熊野古道伊勢路〜大吹峠、観音道〜
2022.02.20
熊野古道伊勢路 〜 大吹峠 205m 観音道 〜
簡易ルート図 |
◎ 山行情報
山行日 2011年1月9日(日) 晴れ
山頂所在地/山域 三重県/熊野古道伊勢路
アクセス/出発地 車/JR新鹿駅駐車場~JR波田須駅
行程詳細 JR新鹿駅駐車場(8:05-8:30)→ 波田須トンネル手前(9:10)→ 波田須の道登り口(東波田須側)(9:27)→
(波田須の道)→ 波田須の道登り口(波田須神社側)(9:39)→ 徐福の宮(9:50)→
大吹峠登り口(波田須側)(10:30-10:35)→ 大吹峠(10:47-10:55)→ 大吹峠登り口(大泊側)(11:16)→
大泊駅(11:25-11:30)→ 観音道登り口(大泊側)(11:42)→ 比音山清水寺(泊観音)(12:16-12:25)→
観音道登り口(波田須側)(13:00)→ JR波田須駅(13:20-13:48)→ (JR紀勢線)→ JR新鹿駅駐車場(13:52)
所要時間 行動時間:4時間23分 休憩時間:55分 電車移動時間:4分 合計:5時間22分
服装/装備 フリース、長袖山シャツ、半袖シャツ、トレッキングタイツ、トレッキングパンツ、トレッキングシューズ
◎ 山行記録
8:05 JR新鹿駅(駐車場)に到着。
駅舎の横が数台の駐車スペースになっている(写真)。 朝食のオニギリを食べてから準備をする。
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8:30 JR新鹿駅(駐車場)を出発。
かなり遠回りになるが、分かりやすいので車で通って来た線路沿いの道を進む。突き当たりを右折、少し行くと国道311号線に出る。角には逢神坂峠の道標があるが、大吹峠への道標はない。 右折して左に新鹿海岸を見ながら進み、右カーブ手前の道標(写真)で右の狭い脇道に入る。
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民家の間を登るとすぐに左から道が合流し、紀勢本線のトンネルの上を過ぎると道標の立つ十字路(写真上)に出る。ここを左折してさらに登り、民家に行き当たる手前の三叉路(写真下)を左の細い道に入る。登って来るときは見えなかったが、左の道の角に板の道標が置かれている。
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竹林や杉林の中を登り、祠(写真)を右に見て国道に飛び出し、5分ほど歩くと前方に波田須トンネルが見えてくる。
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9:10 波田須トンネル手前に到着(写真)。
左の石段を上がり斜面に付けられた古道を5分ほど登り、説明板の立てられた西行松跡から民家前を過ぎ、東波田須の集落に入る。 集落を抜け、右のコンクリートの坂を上がれば、波田須の道の案内板と石柱がある。
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9:27 波田須の道登り口(東波田須側)に到着(写真上)。
ここから鎌倉期に敷かれた石畳(写真下)が続き、小さな峠を越え波田須神社下に降り立つ。こちら側にも石柱と案内板があるが、説明はこれから先の大吹峠や泊観音の説明がされている。
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国道に降り立つ(写真上)と海側に徐福茶屋があり、眼下に集落と小高い徐福の宮(写真下)が見える。 茶屋の横から古道に入り急な坂道を下りる。 途中で道標を左に入り民家の間を抜けると、ほどなく徐福の宮の前に出る。
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9:50 徐福の宮に到着(写真)。
参拝後左に道を取り、駐車場前の分岐(道標あり)を左へ、先ほどの急坂と合流してさらに左へ進む。
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波田須駅への分岐を左に見送り右の狭い道を上がる(写真)。
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波田須町の集落を歩き、おたけ茶屋跡の先の道標(写真)で左の大吹峠への狭い脇道を下り、道標のある分岐を左右と曲がり車道に出る。
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橋の先の石垣を上がり(写真)朽ちかけた石畳を登ると、ほどなく国道に飛び出し左へ250mほどで大吹峠登り口に着く。
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10:30 大吹峠登り口(波田須側)に到着(写真)。小休止。
公園風になっていて、駐車場やトイレ、東屋などがある。
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10:35 大吹峠登り口(波田須側)を出発。
東屋近くの石垣の階段(写真)を上がり、石柱の横に立つ小さな地藏を見て先に進む。 竹林から杉林の中に続く石畳をゆるやかに登ると、猪垣のある大吹峠に着く。
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10:47 大吹峠に到着(写真)。小休止。
竹林に囲まれた峠には丸太を切ったベンチが幾つか置かれ、北側が小広くなった茶屋跡がある。
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10:55 大吹峠を出発。
下り初めの見事な竹林(写真)の中の石畳を下る。 案内板と石碑、石仏を過ぎると、ほどなく車道に降り立つ。
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11:16 大吹峠登り口(大泊側)に到着(写真)。
車道を左に進み、すぐに国道に出て右折、左に大泊海水浴場を見ながらゆるやかに下って行く。 海岸から離れたら津波避難場所の標識が立つ脇道を右に入り、道なりに進めばほどなく大泊駅が見えてくる。
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11:25 大泊駅に到着(写真)。小休止。
10台ほどの駐車スペースとトイレがある。
11:30 大泊駅を出発。
やや遠回りになるが、往路を戻り国道311号線を右折、先の交差点を右の松阪方面に入る。すぐ先の紀勢本線の高架をくぐると、熊野古道の道標が有る。 ゆるやかに登り国道42号線との交差点に出ると、右の角に観音道登り口がある。
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11:42 観音道登り口(大泊側)に到着(写真)。
登り口には観音道の案内板と石柱が立てられ、傍には数体の石仏が安置されている。
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鬱蒼としたヒノキ林の中の石畳を、一丁ごとに安置された石仏を見ながらゆるやかに登って行く。 「泊観音400m」の道標(写真上)の先で尾根を越え、数体の石仏(写真下)を見てやや急な登りから馬頭観音を過ぎると、観音道清水寺の案内板がある。
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先の石段を上がって分岐(写真)を左に行けば、すぐに比音山清水寺(泊観音)に出る。
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12:16 比音山清水寺(泊観音)に到着(写真)。小休止。
2体の泊観音地蔵の奥にあるお堂は、残念ながら台風で倒壊したままとなっている。復旧はしないのだろうか。
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12:25 比音山清水寺(泊観音)を出発。
分岐を直進し、しばらくは山腹に沿って進み、分岐のあるコル(写真)に出る。右は大吹峠、左はオタオ山となる。 直進し沢沿いをひたすら下り国道に出る。
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13:00 観音道登り口(波田須側)に到着(写真)。
左へ100mほど進み、道標を右に入り(写真)集落の間を進む。
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大吹峠への分岐を右に見送りすぐ先の左カーブを曲がらず、電柱に取り付けられた波田須駅の道標に従って直進する(写真)。 車道には入らず、正面に大木の根元に祀られた岩がある平坦地を進み、左の細い道を下る。 途中からは徐福の宮の道標に従って進み、線路に行き当たって左へ線路沿いに進み、小高い尾根を越えれば駅舎の前に出る。
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13:20 JR波田須駅に到着(写真)。
13:48 JR紀勢線に乗車。
140円。
13:52 JR新鹿駅(駐車場)に到着。
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◎ 感想
大吹峠と観音道は比較的鬱蒼とした森の中を歩き、波田須の道を始めとして苔生した石畳が残りいっそう古道の雰囲気を味わえる。
波田須あたりは細い道が入り組んでいるが、道標が整備されているので迷うことはない。
観音道では石仏の写真を取るカメラマンと出合ったが、石仏が安置されているのは大泊側の登り口から泊観音までだ。