霊仙山 1,094m
◎ 山行情報
山行日 2010年5月1日(土) 快晴
山頂所在地/山域 滋賀県/近畿 鈴鹿山脈
アクセス/出発地 車/今畑登山口路肩から周回
行程詳細 今畑登山口(8:15-8:25)→ 笹峠(9:08)→ 近江展望台(9:49-9:55)→ 霊仙山最高点(10:40-10:50)→
霊仙山山頂(11:00-11:45)→ 経塚山(北霊山)山頂(11:59-12:06)→ お虎ヶ池(12:22)→ お猿岩(12:32)→
見晴台(12:45-12:50)→ 汗ふき峠(13:09)→ 落合登山口(13:35)→ 今畑登山口(13:43)
所要時間 行動時間:4時間5分 休憩時間:1時間13分 合計:5時間18分
◎ 山行記録
8:15 今畑登山口に到着。
県道の路肩に駐車スペースあるが、福寿草の時期が終わったためか、手前に2台、奥に1台の車が停まっているだけだった。登山口のすぐ手前の廃屋の前に駐車する。
8:25 今畑登山口を出発。
登山者カードポストが取り付けられた道標の立つ登山口を入ると、斜面のゆるやかなトラバースからジグザグの急登に変わり廃村に着く。廃村を抜けるとすぐに尾根に乗り、ところどころ切り通し状になった道を登って行く。途中の狭く平坦な尾根を過ぎ再び登りになり、ほどなく尾根を外れ斜面をトラバースし北に延びる尾根を乗り越す。
左に大きな三角形のピーク(南霊山か?)が見える尾根下から露岩が目立つ道となり、ゆるやかに下ればほどなく疎林の開けた場所に出る。
9:08 笹峠に到着。
道は真っすぐと延び下っているが、登山道は左側の疎林の中へと分岐している。ただし、道標はなく、踏み跡も不明瞭なので、漫然と歩いていたら見逃してしまいそうだ。
疎林の中の霊仙山を示す道標に導かれて小ピークを越えると、西南稜と書かれた道標があり、それに沿って進めばほどなくカレンフェルトの西南尾根の急登が始まる。3月初旬ならば福寿草が咲いているが、今日はヒトリシズカとタチツボスミレがわずかに見られるだけでちょっとさみしいが、背後の展望は素晴らしく、御池岳や三国岳、烏帽子岳など鈴鹿山脈のパノラマが広がる。
20分ほど急登すると突然傾斜がゆるみ、尾根の方向が北東からほぼ東に変わり、ほどなく再び北東に向かって岩場をたどり近江展望台に着く。
9:49 近江展望台に到着。小休止。
岩が積み重なった小ピークで、遮るものがなく360度の展望が得られる。
9:55 近江展望台を出発。
しばらくはクズ岩のゴロゴロする尾根をたどるが、ペンキの目印に従って尾根を右に外れて進むといつしか南霊山を左上に見るようになる。南霊山への道を探すが見つからないため、そのまま霊仙山を一望しながら一面の笹原をゆるやかに下る。コルからはカレンフェルトの斜面を登り返すが、すぐに左に折れなだらかな尾根をたどれば笹原の先に霊仙山の最高点が見えてくる。
10:40 霊仙山最高点に到着。小休止。
クズ石がゴロゴロする山頂からは360度の展望が得られる。近江展望台からの展望と違い、霊仙山三角点と経塚山の奥に山頂が特徴的な伊吹山が見えている。
10:50 霊仙山最高点を出発。
ゆるやかな下りから登り返して、経塚山への分岐を左にひと登りすれば霊仙山の三角点に着く。
霊仙山(三角点) |
11:00 霊仙山山頂に到着(写真)。昼食。
ここからも360度の展望が得られ、東には琵琶湖が顔を見せる。
山頂は最高点と同じように、広くなだらかでクズ石がゴロゴロする。ここに三角点がある。風が吹き抜けるため、少し下がって風の弱い場所で昼食を取る。
11:45 霊仙山山頂を出発。
分岐まで戻り直進する。岩混じりの笹原を急下降し、ゆるやかに登り返す。
11:59 経塚山(北霊山)に到着。小休止。
露岩の山頂からは伊吹山が一際大きい。
12:06 経塚山(北霊山)を出発。
道標はないが比較的明確な踏み跡とテープをたどり露岩の目立つ北西の斜面を下る。左に折れると下りはゆるやかになり、ほどなく登り返せばお虎ヶ池の鳥居が見えてくる。小さな池のほとりに霊仙神社と書かれた鳥居が立つ。
尾根をたどり隠れピーク(お猿岩)で左の冬道を見送り右の迂回路に入る。ジグザグに急下降するとほどなく冬道と合流する。道標には現在迂回路(下ってきたジグザグ道)を造成中とある。冬道の方が楽しめるかも知れない。
さらに急斜面をジグザグに下るが、途中には危険個所としてロープが張られた場所もある。
12:45 見晴台に到着。小休止。
潅木越しに琵琶湖方面が見えるが見晴台と言うほどではない。
12:50 見晴台を出発。
ひたすら尾根伝いに下降する。汗ふき峠で右の榑ヶ畑登山口への分岐を見送り左へ下り、大洞谷沿いのほとんど平坦な道をたどる。
13:35 落合登山口に到着。
舗装路をたどればほどなく今畑登山口が見えてくる。
13:43 今畑登山口に到着。
◎ 感想
時期的に有名な福寿草は見られないため、登山者がそれほど多くなく比較的静かな山行が楽しめた。
西南稜ルートの一部とお猿岩から汗ふき峠間が急坂になるが、全体的にはユッタリとした山行となる。
各ピークからの展望は良く、何処で休憩しても良い。