしい道をたどり、高圧線の鉄塔横(写真下)を通り別荘地の車道に飛び出す。
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10:26 鎌倉古道入口に到着(写真)。
前回はなかった鎌倉古道入口の道標がある。
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車道を右に進み大きな十字路を右に、さらに別荘管理事務所、箱根旧街道入口と過ぎ、箱根エコパーキング横(写真)に出る。右には峠茶屋がある。
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パーキング西側の通路を通り箱根峠に向かう。 途中に新箱根八里記念碑(峠の地蔵)(写真上)や箱根旧街道の門(写真下)がある。
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11:08 箱根峠に到着(写真)。
箱根峠を示す道標や石碑などはなく、有るのは信号の標識だけ。何とも寂しい。
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往路を戻り箱根旧街道入口(写真)を左に入る。
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11:20 茨ヶ平に到着(写真)。昼食。
ハコネダケに囲まれ「平」というほど広くはない。東屋やマップがある。
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12:00 箱根旧街道入口(茨ヶ平)を出発。
ハコネダケがトンネル状の甲石坂(写真)を石畳を交えて下り、国道に出たら右にわずかで接待茶屋跡に着く。
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接待茶屋(写真)の案内板はあるが、その痕跡は見て取れない。
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すぐ先の甲石坂から移設された兜石(写真)と施行平への道を右に見送る。
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その後も明治天皇休憩跡の石碑などを見ながら石畳の石原坂(写真上)を下ると、左が開けてきてトイレのある国道降り口(写真下)に差し掛かる。
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ここからは大枯木坂に変わり民家の庭先を左に折れ、国道を渡り右へ少し下って再び旧街道(写真上)に入る。 ヒノキ林の中の石畳を下り、左から林道が合わさると、雲助徳利の墓を見て国道(写真下)に飛び出す。そのまま国道を下り芝切地蔵堂への道を抜ける。
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13:05 山中城跡入口に到着(写真)。
国道を渡り整備された石畳を下る。
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再び国道を渡りわずかに下って右の旧街道(写真)に入るのだが、工事中で通行禁止になっている。
その後ここは国道バイパスが新たに通り、大きく様変わりしている。
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行けるところまで行って、だめなら引き返すつもりで先に進む。確かに工事中ではあるが、危険もなく富士見平茶屋横から国道(写真)に出る。国道を渡り階段を降りて石畳を下る。
(注意)富士見平ドライブインの南側(写真の左側)に横断歩道がある。
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13:36 笹原一里塚に到着(写真上)。
塚は左の一段高いところにある(写真下)。 すぐ先の国道を渡り、民家の間のこわめし坂を下る。
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旧国道に出てしばらく道なりに下り、左カーブ手前で右前方下に坂公民館が見えたら右の脇道(写真上)に入る。 正面に坂幼稚園が見えたら、右の脇道(写真下)を下り車道に降りたら左へ、さらに旧国道との三叉路を右に進む。
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西の山区民館の先を右に入り(写真)、臼ころばし坂を下ると、しばらくは旧国道をひたすら下ることになる。 国道に出て右へすぐの三島塚原交差点を渡り、松並木の石畳を下る。
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14:44 錦田一里塚に到着(写真)。
すぐ目に付く場所にあるためだろうか、笹原一里塚より整備されている。
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さらに下りが続き、五本松交差点を右折し、すぐ左に折れ石畳の愛宕坂を下ると、案内板や道標のある箱根旧街道入口(写真)に降り立つ。 東海道本線の踏切を渡り県道に出たら、右折し道なりに進む。
交番の手前の一方通行の道を入れば三嶋大社参拝者駐車場に着く。
15:13 三嶋大社参拝者駐車場に到着。
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◎ 感想
9年前の早春に歩いている道を再度たどってみた。標高差800mほどだが、往復27kmほどあるため傾斜のキツイ場所はなく、ゆっくりのんびりと歩ける。危険な場所や迷うような場所もない。
往路の推定平安鎌倉古道は前半史跡旧跡を巡るコースは舗装路だが、後半の諏訪神社以降は杉林の中の本格的な登山道になるので、足元はしっかりと準備したい。
山神社からは横の道に入り、諏訪神社に出ても良い。三島市作成のマップではこれが正解のようです。(2018年追記)