生藤山、陣馬山

生藤山 990.3m 陣馬山 855m

簡易ルート図

 山行情報

山行日       2012年12月24日(月) 晴れ

山頂所在地/山域  東京都/奥多摩

アクセス/出発地  車/県立鎌沢駐車場から周回

行程詳細      県立鎌沢駐車場(6:50-7:15)→ 鎌沢休憩所(7:37-7:42)→ 生藤山・三国山登山口(7:44)→ 佐野川峠(8:21)→
          甘草水分岐(8:37-8:45)→ 三国山山頂(9:03-9:15)→ 生藤山山頂(9:22-9:30)→ 茅丸山頂(9:47-9:55)→
          連行峰(連行山)山頂(10:12)→ 山の神(10:37)→ 大蔵里山山頂(10:43)→ 醍醐丸山頂(11:10-11:15)→
          和田峠(11:48)→ 陣馬山山頂(12:15-13:20)→ 和田第二尾根分岐(13:47)→ 陣馬山登山口(14:12)→
          県立鎌沢駐車場(14:33)

所要時間      行動時間:5時間27分 休憩時間:1時間51分 合計:7時間18分

服装/装備     ソフトジャケット、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴


 山行記録

6:50 県立鎌沢駐車場に到着(写真)。

先着1台あり。オーナーはすぐに出発して行った。
朝食にオニギリ2個食べる。

7:15 県立鎌沢駐車場を出発。

車道を山に向かって進む。
道が狭まった先の丁字路(道標あり)(写真)を左にUターン気味に上がる。すぐ先で私道との丁字路を左に折れると、簡易舗装された道は急坂となり、熊野神社の鳥居を右に見送る。左には茶畑が広がる。

道端に置かれた水樽を覗くと薄氷が張っている。確かに日陰は肌寒さを感じるものの、風がほとんどないため日向は暖かい。急坂と相まって、少し登った先の竹の子の里活性化センターを右に見送る頃にはウッスラと汗ばむほどだ。
しばらくして小屋の手前で鎌沢休憩所への分岐(写真)に行き着く。直進すればそのまま生藤山・三国山登山口に向かうため、ここは左の休憩所に向かう。と言っても数メートル進むと右手の茶畑の奥に休憩所の東屋が見える。

7:37 鎌沢休憩所に到着(写真)。小休止。

三国山・生藤山から陣馬山・景信山周辺の登山略図と木株に見立てたトイレがある。
大汗をかく前にソフトジャケットを脱ぐ。

7:42 鎌沢休憩所を出発。

そのまま道なりに行けば、すぐに元の道と合流して、左に進めば生藤山・三国山登山口(写真)に着く。生藤山・三国山登山口と刻まれた石碑がある。

簡易舗装が続き登山口らしくないが、すぐに民家の手前で分岐する右の登山道らしい道に入る(写真)。

山腹の鬱蒼とした竹林と杉林の間の道をたどり、明るい雑木林に変わると左に作業道を見送る。さらに山腹をゆるやかに登れば、左に佐野川方面への道が分岐するベンチのある尾根上(写真)に出る。

ゆるやかに尾根を登ると、P674で地形図にない分岐を左に見送り、右に尾根を外す。ほどなく現れる道標から左の斜面に取り付き、短くジグザグに急登してベンチとテーブルのある尾根上(写真)に飛び出す。
ここから桜のプロムナードと名付けられた桜並木が続く尾根をたどる。
鳥居や祠を過ぎ、やや急な登りからP768の右側をゆるやかに登り、再び稜線上に戻ると佐野川峠に着く。

8:21 佐野川峠に到着(写真)。

左に上岩方面への道が分岐する。
すぐ先で右に巻き道が分岐するが、尾根上の道とはすぐに合流する。しばらく尾根上をたどると、ベンチのある分岐に登り着く。

8:37 甘草水(かんぞうみず)分岐に到着(写真上)。小休止。

少し桜の枝がうるさいものの、富士山を望む。往復2〜3分の甘草水(写真下)に行ってみるが、冬のためか湧き水は細い。

8:45 甘草水分岐を出発。

やや急なジグザグの登りからP931を右に外すが、すぐに稜線上に戻り軍刀利神社への分岐(写真)を左に見送る。

次のピークを左に外し、右カーブの先で三国山を右に巻く生藤山・和田峠への道を見送る(写真)。冬枯れの雑木林の稜線をひと登りで三国山山頂に飛びだす。

9:03 三国山山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂標柱(写真下)と関東ふれあいの道の案内板、多数のベンチやテーブルがある。
まずまずの広さで、潅木越しに富士山(雲が掛かっている)や丹沢連峰、わずかに相模湾を見る。

9:15 三国山山頂を出発。

下り始めてすぐに先ほどの巻き道と合流するが、またすぐに分岐(写真)で生藤山を巻く道を直進方向に見送り、右にザレ気味の急な稜線をひと登りで生藤山山頂に飛びだす。

9:22 生藤山山頂に到着(写真上)。小休止。

狭い山頂に山頂標柱(写真下)が2本あるが、潅木がうるさく展望はあまり良くない。
今日のメインの山がこれか、と少々がっかりする。

9:30 生藤山山頂を出発。

短い下りから尖ったピークを越え、左から巻き道が合流すると、平坦な道から次のピークを左に巻く。さらに茅丸を右に巻く道を見送り(写真)、左の丸太の急階段をひと登りで茅丸山頂に飛び出す。

9:47 茅丸山頂に到着(写真)。小休止。

ここも狭く潅木が少しうるさい。

9:55 茅丸山頂を出発。

丸太の階段を短く急下降して、右からの巻き道と合流する。
この先で今日始めての登山者(夫婦連れ)とすれ違う。
なだらかなピークで再び分岐(写真)と合流を繰り返し、丸太の階段を短く急登した後、なだらかなピークを越えればわずかで連行峰山頂に着く。

10:12 連行峰(連行山)山頂に到着(写真上)。

ベンチが数台あるがピークらしさはない。
麓の案内板やガイドブックなどでは連行峰になっているが、道標には連行山と書かれている(写真下)。
ゆるやかな下りから小ピークを越え、急斜面をジグザグに下り、その後もいくつかコブを越える。

10:36 山の神に到着。

山の神と書かれた道標(写真上)とその傍に不自然な岩(石碑)(写真下)があるくらいで、注意していないとここが山の神であることに気付かずに過ぎてしまいそうだ。その石碑も刻まれた文字はほとんど消えかけて読めない。

右に和田バス停への道を見送り、すぐ前のピークを右に巻いて、大蔵里山(写真)の標識が付けられているP837を越える。右にの木立の合間に陣馬山のなだらかな山頂が見え隠れする。

少しして右に巻き道を見送り、稜線をジグザグに短く急登した後、なだらかな稜線歩きとなる。いくつか小ピークを越え、丸太の階段を急下降すると、巻き道が合流・分岐するコル(写真)に降り立つ。
和田峠への巻き道を右に見送り、丸太で土留めされた稜線を急登する。やや長めの急登からなだらかな小ピークを越え、ゆるやかな稜線をひと登りすると前方にベンチのある醍醐丸山頂が見えてくる。

11:10 醍醐丸山頂に到着(写真)。小休止。

ここも山頂らしくなく、展望もあまり良くない。昼食の準備をしていた陣馬山から生藤山へ向かう登山者に写真を撮ってもらい(写真)、少し話す。

11:15 醍醐丸山頂を出発。

ヒノキ林の中を真っ直ぐに下り、10分ほどで右から巻き道が合流すると、ほどなく醍醐峠(写真)に降り立つ。
右に和田バス停への道を分け、穏やかに稜線をたどり、高岩山の左を巻いて行く。ほとんど平坦な道からヒノキ林をジグザグに下れば、やがて眼下のヒノキ林の合間に見えてくる林道に降り立つ。
右に100mほどで和田峠に着く。

11:48 和田峠に到着(写真)。

峠の茶屋と有料駐車場がある。
茶屋の左に登山道が2本あり、左が山腹をゆるやかに登るコース、右が尾根を直登するハードなコースとなる。

尾根を直登するコースに入ると、いきなり角材の急階段(写真)が続く。
角材の急階段と短い平坦路を繰り返し、4つ目の階段を登り切ると広い山頂の北側に飛び出し、なだらかな草地をひと登りで山頂に着く。

新宿高層ビルとスカイツリー

12:15 陣馬山山頂に到着(写真上)。昼食。

思った通り人が多い。登山者もそうだが、和田峠まで車で来る観光客もいる。
東側の草地に陣取り昼食を取る。やや風があり、ジャケットを着ても少し寒い。
富士山はすっかり雲に隠れていたが、東側の都心部はハッキリと見える。
帰宅してわかったのだが、望遠で撮った写真には新宿の高層ビル群とともにスカイツリー(写真下)もハッキリと写っていた。
陣馬山と生藤山のピンバッジを購入する。

13:20 陣馬山山頂を出発。

西側の清水茶屋の前を通り、西に延びる尾根(写真)を下る。霜解けの階段が泥濘んで歩き難い。

すぐに道はゆるやかな下りとなり、丸太のベンチがある和田尾根分岐(写真)を直進してヒノキ林の中をゆるやかに下る。

13:47 和田第二尾根分岐に到着(写真)。

ここにも丸太のベンチがある。

右の分岐に入り斜面をトラバース気味に下り、尾根に乗る。途中で尾根を左に外すが、概ね尾根通りに下る。
墓地(写真)を過ぎるとほどなく簡易舗装路に変わり、和田集落を通る県道521号線に降り立つ。

14:12 陣馬山登山口に到着(写真)。

左に進み左カーブ先で右の橋を渡り脇道に入る。10分ほど道なりに進み県道521号線からの車道に出て、右に進めばほどなく駐車場に行き着く。

14:33 県立鎌沢駐車場に到着。


 感想

稜線上で小さなアップダウンはあるものの、和田峠からの急登以外はそれほど厳しい場所はない。
展望はやはり陣馬山が一番だろう。展望重視なら陣馬山から回った方が良さそうだ。
それにしても陣馬山以外は登山者が少ないのは予想外だ。歩きやすく、周回もしやすいのでもっと混雑するのを覚悟していたので、これはうれしい誤算だった。


 日帰り温泉

藤野やまなみ温泉

内風呂2つ、露天風呂・サウナ各1つだが、それぞれそれほど広くない。風呂場自体がそれほど広くないためもあるが。。。それでも、洗い場も含めそれほど混むことがなく、ノンビリと温泉を楽しめる。
食事処と兼用の無料休憩所も売店などと区切られていないが、ノンビリと横になれた。場所柄訪れる客が少ないのだろうか。これならリピートあり。