山の辺の道〜南コース〜
2022.02.19
山の辺の道 〜 南コース 〜
簡易ルート図 |
◎ 山行情報
山行日 2011年5月3日(火) 曇り
山頂所在地/山域 奈良県/近畿
アクセス/出発地 車/JR桜井駅北口駐車場 JR天理駅から縦走
行程詳細 桜井駅北口駐車場(6:20)→ JR桜井駅(6:35-6:49)→ (JR桜井線)→ JR天理駅(7:06)→
石上神宮(7:45-7:55)→ 永久寺跡(8:11)→ 夜都伎神社(8:43-8:48)→ 竹之内環濠集落(9:03-9:08)→
衾田陵(9:45)→ 長岳寺(10:20)→ 崇神天皇陵(10:43)→ 景行天皇陵(11:08)→ 桧原神社(11:50-12:00)→
狭井神社(12:24-12:35)→ 大神神社(12:42-12:47)→ 平等寺(12:55-13:00)→ 金屋の石仏(13:05)→
海石榴市観音堂(13:17-13:19)→ 仏教伝来の地碑(13:23)→ 桜井駅北口駐車場(14:00)
所要時間 行動時間:6時間16分 休憩時間:1時間7分 電車移動時間:17分 合計:7時間40分
服装/装備 長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ
◎ 山行記録
6:20 桜井駅北口駐車場に到着。
地図で見ると駅まで距離がありそうだが、実際には2分も掛からない。 それにしても天理駅前もそうだったが、ここも立派な立体駐車場だ。しかも、南口(2階建て)にもあるのだから、驚いてしまう。
6:35 JR桜井駅に到着(写真)。
6:49 JR桜井駅乗車。
230円。
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7:06 JR天理駅降車。
勝手知ったる駅前から右前方の天理ビルに向かい、天理駅前南交差点を渡り天理本通りのアーケード(写真)に入る。この時間では通行人もほとんど居ない。 アーケードを抜け、左に天理教本部の広大な礼拝場を見ながら進み、布留交差点を右折する。角に石上神宮の道標がある。
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布留大橋を渡った先で脇道を左右と入り、ゆるやかな登り坂をたどる。 左に石上神宮駐車場の入口が見えると、ほどなく石上神宮と刻まれた大きな石柱の立つ表参道(写真)に出て左折する。
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7:45 石上神宮(いそのかみじんぐう)に到着(写真)。参拝と準備。
楼門を入り正面の拝殿に参拝後、東屋風の休憩舎で朝食を取り準備に掛かる。
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7:55 石上神宮を出発。
牛の寝そべる置物の横の道標に従って、南に延びる山の辺の道に入る。 鬱蒼とした境内の林を抜け、モリアオガエルの産卵地と書かれた立て札(写真)のある溜池の右を通り、車道に降り左折する。 道なりに進み国道25号線の高架を潜り、最初の三叉路を右、芭蕉句碑の立つ三叉路を左に進む。
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8:11 永久寺跡に到着(写真)。
寺が存在していた頃の絵図と説明書きがあり、反対側に唯一当時の面影を残す本堂池がある。
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少し先で展望所と東屋を左に見送り、果樹園の中の分岐を右に進む。果樹園から雑木林を抜け、丁字路で2本目の道を左に入り(写真)石畳を下る。
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簡易舗装路に出て左、すぐに丁字路が続き右、左と曲がり観光農園の前を過ぎ、2車線道路に出て右折する。いずれも整備された道標(写真)の夜都伎神社方向に進めば迷うことはない。
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わずかに進み右カーブを左の脇道に入る。ここにも夜都伎神社の道標がある。 右に東乗鞍古墳を見ながら道なりに進み、突き当たりを左折すると夜都伎神社の鳥居前に出る(写真)。
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8:43 夜都伎神社に到着。参拝。
鳥居を潜り境内に入ると正面に社務所、右に萱葺(かやぶき)の拝殿(写真)があり、その奥が本殿になる。
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8:48 夜都伎神社を出発。
鳥居の先を直進し、突き当たりを左へ、すぐに乙木町公民館を左に見て右折する。いずれも竹之内環濠集落の道標がある。 変則十字路から畑の中の農道をたどり、2本目の十字路(写真)を左へ行けばほどなく竹之内環濠集落入口に出る。
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9:03 竹之内環濠集落に到着。見学。
入口に案内板があり、側の小さな公園の奥にごく一部の濠(写真)が残されている。
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9:08 竹之内環濠集落を出発。
十字路に戻り左折、ビニールハウス沿いの道を進む。 田園風景の中に続く道をたどり休憩舎を過ぎると、一帯に古墳群が広がる大和古墳群に入る。 あまり古墳らしさのない波多子塚古墳を右に見て五叉路を直進、今度は西山塚古墳(写真)を右に見ながら先に進む。
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石灯籠の立つ十字路を直進し、三叉路(写真)を左、五社神社前の三叉路を左折し衾田(ふすまだ)陵への道に入る。やはり道標が整備され迷うことはない。 左奥に陵の森を見ながら果樹園の中を道標に従って進み衾田陵の前に出る。
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9:45 衾田(ふすまだ)陵に到着(写真)。
西殿塚古墳が正式名らしい。
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変則十字路まで戻り、正面に五社神社を見て左折する(写真)。
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道なりに進み墓の中を抜け、念仏寺前を左折、ほどなくして大和神社御旅所を左に見送り直進する(写真)。
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さらに柿本人麻呂の万葉歌碑を見て道なりに進み、車道に出たら左折、すぐに三叉路を右折(写真)、さらに左に入り果樹園の中を進む。細い道が入り組んでいるが、長岳寺の道標に従ってたどれば迷うことはない。
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突き当たりを左折、すぐ先の脇道を右に入り、もう一度突き当たりを左折する。 正面に見える石垣(写真)を抜け、大門を潜るとツツジ(二分咲きくらい)が茂る参道が続く。
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10:20 長岳寺に到着。参拝。
受付で入山料300円を払い、楼門(写真)を潜り境内に入る。 左に本堂、右にかきつばた(一部花を付けている)が群生する放生池、正面の石段を上がると拝堂、さらにその右を上がって行くと大石棺佛がある。
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10:30 長岳寺を出発。
参道を戻り石垣を出て左に向かう。 左にトレイルセンターを見送り、正面に崇神天皇陵を見て(写真)突き当たりを左折、すぐに右折し民家の間を抜ける。 公民館の先を右折すると、正面に崇神天皇陵が広がる。
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10:43 崇神天皇陵に到着(写真)。
陵の北側なので見えるのは濠と鬱蒼とした森ばかりで、古墳とは分からない。拝所は西側で進行方向の反対側になる。
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濠沿いの道から石畳をたどり、左の櫛山古墳との間の道を進む。ほどなく崇神天皇陵前方への道と合流し左へ進み、先の右の脇道(写真)に入り石段を降りる。
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休憩舎を過ぎ突き当たりを左折、水車跡のある民家前を右折、橋を渡り右折したらすぐにUターン気味に左の石垣を上がる(写真)。 民家の間を抜け突き当たりを右折、すぐ先の十字路を左折し農道を横切る。少し先で渋谷公民館を左に入り、畑の中の道をたどれば景行天皇陵の案内板があり、正面に景行天皇陵が見える。
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11:08 景行天皇陵に到着(写真)。
場所的には前方後円墳の右後ろになる。 そのまま後円沿いを行くと、景行天皇陵前方への道との丁字路に出る。 右には無料休憩所の出会い茶屋がある。葦簀張りにベンチが置かれているが、手入れがされていないようで、草が伸び放題だったり、汚れたり壊れたりしている。
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そのまましばらく道なりに進み、右カーブの先の電柱に山の辺の道と書かれたところで左の狭い道に入り(写真)、すぐに車道に出て左折する。
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左に案内板とトイレのある先の十字路(写真)を右折、少し行って急坂を下り丁字路を左折、さらに道なりに進み三叉路を左に行くと、ほどなく2車線道路に飛び出す。
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車道を左折ししばらく行くと、橋の先で道が狭くなり道標を右の脇道に入る(写真)。 ずっと山の辺の道や桧原神社の道標が要所にあり分かりやすい。
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山裾の道を進み三気大神神社(写真)を過ぎると、ほどなく桧原神社の北側の鳥居前に出る。
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11:50 桧原神社に到着(写真)。参拝と昼食。
区画された玉砂利を踏み参拝する。 背後の三輪山を御神体とし本殿や拝殿はなく、正面に見える三ツ鳥居に向かって参拝する。 参拝者がそれほど多くないこともあり、境内はキレイで茶屋やベンチもありノンビリできる。
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12:00 桧原神社を出発。
南側の鳥居を潜り山道を下って行くと、眼下に玄濱庵の境内(写真)が見えてくる。 玄濱庵前を通り、さらに下った先の分岐で左の水路を渡り、石畳を下り細い道を進む。
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12:24 狭井神社に到着(写真)。参拝。
鳥居を潜ると左に市杵嶋姫神社と鎮女池(しずめいけ)があり、池の先を左に入るとトイレや休憩のベンチなどがある。 参道を進み石段を上がると、右に三輪山山頂への登山口、正面に拝殿、左に社務所がある。それほど広くないが、桧原神社に比べるとかなり人が多い。大神神社に近いこともあるのだろうか。
12:35 狭井神社を出発。
砂利道を南に少し下り、大神神社北側から拝殿前に出る。
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12:42 大神(おおみわ)神社に到着(写真)。参拝。
大きく堂々とした拝殿に圧倒される。 ここも三輪山を御神体とし、拝殿の奥には三ツ鳥居がある。
12:47 大神神社を出発。
巳の神杉の右の鳥居を潜り、左へ道なりに進むと、5分ほどで平等寺前に出る。
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12:55 平等寺に到着(写真)。参拝。
山門を潜ると本堂や鐘楼堂、不動堂、二重塔釈迦堂などが建ち並ぶ。 境内では何かの市なのか、フリーマーケットのような露店が出ていた。
13:00 平等寺を出発。
山門を出て左に進み、三叉路を左に行く。
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13:05 金屋の石仏に到着(写真)。
案内板と収蔵庫があり、中に釈迦如来像と弥勒菩薩像が刻まれた石盤が安置されている。 民家の間を進み突き当たりを左折、少し行って角に海石榴市の説明板がある丁字路を左に入る。 道標に従って左、右と曲がれば海石榴市観音前に出る。
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13:17 海石榴市観音堂に到着(写真)。参拝。
普通の民家のような建物で味気ない。
13:19 海石榴市観音堂を出発。
すぐに戻り先へと進む。 県道199号線を渡り大和川の土手に上がると、左手に大きな石碑がある。
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13:23 仏教伝来の地碑に到着(写真)。
馬井手橋を渡り対岸の土手を左折すると、ここにも海石榴市の説明板がある。 大向寺橋の先の交差点を左折し高架を潜り直進する。 コンビニのある交差点を右折し、400mほどでJR桜井線の踏切を渡る。 3つ目の交差点を左折し駅に向かうと、左前方に桜井駅北口駐車場が見え隠れする。
14:00 桜井駅北口駐車場に到着。
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◎ 感想
昨日の北コースに比べて4kmほど短いが、時間的にはほとんど同じになった。しかも、昨日は白川ダムで30分ほど昼食時間を取っている。つまりは、それだけ見所が多いと言うことになるが、確かに主だった見所だけでも今日の方が5ヶ所ほど多い。
こちらも道標がしっかりしていて、小刻みに右左折する場所でも迷うことはない。
立ち寄った所で入れない所もないので、もっとジックリと見学するならば2日ほどかけて廻った方が良さそうだ。
山の辺の道以外にも、昨日立ち寄った観光案内所のおばさんに勧められた黒塚古墳を巡る卑弥呼の里コースを始め様々なコースがある。