三岳山、竜ヶ石山

三岳山 467.2m 竜ヶ石山 359.5m

 山行情報

山行日       2010年3月13日(土) 晴のち曇り時々小雨

山頂所在地/山域  静岡県/東海 養老山地

アクセス/出発地  車/竜ヶ石洞無料駐車場から周回

行程詳細      竜ヶ石洞無料駐車場(8:25-8:35)→ 三岳城趾入口(9:08)→ 立須入口(10:15)→ 立須(10:25-10:35)→
          三岳城趾入口(10:49)→ 三岳山山頂(11:13-11:50)→ 兎荷山山頂(11:57-12:02)→ 兎荷分岐(12:16)→
          徳月寺(12:21)→ 竜ヶ石山入口(12:51)→ 竜ヶ石山山頂(13:38-13:55)→ 三合山山頂(14:05-14:10)→
          峠の登山口(14:22)→ 竜ヶ石洞無料駐車場(14:43)

所要時間      行動時間:5時間27分 休憩時間:1時間18分 合計:6時間8分


 山行記録

8:25 竜ヶ石洞無料駐車場に到着。

入口は違うが駐車場は2段になっていて、かなり広い。

8:35 竜ヶ石洞無料駐車場を出発。

車道を少し戻り脇道を左に入り、満開の桜を見ながら進むとすぐに車道に出る。正面の広い駐車場を見て左に行けば、竜ヶ石洞入口で県道303号線と合流する。しばらくは県道沿いに進み、神宮寺交差点、国道257号線との交差点井伊谷(いいのや)と過ぎ、井伊谷川を渡るとゆるやかな登り坂が続く。
民家がまばらになり道端に花が見られるようになると、暖かさも手伝って里山にうららかな春らしさが感じられる。枝道はあるものの要所に三岳城趾を示す標柱があり迷うことはない。
道は途中から狭まりダラダラと登って行くと、左手に鳥居のある三岳城趾への登り口に着く。

9:08 三岳城趾への登り口に到着。

鳥居の先に石段が続いている。そのまま先に進むと三岳城趾への分岐に着く。ここも直進ししばらく進んで道標のある三差路を右に上がると、前方に巨大な風力発電の風車が見えてくる。

10:15 立須入口に到着。

風車の横から杉林に入り、378ピークの山腹をたどる。5分ほどで右に折れ斜面を急登すると、ピークの南側の分岐に飛び出す。
左の岩場を上がれば、見晴しの良い立須に着く。

10:25 立須に到着。小休止。

ピークは鋭角に尖った岩が積み重なっているため、登るときは手を切らないよう注意が要る。
少し雨がパラパラき始めたが、濡れるほどではない。
南側には雲が垂れ込めてはいるが、浜松市街から浜名湖までの大パノラマが広がる。西側にはこれから向かう三岳山が顔を覗かせるが、振り返って東側の尾根上を見ると、高圧線の鉄塔と風力発電の風車が数台立ち並び、何とも残念な光景だ。

10:35 立須を出発。

岩場を降り分岐を直進すると、杉林の中をゆるやかに登り378ピークを越え尾根伝いに下る。
明瞭な踏み跡を下ると、ほどなく三差路の近くに降り立つ。こちら側からでは踏み跡もわからず、道標もないため登り口を特定するのはかなり困難だろう。

10:49 三岳城趾分岐に到着。

右に入り少し登ると右上に神社が見え、すぐ先の神社への右カーブを左に入る。斜面に続く道を2度ほど折り返し道標を右に上がる。
尾根沿いの急登が続き、いったんゆるむと二の城址への分岐を右に見送る。再び短く急登し雑木林を抜けると、左の展望が開け山頂に飛び出す。

篠井山山頂

11:13 三岳山山頂に到着(写真上)。昼食。

西から北側は雑木林が広がり、南側に浜松市街から浜名湖までの大パノラマが広がる。山頂には三角点と立派な三岳城址を示す標柱が建てられている。
着いたときの小雨も上がり、ノンビリと景色を眺めながら昼食を取る。

11:50 三岳山山頂を出発。

西側の雑木林を短く急下降し、平坦路からゆるやかにひと登りすると、小さなピークに立つ。

11:57 兎荷山山頂に到着。小休止。

標識も何もないと思ってあたりを見回すと、パッチされた小さな標識が外れて落ちていた。木に付けられた赤テープに挟み込み記念撮影。

12:02 兎荷山山頂を出発。

右に折れてゆるやかに下る。尾根下から尾根上を下るようになるとほどなく兎荷分岐に出る。道標も何もないが、前方がなだらかなピークになったコルなので、少し注意していれば見逃すことはない。
左に戻るように曲がるとすぐに開けた伐採地に出て、境界沿いに進めば徳月寺横に飛び出す。
左に下り林道に行き当たって右へと進み、左カーブで右に入る。地形図上では破線になっているが、舗装道路が引佐町兎荷の棚田の中に続く。谷間の道をゆるやかに下り滝清水の集落を抜け、国道に続く橋を渡る。
右に曲がりいなさ湖への道を見送ると、ほどなく左にブロック造りの物置きが見えてくる。
手作りの道標を見て手前を左に戻るように上がり、しばらくはゆるやかな登りの林道を歩く。途中で右への分岐を2つ見送り舗装が途切れると、ほどなく3つ目の分岐にたどり着く。直進と右の林道の間に竜ヶ石山山頂への道が続いているが、道標はなく事前にルートを調べその気になって見ないと見逃してしまう。
斜面の薄い踏み跡を直線的に100mほど急登すれば、パラグライダー発進の足場の立つ山頂に飛び出す。

篠井山山頂

13:38 竜ヶ石山山頂に到着(写真下)。小休止。

草地の山頂には足場の他にベンチや初生(はつおい)の鐘や三角点などがあり、南側に展望が広がる。また、北側の雑木林を少し入ると竜の爪と呼ばれる岩があるが、確かにそう見えなくもないかなって程度だ。

13:55 竜ヶ石山山頂を出発。

南側の斜面を下り杉林の中のカレン・フェルト(石灰岩のカルスト地形)を過ぎると、右に峠の登山口への道を見送り、ゆるやかに登り返す。

14:05 三合山山頂に到着。小休止。

山頂はなだらかで手作りの標識があるだけで、少々さみしい。

14:10 三合山山頂を出発。

往路を戻り、分岐を峠の登山口に向かう。山腹に続くなだらかな道を下ると、山頂からの道と合流しすぐ先で林道に飛び出す。

14:22 峠の登山口に到着。

林道を下る。

14:43 竜ヶ石洞無料駐車場に到着。


 感想

普通は別々に登る山なのだが、今回は車道と林道を繋げて周回した。もっと大変かと思ったが、それほどではなかった。
立須、三岳山、竜ヶ石山とそれぞれに展望が良く、ノンビリと休憩するのにも良い。典型的な里山気分を味わえ、それぞれの山をノンビリ歩いた方がよりいいかも知れない。
兎荷分岐前後と竜ヶ石山への道が分り難いが、地形図を見れば迷うことはない。