竜神山(りゅうぜんさん) 496m 三星山 549.1m
◎ 山行情報
山行日 2010年1月9日(土) 快晴
山頂所在地/山域 和歌山県/近畿
アクセス/出発地 車/佐向谷参拝道入口から周回
行程詳細 佐向谷参拝道入口(8:12-8:30)→ 竜星の辻(8:51)→ 表参道出合(9:15)→ 展望岩(9:24-9:29)→
崎の堂(9:30-9:45)→ 龍神宮(9:53-10:00)→ 八幡社(10:13-10:20)→ 竜神山山頂(10:31-10:40)→
竜星のコル(11:13)→ 三星山山頂(11:49-12:30)→ 岩峰(12:35-12:45)→ 西岡のコル(13:01)→
暗谷山山頂(13:20)→ 林道(13:52)→ 佐向谷参拝道入口(14:40)
所要時間 行動時間:4時間36分 休憩時間:1時間34分 合計:6時間10分
◎ 山行記録
8:12 佐向谷参拝道入口に到着。
駐車スペースは無理して5台程度だろうか。
それよりも直前のカーブは狭い、直角、曲がった先が急下りと最悪で、1度で曲がり切れなかった。帰りは大丈夫だったので、事前に道路状態が分っていれば大丈夫そうだ。
8:30 佐向谷参拝道入口を出発。
小屋の右を龍神参りの標識から鬱蒼とした雑木林の沢に入るが、すぐに直進方向の踏み跡(右の沢)を見送り左にカーブして左の沢沿いに進む。
暑くなりジャケットを脱ぐ。大きな岩がゴロゴロする沢を横切り、右に沢を見ながら杉林の中をゆるやかに登って行く。
竜星の辻で沢を横切る西岡のコルへの道を右に見送り、小沢を渡ると鳥居が見えてくる。奥の岩棚に祠が祀られている。
鳥居の手前を右に進み折り返すと、下に祠を見て沢沿いをゆるやかに登って行く。朽ちた丸太橋で沢を渡りすぐに小沢出合を左に入れば、しばらくは沢の渓流に沿って道が続き、大きな岩を過ぎて広い杉林の沢を詰めて行く。
9:15 表参道出合に到着。
祀られている石仏を見て右折し石段を上がれば、ほどなく手摺りの設置されたジグザグの修験坂がある。修験坂を上り切ると分岐で、どちらも龍神宮に行くが、左が正面鳥居経由、右が崎の堂経由となる。
展望が得られる崎の堂経由の右に入り岩場を登ると、途中で岩場が途切れた辺りに展望の良い場所がある。
9:24 展望岩に到着。
5分ほど眺望を楽しむ。
9:29 展望岩を出発。
さらに先の短い石段が刻まれた大岩を上がると、平坦な岩の上に出る。
9:30 崎の堂に到着。小休止。
一枚岩のような大岩は足元が着れ落ちた断崖絶壁の上にあり、奥の一段下がった所には手摺りが設置され二体の石仏が祀られている。中央に鉄の棒が打ち込まれているが、何なんだろうか?避雷針?東南から南西に掛けての展望が良く、白浜や田辺湾、紀伊水道などが一望できる。
9:45 崎の堂を出発。
尾根を折り返すとすぐに祠とベンチのある展望の良い場所から作業小屋のような建物を過ぎ、ベンチのある場所で左から修験坂の上で分岐した道が合流する。
鳥居をくぐれば杉林の合間に龍神宮と神木のウバメガシが見えてくる。
9:53 龍神宮に到着。小休止。
小ぢんまりとした拝殿にひと際目立つウバメガシの大木は、天然記念物でもあり必見だ。
10:00 龍神宮を出発。
拝殿の左横を通り雑木林をゆるやかにたどり竜神山分岐を左に進み、やや下り気味になると石積みの祠で行き止まりとなる。
竜神山の標識を探しながら歩いたが見つからなかった。
10:13 八幡社に到着。小休止。
どん詰まりの西側が断崖になっていて、南から西に掛けて眺望が広がる。
10:20 八幡社を出発。
往路を戻る途中で偶然にも竜神山山頂への道標を見つけた。その道標は木を輪切りにした直径10cmほどのもので、注意していても見逃しやすい。八幡社から10分ほどの左カーブで、右を見るとわずかに踏み跡が確認できる。ちなみに竜神山分岐からは2〜3分の右カーブだが道標は枝の陰になり見つけ難い。
荒れた竜神山山頂 |
10:31 竜神山山頂に到着(写真上)。小休止。
登山道から5mほど入った所にある山頂はいくつかの標識があるだけで、荒れ放題だ。
10:40 竜神山山頂を出発。
往路を戻り、竜神山分岐を左に曲がり三星山方面に向かう。シダの目立つ山腹をゆるやかに下り、短いロープの設置された岩場を下りコルに降り立つ。
山腹を登り返し小ピークで北東から東南に大きく向きを変え、シダの生い茂った尾根道をゆるやかに下る。途中で左に分れる尾根に乗り換え、三星山を左に見ながらひたすら下る。
降り立った竜星のコルから断続する岩場を木の枝や根、ロープにつかまりながら急登する。途中展望の良い岩場を過ぎ、さらに急登が続いて山頂に飛び出す。
三つ星山山頂 |
11:49 三星山山頂に到着(写真下)。昼食。
狭い山頂は木立に囲まれ展望は良くない。
12:30 三星山山頂を出発。
小さなピークを越えると展望の良い岩峰に立つ。
12:35 岩峰に到着。撮影。
紀伊水道が見える。
12:45 岩峰を出発。
岩峰の右下を巻いて下り、すぐに次の小さな岩峰の右を通過し、その後は急下降が続き西岡のコルに降り立つ。
ここは十字路になっていて、右が通常のコースで竜星の辻経由で駐車場に行くが、1時間足らずの行程となる。時間的に早過ぎるので、入山禁止になっている直進コースを選ぶ。
すぐに岩を越えて短く急登し、岩峰を右から登ると、背後に三星山が見える。さらに進み岩峰を過ぎ、雑木林をたどると標識が朽ちたような支柱の立つ場所に着く。
13:20 暗谷山山頂(469ピーク)に到着。
当初は大岩のある岩峰を暗谷山山頂と思っていたが時間的に合わないため、それらしいピークを探しながら歩いてきたが、ここ以外は当てはまる場所はなさそうだ。
踏み跡の分岐を最初は目印のついた右に進んだが、すぐに道が消えたため左に行きなおす。途中でロープの付けられた急下降などを交えながらひたすら下り続けると、突然舗装路に下り立つ。
13:52 林道に到着。
すぐ先の分岐を右に、さらにその先の分岐も右に進み果樹園の中を下る。たどってきた尾根を前方に見ながら林道の終点まで下る。地形図では林道から登山道が北側の沢へと続いているが、崩壊したのかプッツリと道は途切れている。
林道終点から適当に左の斜面を下り沢へと降り、反対側の斜面を少し上がるとかなり明確な踏み跡に出る。踏み跡をたどると間もなく往路の沢道と合流し、前方に小屋の青い屋根が見え駐車場に出る。
14:40 佐向谷参拝道入口に到着。
◎ 感想
佐向谷参拝道入口から竜星のコルまでは道も明確で歩きやすいが、そこから三星山まではかなりの急登の連続で、慣れた登山者には問題はないものの初心者には難しいかも知れない。その場合は右へエスケープすることができる。
竜神山山頂への道標は見逃しやすいので、竜神山分岐を過ぎたら左側に集中して歩こう。
山頂は共に展望は望めないが、崎の堂や八幡社、三星山前後の岩場からは素晴らしい展望が得られる。山慣れた登山者ならば西岡のコルから暗谷山経由も面白い。