入笠山(スノーシュー)

入笠山 1,955.4m(スノーシュー)

 山行情報

山行日       2010年1月16日(土) 曇り

山頂所在地/山域  長野県/南アルプス前衛

アクセス/出発地  車/沢入登山口駐車場から周回

行程詳細      沢入登山口駐車場(7:57-8:15)→ マナスル山荘分岐(9:29)→ 林道T字路(9:56)→ 入笠山登山口(10:02)→
          入笠山山頂(10:45-11:10)→ 入笠山登山口(11:35)→ 大沢山山頂(12:03)→ 1859.6三角点(12:15-12:20)→
          林道(12:40)→ 入笠湿原入口(13:14-13:17)→ (入笠湿原)→ 湿原出口(13:27)→ 沢入登山口駐車場(14:16)

所要時間      行動時間:5時間28分 休憩時間:33分 合計:6時間1分


 山行記録

7:57 沢入登山口駐車場に到着。

思っていたより広い駐車場の入口には周辺の案内板、奥にはトイレ(冬季使用不可)がある。

道路の状況は林道に入って雪がうっすら積もっている程度で、スタッドレスならば問題なく走れた。

8:15 沢入登山口駐車場を出発。

案内板から林道を横切り登山道に入る。トレースに新雪が積もっているためすぐにスノーシューを履き、しばらくはカラ松林の中の沢沿いをゆるやかにたどる。

8:30 コルに到着。

左の尾根に乗り途中の分岐を右に進むと、斜面をジグザグに登り水道施設を過ぎる。道は山腹をたどるようになり、しばらくは1799ピークの南側を巻くようにゆるやかに登って行く。

9:29 マナスル山荘分岐に到着。

山彦荘方面に向かうと、ほどなく冬期は扉が開放されているシカ柵に行き当たる。扉を抜けてそのまま進めば入笠湿原に出るのだが、トレースが途切れていたため進むのを諦め扉まで戻ってしまった。左側の柵沿いに付いた踏み跡とテープをしばらくたどり、林道沿いの遊歩道に出たら道標に従って入笠山山頂方面に向かう。
しばらく林道と平行に歩いた後、左から大阿原湿原方面の林道が合流する。林道を入笠山山頂方面に進めば、ほどなくマウンテンバイクのコース道標と分岐を過ぎマナスル山荘前の入笠山登山口に出る。

10:02 入笠山登山口に到着。

道標の左側の樹林帯の手前が開け、入笠山案内板がある。ここから道は樹林帯の中と左側とに分れるため中を通る道を選ぶが、シカ柵沿いに少し登ると道は合流し、尾根を外してお花畑と樹林帯の間をゆるやかに登って行く。

入笠山山頂
富士山と南アルプス

しばらく進むと小広い平坦地に出てゆるやかに右にカーブし、山腹を南西に巻くように登って行く。裏登山道と合流すると傾斜が増し、ジグザグの急登が続き山頂に飛び出す。

10:45 入笠山山頂に到着(写真上)。小休止。

遮るものがなく風がやや強いが、360度の台パノラマが広がる。北から東回りに見回せば、稜線上にやや雲のかかった北アルプスから八ヶ岳連峰、秩父連峰、鳳凰三山、富士山、南アルプス(写真下)、中央アルプスと続く。
まわりのカラマツの樹氷や小枝のエビの尻尾も見所だ。

11:10 入笠山山頂を出発。

往路をたどり途中から左にそれて登山口へと続く尾根をたどると、右下にこれから登る登山者が見えている。
途中から往路と合流して登山口へと向かう。

11:35 入笠山登山口に到着。

マナスル山荘の左横の林道をたどって大沢山山頂に向かうが、牧草地の柵がありあきらめて戻る。
再度マナスル山荘の左横まで戻り、そこから山頂目差して一直線に登り柵に行き当たったら右に回り込み柵沿いに登る。トレース跡はまったくないが、ところどころにテープがあり、また柵沿いに登れば迷うことも危険なこともない。林道を別グループが登っているらしく左の方から声がする。
左手に天体観測ドームが見えてくるとほどなくゲート前に飛び出す。
鉄塔の建つ大沢山山頂を右から回り込み、三角点があると思われる頂上の北東側に行ってみるが何もない。

12:15 三角点に到着。小休止。

鉄塔から三角点方面は樹間が広く明らかに登山道になっていると思われるが、道標も山頂を示す標識も何もない。しばらく探して見たが何も見つからないため、あきらめてそのまま北東に進む。

12:20 三角点を出発。

目印のテープがなければトレースとは思えないそうとうな急斜面を短く下り、その後もテープを拾いながらゆるやかに下って行くと、平坦地で道は左に向かいほどなく林道に飛び出す。右に曲がり少し行くと右から別の林道が合流する。そのまま進み今佐苑を過ぎ、早稲田寮のグランドを横切り林道をショートカットする。
入笠小屋を過ぎると、ほどなく山彦荘の前の入笠湿原入口に着く。

13:14 入笠湿原入口に到着。小休止。

山彦荘の隣にトイレがある。ここからは眼下に湿原を一望できる。
どこか昼食を取れそうな場所を探したが、残念ながらベンチもなくあきらめる。

13:17 入笠湿原入口を出発。

湿原に降りて右に道をたどると見覚えのあるシカ柵に行き着く。往路で戻ってしまった場所だった。扉を抜けて往路をたどる。

14:16 沢入登山口駐車場に到着。


 感想

今年初めてのスノーシューで、しかも登山形式は初めての入笠山は天気も展望も良くなかなか楽しかった。
山頂はもっと人が多いのかと思ったが、ほとんど独り占めできた。下山にかかる頃から次々に登山者が登ってきたので、時間的に早めが功を奏したようだ。
大沢山はトレースもなくテープを拾いながらとは言え、ときどき不安に駆られることもあった。