富士見山、御殿山

富士見山 1,640m 御殿山 1,670.5m

簡易ルート図

 山行情報

山行日       2012年11月10日(土) 快晴

山頂所在地/山域  山梨県/南アルプス前衛

アクセス/出発地  車/平須駐車場 富士見山平須登山口〜富士見山堂平登山口

行程詳細      平須駐車場(7:10-7:40)→ 富士見山登山道入口(7:41)→ 尾根上道標(9:53-9:58)→ 富士見山・御殿山分岐(9:59)→
          富士見山展望台(10:06-10:21)→ 富士見山山頂(10:42-10:52)→ 堂平下山道分岐(11:27)→ 御殿山三角点(12:22)→
          御殿山山頂(12:24-13:05)→ 堂平下山道分岐(13:45-13:50)→ 堂平登山口(15:12)→ 平須駐車場(15:25)

所要時間      行動時間:6時間29分 休憩時間:1時間16分 合計:7時間45分

服装/装備     長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴


 山行記録

7:10 平須駐車場に到着(写真)。

オニギリを食べながら、すぐ先の登山口の様子を見に行く。

7:40 平須駐車場を出発。

丁字路(写真)を左に折れ矢細工方面に向かうとすぐにバス停があり、その前が登山口になる。

7:41 富士見山登山道入口に到着(写真)。

石垣の間の短かい石段を上がり、鬱蒼とした杉林に入る。

10分ほど尾根通しに登ると、山頂まで3.54kmの先で尾根を左に外し、しばらくは山腹をトラバース気味に進む。
岩の露出した場所で折り返して広い尾根に乗り、ジグザグに登りから最初の作業小屋(写真)を過ぎ、ほどなくして山頂まで3kmの道標(写真)を見る。
かなり急な尾根を大きく折り返しながら登り、背後に鳥居の立つ作業小屋を過ぎ、山頂まで2.5kmの道標を見る。

やや傾斜がゆるむと、短いトラバースから左の尾根に乗り換え、再び左へトラバースすると山頂まで2kmの道標を見る。
その先の「あぶない」の道標から危険防止のロープが張られた崩壊気味の場所(写真)を3ヶ所過ぎる。

ジグザグの急登から山頂まで1.5kmの道標を過ぎると、背後に富士山が見え隠れする。
左が切れ落ちた場所を過ぎると、左前方に大きく崩壊した崖(写真)が現れ、山頂まで0.75kmの道標を見る。さらに20分ほどの急登から稜線上に飛び出すと、左へわずかで分岐に出る。

9:53 尾根上道標に到着(写真)。小休止。

カラ松林の中で展望はほとんどない。ここが富士見山と御殿山の分岐だとばかり思い込んでいた。

9:58 尾根上道標を出発。

すぐに富士見山・御殿山分岐(写真)に出る。勘違いも甚だしい。分岐は目と鼻の先だったのだ。
左に道を取り、ゆるやかな下りからやや急な登りをひと登りで富士見山展望台に登り着く。

富士山
赤石岳、荒川三山

10:06 富士見山展望台に到着(写真上、中上)。小休止。

山頂標識と鳥居、祠がある。
標識の下に展望台の看板があるが、うっかりするとここを山頂と勘違いしそうだ。
展望は特に南東側は遮るものがなく、天子山塊を前景にした富士山(写真中下)が素晴らしい。

反対側の北西側はやや潅木が煩いが南アルプスの赤石岳、小赤石岳、荒川前岳、荒川中岳、悪沢岳など(写真下)を望む。

10:21 富士見山展望台を出発。

短い急下降から小さくアップダウンを繰り返し、急登から山頂手前の小ピークを越え、ひと登りで富士見山山頂に飛びだす。

10:42 富士見山山頂に到着(写真)。小休止。

細長い山頂のカラ松林の一角が切り開かれているだけで、展望はほとんどない。

10:52 富士見山山頂を出発。

往路を富士見山・御殿山分岐まで戻り、短い平坦路からゆるやかに下る。

11:27 堂平下山道分岐に到着。

帰りはここから下る予定だ。
少し先でP1638とのコルを左に折れ斜面に取り付く(写真)が、道標の先の踏み跡が薄く赤テープを手掛かりに登る。

なんとか道標の立つ大ミズナラ(写真)にたどり着き、尾根通しに登りP1638を越える。さらに尾根上をたどりP1613をやや左に折れ、左が切れ落ちた尾根をゆるやかに登る。

アセビのトンネルの先でピークを左に曲がり、5分ほどのところにある三角点(写真)を過ぎれば、ほどなく御殿山山頂にたどり着く。

富士山

12:24 御殿山山頂に到着(写真上)。昼食。

広い山頂の中央の巨木の傍に山頂標識と祠がある。
雑木林に囲まれ、展望は切り開かれた富士山側だけになる。それも富士見山展望台と同様に、天子山塊を前景にした富士山(写真下)になる。

13:05 御殿山山頂を出発。

往路を戻る。

13:45 堂平下山道分岐に到着(写真)。小休止。

写真は富士見山側から撮ったもの。

13:50 堂平下山道分岐を出発。

かなりの急斜面をジグザグに下るうえ、落ち葉が積もり滑りやすい(写真)。
途中からトラバース気味になり雑木林からヒノキ林に変わる。
大きな尾根の手前から折り返しが続き、コルで尾根と合流し小ピークを越える。

しばらくして右に進み、倒木の先を左へ下る。
急斜面のジグザグの下りからロープの張られた狭い踏み跡をトラバース気味に下り(写真)、尾根に乗り返す。

最初の小屋(写真)から少しして杉林に入り、しばらく下って2つ目の小屋を過ぎれば、ほどなくやすらぎの宮横の堂平登山口に降り立つ。

15:12 堂平登山口に到着(写真)。

私道を下り、車道を右に進む。

15:25 平須駐車場に到着。


 感想

足慣らしのつもりが、思ったよりタフなコースだった。しかも、平須下山道分岐から御殿山山頂はあまり歩かれていないようで、一部不明瞭な場所があるので注意が必要だ。
展望は両ピークともあまり良くなく、富士見山展望台が一番だった。時間を考えると、逆の周回で富士見山展望台で展望を楽しみながら昼食が良さそうだ。


2021年現在、平須駐車場は大型車専用となり、一般車は「みのぶ自然の里」の炭焼き小屋前駐車場の使用が可能。


 日帰り温泉

六郷の里つむぎの湯

3時間400円となっていたのに、受付をしてみると制限なしだった。この日だけなのだろうか?
駐車場は広い。
浴室は広くはなく、設備的には内風呂、露天風呂、サウナと基本的なものだけだが、それほど混みあうこともなく、休憩も含めてノンビリとできた。あまり知られていないのだろうか?
当たり前のことなのだが、洗い場の湯の出が良いのがうれしい。
また行きたい。