美ヶ原〜茶臼山、王ヶ頭〜(スノーシュー)

美ヶ原 〜 茶臼山 2,006.5m 王ヶ頭 2,034.4m 〜(スノーシュー)

 山行情報

山行日       2010年2月7日(日) 快晴

山頂所在地/山域  長野県/八ヶ岳連峰

アクセス/出発地  車/ビーナスラインゲート前から周回

行程詳細      ビーナスラインゲート前(8:10-8:30)→ 美ヶ原高原ホテル(8:43-8:48)→ 美しの塔(8:57-9:02)→ 塩くれ場(9:09)→
          茶臼山分岐(9:13)→ 牧場ゲート(9:44-9:50)→ 茶臼山山頂(10:44-11:00)→ 塩くれ場トイレ(12:05-12:16)→
          塩くれ場(12:20)→ 王ヶ頭(12:50-13:15)→ 美しの塔(14:05-14:15)→ ビーナスラインゲート前(14:30)

所要時間      行動時間:4時間42分 休憩時間:1時間18分 合計:6時間


 山行記録

8:10 ビーナスラインゲート前に到着。

山本小屋の手前で新雪のためスタックした車がいたためバックで戻りここに駐車する。

8:30 ビーナスラインゲート前を出発。

スノーシューを履いて左手に茶臼山が見えている林道を行くが、途中でいきなり地吹雪の洗礼を受ける。
ふる里館と書かれた小屋とは思えないような山本小屋を過ぎると前方には美ヶ原高原が広がり、ほどなく美ヶ原高原ホテルに行き当たる。

8:43 美ヶ原高原ホテルに到着。小休止。

駐車場越しには茶臼山がまるで大海原に浮かぶ孤島のように、白一色の広大な美ヶ原高原の向こうに見えている。

美しの塔と王ヶ頭

8:48 美ヶ原高原ホテルを出発。

少し戻ってホテルの客が付けたトレースをたどって雪の壁を上がる。

広々とした高原に茶臼山や美しの塔そして王ヶ頭のホテルと林立する電波塔が見えている(写真上)。どこでも自由に歩き回れるが、とりあえず美しの塔を目差して柵が頭を出している遊歩道をたどる。

8:57 美しの塔に到着。小休止。

風の影響か雪掻きされたのか塔の周りは雪がなく土台まで見えている。鐘をひと突きして安全(?)を祈る。

9:02 美しの塔を出発。

柵に沿って塩くれ場に向かう。かなり圧雪されていてスノーシューがなくても問題なく歩けそうだ。

9:09 塩くれ場に到着。

案内板と道標があり、ここで右に行けば王ヶ頭で、みんなそちらに向かう。
真っ直ぐ茶臼山への分岐に向かうが、トレースはない。誰も足跡をつけていない道を進み、トイレを過ぎるとほどなく道標のある茶臼山への分岐に着く。

9:13 茶臼山分岐に到着。

左のゲートを入りブッシュの見え隠れする平原を最短距離に茶臼山方面に進む。
正面には雲が掛かった八ヶ岳や蓼科山そして富士山が見え、右側に乗鞍岳や穂高連峰が見えている。乗鞍岳や穂高連峰を写真に撮るために西側の崖っぷちスレスレまで寄る。と言っても有刺鉄線の柵があるので危険はない。撮影を終え少し東により先に進むと、ゆるやかな登りとなり小さなピークの右側のゲートに着く。

9:44 牧場ゲートに到着。撮影。

先ほどと違って北アルプス方面が一望できる。

9:50 牧場ゲートを出発。

ゲートを抜けると岩が露出した場所を注意しながら下り、1957ピークを登り返す。ここから傾斜はそれほどでもないが、まったくトレースのない雪原のラッセルが始まる。ときどき膝上まで埋もれる場所があり、500m足らずの距離に1時間弱掛かってしまう。

茶臼山山頂

10:44 茶臼山山頂に到着(写真中)。小休止。

相変わらず頂上付近は雲が掛かった八ヶ岳や富士山、南アルプス、中央アルプスの大パノラマが広がる。北アルプス側は樹林に阻まれ展望はないが、少し登り口側に戻れば美ヶ原も一望できる。

11:00 茶臼山山頂を出発。

登りで付けたトレースをたどり、深みに嵌まることもなくスムーズに下る。雪がしまった場所は時折吹く地吹雪で行きでつけた足跡がほとんど分らない状態になっているため、王ヶ頭の電波塔を目差して進む。

12:05 塩くれ場トイレに到着。昼食。

ときどき吹く地吹雪を避けるためにトイレの南西側で昼食を取る。冬期は閉鎖されているので、昼食を取っても問題ないでしょう。

12:16 塩くれ場トイレを出発。

すぐ先の塩くれ場を左に進み王ヶ頭に向かう。王ヶ頭ホテルの横を進む。

王ヶ頭山頂で記念撮影

12:50 王ヶ頭山頂に到着(写真下)。小休止。

写真を取っていた人が居なくなり、山頂を独り占めする。
すっかり雲の取れた八ヶ岳や富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスとこれ以上ない展望が広がる。富士山の手前には車山のドームも見える。

13:15 王ヶ頭山頂を出発。

ホテルのベランダから美ヶ原を一望する。
途中まで歩道を下り、真っ直ぐ美しの塔を目差して道を外れる。比較的雪がしまっていて歩きやすい。1986ピークの手前をゆるやかに左にカーブしていったん沢へと降り、そのまま登り返すと目の前に美しの塔が見える。

14:05 美しの塔に到着。小休止。

まだ2時過ぎだと言うのに、周囲に人気はない。

14:15 美しの塔を出発。

遊歩道の左側を進み、そのまま道路脇を行く。

14:30 ビーナスラインゲート前に到着。


 感想

時折地吹雪が吹いてはいたが、快晴が続き展望も最高だった。
茶臼山へのラッセルはきつかったが、東篭ノ登山の稜線ほどではなかった。それにしてもあまり歩かれないのだろうか?最高のコースだと思うが。。。
もっと人が多いと思っていたが、疎らなのは以外だった。やはり土曜日の方が賑わうのだろうか?