縞枯山、茶臼山(スノーシュー)

縞枯山 2,043m 茶臼山 2,384m(スノーシュー)

簡易ルート図

 山行情報

山行日       2011年3月5日(土) 快晴

山頂所在地/山域  長野県/八ヶ岳連峰 北八ヶ岳

アクセス/出発地  車/ピラタス蓼科スノーリゾート駐車場 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅から周回

行程詳細      ピラタス蓼科スノーリゾート駐車場(7:30-8:40)→ 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅(8:45-9:00)→
          (北八ヶ岳ロープウェイ)→ 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(9:07-9:30)→ 坪庭第一休憩所(9:34-9:39)→
          坪庭第二休憩所(9:42)→ 北横岳登山道分岐(9:45)→ 雨池・縞枯山分岐(9:52)→ 縞枯山荘(10:03)→
          雨池峠(10:12)→ 縞枯山山頂(10:42-10:58)→ 縞枯山展望台分岐(11:13)→縞枯山展望台(11:18-11:25)→
          五辻への分岐(11:34)→ 茶臼山山頂(11:49-11:56)→ 茶臼山展望台(12:00-12:10)→ 中小場山頂(12:32)→
          大石峠(12:44-12:49)→ オトギリ平(13:04-13:10)→ 出逢の辻(13:21)→ 休憩舎(13:46-14:15)→
          五辻(14:20)→ 森林浴展望台(14:37)→ 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(15:07-15:20)→
          (北八ヶ岳ロープウェイ)→ 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅(15:27)→ ピラタス蓼科スノーリゾート駐車場(15:35)

所要時間      行動時間:4時間25分 休憩時間:2時間16分 ロープウェイ乗車時間:14分 合計:6時間55分

服装/装備     アウタージャケット、長袖山シャツ、長袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、登山靴、アイゼン、スノーシュー、
          トレッキングポール


 山行記録

7:30 ピラタス蓼科スノーリゾート駐車場に到着(写真)。

広々とした駐車場は展望が良く、北東に北横岳、南から西にかけて南アルプス、中央アルプスを一望できる。
ロープウェイ始発まで時間があるため、ロープウェイ山麓駅の一階で仮眠を取る。

9:00 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅を出発。

ややノンビリし過ぎて、始発の8:40を見送る。
往復1800円。

9:07 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に到着。

坪庭の入口(写真)で準備を整える。
これから登る縞枯山の全容とその右に八ヶ岳最高峰の赤岳が見えている。
運搬のためにスノーシューとトレッキングポールをマジックテープで束ねたが、緩みがでるのとマジックテープの後始末が面倒くさい。
今回は最初からスノーシューに追加のアイゼンを装着する。

9:30 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅を出発(写真)。

坪庭探勝路の案内板に従い平坦な雪原から木立の間を抜け、急斜面に立てられた竹のポールの間を上がると、ほどなく第一休憩所に着く。

9:34 坪庭第一休憩所に到着(写真右)。撮影。

最初の展望地で縞枯山や南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、御嶽山を一望(写真下)できる。

坪庭第一休憩所からのパノラマ

9:39 坪庭第一休憩所を出発。

平坦な雪原をたどれば、ほどなく第二休憩所に着く。展望は第一休憩所とほとんど変わらないので、そのまま進む。
分岐(写真上)で左に北横岳への登山道を見送り、正面に雨池山を見て右に進み、急斜面を下ると山頂駅から縞枯山荘への道に降り立つ(写真下)。

9:52 雨池・縞枯山分岐に到着。

雨池山を正面に見ながら、樹氷の間をたどる。
縞枯山荘(写真)を過ぎ、縞枯山と雨池山の間の広い鞍部をゆるやかに登る。

10:12 雨池峠に到着(写真)。

ここは雨池山や雨池方面との道が交差するが、雨池山は歩かれないのかトレースがない。

右へ曲がり枝に雪が積もった樹林帯に入り、すでにつけられたトレースをたどる。
ゆるやかな登りはすぐに急登に変わり山頂まで続く(写真)。

10:42 縞枯山山頂に到着(写真)。小休止。

山頂の標識は半分ほど雪に埋もれている。
樹林に囲まれた山頂は展望はないが、数メートル南東に寄ると若干木立がジャマになるものの、南八ヶ岳や南アルプス、中央アルプスなどを見ることができる。

10:58 縞枯山山頂を出発。

稜線を少し行くと展望が開け、南八ヶ岳や南アルプス、中央アルプス、御嶽山、北アルプスの大パノラマを望める。
ゆるやかな下りから樹林帯をわずかに登り返すと、開けた縞枯山展望台分岐(写真上)に飛び出し、わずかに東にたどれば展望台の岩場(写真下)に出る。

浅間山

11:18 縞枯山展望台に到着(写真上)。撮影。

ほぼ360度の展望が開ける。
南八ヶ岳や南アルプス、中央アルプス、御嶽山、北アルプス南鐐の他に、北側の浅間山(写真下)はここからだけ見ることができる。

11:25 縞枯山展望台を出発。

分岐まで戻り茶臼山を正面に見て急下降する。

11:34 五辻への分岐に到着(写真)。

分岐を右に見送り平坦なコルを少し行くと、シラビソの中の急登が始まる。
ほぼ直線的に登り続け、傾斜が緩むと茶臼山山頂に飛び出す。

11:49 茶臼山山頂に到着(写真右)。小休止。

山頂はシラビソの林に囲まれ、狭く展望もない。
後着のご夫婦に写真を取ってもらう。

11:56 茶臼山山頂を出発。

大石峠への下りとは反対の展望台に向かうため、西側の樹林帯に入る。
樹林帯の中のトレースをたどり5分ほどで突然樹林帯を抜け前方の視界が開ける。

12:00 茶臼山展望台に到着。撮影。

遮るもののない西側に南八ヶ岳から南アルプス、中央アルプス、御嶽山、北アルプスの大
パノラマ(写真下)が広がる。また、周囲の木々のエビの尻尾も見事に育っている。

木茶臼山展望台からのパノラマ

12:10 茶臼山展望台を出発。

茶臼山山頂に戻り、大石峠に向けて急下降する(写真)。
気温が上がってきたせいか、アイゼンに雪団子がくっついて歩き難い。
傾斜がゆるみ、コルの平坦地から短く登り返すとP2232に立つ。

12:32 中小場山頂に到着(写真)。

標柱が立ち展望も良い。
ここからはゆるやかな下りが続き、樹林帯の中の分岐に降り立つ。

12:44 大石峠に到着(写真)。小休止。

12:49 大石峠を出発。

右に曲がり雪原をゆるやかに下る。
クロスカントリーなのだろうか、赤い旗沿いのトレースをたどる。

13:04 オトギリ平に到着(写真)。小休止。

ここでスノーシューのアイゼンを外す。

13:10 オトギリ平を出発。

ゆるやかな下りが続き、シラビソ林に入り出逢の辻に行き当たる。

13:21 出逢の辻に到着(写真)。

右に曲がると短い平坦路から一転、道はゆるやかな登りが続く。
途中で傾斜がややキツクなり、再びゆるやかな登りとなると前方に東屋が見えてくる。

13:46 休憩舎に到着(写真)。昼食。

雪山では東屋や休憩舎の有難みが身にしみる。

14:15 休憩舎を出発。

さらにゆるやかに登る。

14:20 五辻に到着(写真)。

右からのトレースを見送り、正面に縞枯山を見ながら進む。
縞枯山の山腹をトラバース気味のゆるやかな登りが続く。

14:37 森林浴展望台に到着。

ここも展望が良いが、すでに十分堪能しているので、止まらず先に進む。
樹林帯を抜けるとほどなくして前方にロープウェイ山頂駅と北横岳(写真)が見えてくる。

15:07 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に到着(写真)。

15:20 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅を出発。

15:27 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅に到着。

15:35 ピラタス蓼科スノーリゾート駐車場に到着。


 感想

縞枯山と茶臼山の登りの急登でがんばり過ぎたためか、後半はかなり足に来ていた。
坪庭や2ヶ所の展望台を始めとして、とにかく展望が良い。
危険な場所や迷う所もないので、少し本格的に雪山を楽しむなら持って来いのコースだと思う。
縞枯山の急登をスノーシューで登ったが、かなりキツイ。雪の状態にもよるかも知れないが、この日のように降雪数日後であれば雪もしまり、全行程アイゼンだけで歩ける。


 日帰り温泉

すわっこランド

施設は比較的新しく、いろんな風呂があり楽しめる。 昼食処兼用の休憩室とリラックスルームがあり、湯上がりもノンビリできる。
温泉掛け流しではなく、循環するのは残念だが、それでもかなりお薦めだ。