雨山、檜岳

雨山 1,176m 檜岳(ひのきだっか)1,166.6m

 山行情報

山行日       2013年11月3日(日) 曇りのち晴れ

山頂所在地/山域  神奈川県/丹沢山地

アクセス/出発地  車/寄大橋駐車スペースから周回

行程詳細      寄大橋駐車スペース(7:05-7:20)→ 登山道入口(7:40)→ 釜場平(8:34-8:40)→ 雨山峠(9:30-9:40)→
          雨山山頂(10:12-10:20)→ 檜岳山頂(10:48-11:00)→ 伊勢沢ノ頭(11:26-12:36)→
          秦野峠(13:20-13:25)→ 林道秦野峠(13:49-14:00)→ 寄大橋駐車スペース(15:00)

所要時間/距離   行動時間:5時間38分 休憩時間:2時間2分 合計:7時間40分/14.4km

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴

GPSログ      GPX  KML  標高CSV    商用以外であれば自由に利用できます。

   この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。
   無断転載を禁じます。

ルート図      


 山行記録

7:05 寄大橋駐車スペースに到着(写真)。

途中自然休暇村管理センターの駐車場でおにぎりを食べ、トイレを済ましてから寄大橋駐車スペースに向かう。ここの駐車スペースは橋の手前と渡った先の2箇所あり、それぞれ4〜5台は停められそうだ。頭上には桜が咲いている。

7:20 寄大橋駐車スペースを出発。

ゲートを抜け登山ポストや案内板がある管理棟の前を進む。途中周遊道の入口を何箇所か見送りながら林道をゆるやかに登る。
舗装が途切れるとすぐ先で林道も終わり、道標や案内板の立つ登山道入口に着く。

7:40 登山道入口に到着(写真)。

右の石段を上がり鬱蒼とした杉林に入る。

ジグザグに登ってすぐの分岐を右に進み、少し上がって沢へと降りて渓流(写真上)を渡る。
反対側の斜面に取り付き、すぐに分岐(写真下)を右に折れる。
杉林を抜けると河原に出るが、その後も堰堤を越えたり、河原や渓流を何度か横切る。

その後、植生保護柵に沿ってゆるやかに登り、しばらくしてガレ石の詰まった沢(写真)を2本横切る。
2本目の小沢の対岸の岩壁にはハシゴ(写真)が掛けられている。

さらにすぐ左の小沢を横切り、ハシゴでと桟道で岩壁(写真)を上がると、ほどなく釜場平に登り着く。

8:34 釜場平に到着(写真)。小休止。

ベンチが置かれているが、平というほど広くはない。また、コルのように見えるが、左は隠れピークで実際には山腹のようだ。

8:40 釜場平を出発。

杉林の山腹を短くたどり、尾根をジグザグに急登して、小ピークを越え沢(写真)に降り立つ。コシバ沢と言うらしく、鍋割山への遡上ルートのようだ。

沢を横切り杉の植林をジグザグに急登し、注意の標識から道は沢を高巻くようになる。
しばらくして沢出合(道標あり)(写真上)で左の沢に入り、すぐに右岸の階段(写真下)から尾根を乗り越し、隣の沢を高巻くように進む。

沢に降りて詰めて行くと、低い段差の岩場(写真)に出る。右に沢を離れるような踏み跡が見て取れるが、ここは素直に岩場を越え沢を詰めて行く。目印のピンクテープもある。

すぐ先の小沢出合(道標あり)(写真上)で左の小沢をたどり、左岸の階段(写真下)を上がり沢を詰めれば、ほどなく稜線に飛び出す。

9:30 雨山峠に到着(写真)。小休止。

十字路になっていて、直進は玄倉川の雨山橋、右は鍋割山、雨山は左になる。

9:40 雨山峠を出発。

左の稜線を上がるとすぐに急登が始まり、ジグザグから次第に直線的に登る(写真)ようになる。
ところどころ枝越しに展望があり、右(西)に富士山、背後(北)に丹沢山地を見る。
昨日とは打って変わって雲は出ているものの、展望にはあまり影響はない。

道標(写真)から広くゆるやかな尾根をたどり、次の道標からはほとんど平坦な道に変わり、ゆるやかにひと登りで雨山山頂に出る。

シダンゴ山、高松山、箱根山

10:12 雨山山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂は広いピークの南端にあり、若干木立がうるさいものの南側に展望が広がる。
見えているのはシダンゴ山や高松山、その向こうに箱根山のようだ(写真下)。

10:20 雨山山頂を出発。

ゆるやかな下りから、稜線の南西側が崩壊した場所(写真)を過ぎる。
西から南に方向を変えると急下降が続き、痩せた稜線のコルから小さくアップダウンを繰り返す。
その後平行した右隣の稜線に乗り変えると急登となり、アザミの群生を見るとほどなく檜岳(ひのきだっか)山頂に飛び出す。

10:48 檜岳山頂に到着(写真)。小休止。

雑木林の中の草地で、山頂と言うにはさみしい。
展望も北西側の枝越しに丹沢山地を見る程度で、期待しない方が良い。

11:00 檜岳山頂を出発。

起伏のほとんどないおだやかな稜線からピークを2つ越え、ひと登りで山神峠分岐(写真)に着く。右に下れば山神峠から撫ノ丸に至る。
すぐ先に伊勢沢ノ頭の標識がある。

富士山

11:26 伊勢沢ノ頭に到着(写真上)。昼食。

標識のある場所は狭いため、山神峠分岐の草地で昼食を取り、一眠りする。
笠雲を被った富士山(写真下)を見る。

12:36 伊勢沢ノ頭を出発。

下りが続き、急下降から登り返してP1086を越える。
いたるところで倒木(写真)が道を塞ぐ。
真っ直ぐな急下降からジグザグに下る。

途中リンドウ(写真)などの花が疲れを癒してくれる。

13:20 秦野峠に到着(写真)。小休止。

尾根の平坦地だが、雑木林の中で展望はない。

13:25 秦野峠を出発。

右に折り返すようにして斜面を下り、沢越え(写真上)からすぐ隣の沢を登り詰め(写真下)、鞍部からP868を越える。

短い急下降からゆるむと柵沿いの痩せ尾根から柵に挟まれた道(写真)を登る。
丸太と土嚢の階段に差し掛かると眼下に林道が見え、木の階段から林道に降り立つ。

13:49 林道秦野峠に到着(写真)。小休止。

シダンゴ山へは正面の虫沢林道を行く。

14:00 林道秦野峠を出発。

林道秦野峠線を東にたどる。長い林道歩きからゲートを越え、寄大橋を渡れば駐車スペースに着く。

15:00 寄大橋駐車スペースに到着。


 感想

注意が必要なのは登山口から雨山峠までの沢歩きだろうか。それなりに道標があるので迷うことはないと思うが、増水時は引き返す勇気も必要だろう。
稜線上は急登、急下降があるものの、危険なところはない。
時間があれば林道秦野峠からP871を経てシダンゴ山に登ると、歩き応えのある山行になるだろう。その場合は下山が自然休暇村管理センターに出てくるので、そこの駐車場に車を置いた方が良い。
展望は雨山と山神峠分岐あたりで一部ある程度で、期待しない方が良い。