矢筈山 816m
◎ 山行情報
山行日 2010年1月30日(土) 晴れ
山頂所在地/山域 静岡県/伊豆半島
アクセス/出発地 車/鹿路庭峠路肩から往復
行程詳細 矢筈山登山口(鹿路庭峠路肩)(8:00-8:15)→ 沼地(8:34)→ 窪地(8:46)→ 山頂分岐(8:53)→ 外輪(9:24)→
矢筈山山頂(9:40-10:05)→ 南西側ピーク(10:53-10:58)→ 山頂分岐(11:44-11:49)→
660ピーク(12:10-13:00)→ 矢筈山登山口(鹿路庭峠路肩)(13:42)
所要時間 行動時間:4時間2分 休憩時間:1時間25分 合計:5時間27分
◎ 山行記録
8:00 矢筈山登山口(鹿路庭峠路肩)に到着。
路肩が広くなった所に車を停める。登山口もここにあるが、電柱横の木に手作りの小さな道標が付けられているだけだ。
8:15 矢筈山登山口(鹿路庭峠路肩)を出発。
電柱の横を入ればすぐに道は右にカーブし尾根沿いに進み、狭い尾根や崩壊気味の山腹を過ぎて倒木の目立つ樹林帯に入る。
左下に窪地(地形図にも記載されている)を見ながら進むと、ほどなく小さな沼地に出て右のテープを拾って回り込む。ちょうど反対側に頂上と書かれた道標があり、疎らな雑木林の沢沿いをたどれば杉林の鬱蒼とした広い窪地に出る。ほとんど真っ直ぐに窪地を進み、正面の斜面を左に上がり少し行くと、分岐のある矢筈山と660ピークの間のコルに出る。
8:53 山頂分岐に到着。
山頂を示す道標しかないが、直進方向にも踏み跡がある。右へ少し入ると踏み跡方向が池への道であることを示す注意書きがあった。
ゆるやかな登りから何度か折り返してきつくなった山腹をしばらくたどると、苔生した大岩が現れ傾斜がゆるむ。
9:24 外輪に到着。
ここから東に向きを変え大きな岩がゴロゴロした場所を抜け、道は左にカーブしてゆるやかな登りとなる。
ほどなく南北に並ぶピークの間に出て、南に向かえばすぐに816ピークに立つ。
矢筈山山頂 |
9:40 矢筈山山頂に到着(写真上)。小休止。
山頂は狭く遠笠山の見える南西方向だけが開けている。ただ、少しコルの方向に戻り右の岩場にたつと、大室山を中心に富戸方面を望める。
10:05 矢筈山山頂を出発。
コルまで戻り隣のピークの最高点になる岩場に上がるが、どうということはない。
再びコルまで戻り少し下って右へカーブし、岩がゴロゴロする場所に入る手前で左に分け入る。炭焼きの跡からいったん下り前方に見える大岩を目差して登る。大岩を過ぎると岩の裏側の木に赤いテープを見つける。そのまま最高点と思われる方向を目差して登って行くと、なだらかな山頂部となり最高点と思われる岩場に立つ。
10:53 南西側ピークに到着。小休止。
展望はおろか標識もない。
10:58 南西側ピークを出発。
思いがけず見事な富士山が見られた? |
上りではほとんど見つけられなかったが、目印のテープが目に付く。方向的にはピークから下まではほぼ北に向かい、降り切ったら北東に向かう。
炭焼き跡から外輪の渕まで戻る。
登りでは気付かなかったが、道標の横に炭焼きの跡があり、奥の木を良く見ると色の落ちたテープが見える。ここがピークの登り口なのかも知れない。
外輪から山腹を下る途中で660ピーク越しに薄く雲のかかった富士山(写真下)が見えた。
11:44 山頂分岐に到着。小休止。
660ピークの方向を確認し、コンパスをセットする。
11:49 山頂分岐を出発。
太いモミの木のある辺りから取り付き、岩のあいだを進む。木や岩に掴まりながら道なき道をコンパスを頼りに登って行くと、赤テープを発見するがすぐに途切れてしまう。
12:10 660ピークに到着。昼食。
本当にここが660ピークか自信はないが、確認のしようもない。
少し周囲を歩いて見たが(歩くだけでも大変なのだが)ここが一番高いようなので、ここを660ピークにする。っと言っても何もないが。。。
13:00 660ピークを出発。
コンパスを頼りにとにかく下る。雰囲気で同じ道を通っていないことはわかったが、降りて見ると西に5mほどズレただけだった。
往路を戻る。沼地では置き石を渡る。
13:42 矢筈山登山口(鹿路庭峠路肩)に到着。
◎ 感想
距離は大したことがないが、なかなか面白い山行だった。
道標はあるがそれはメインのコースだけで、矢筈山の他の2つのピークと660ピークには道標はおろか目印さえ見つけ難い。山慣れしていてルートファインディングができなければあきらめるしかない。