熊野古道伊勢路 三瀬坂峠 265m
◎ 山行情報
山行日 2010年12月30日(木) 曇りのち小雨
山頂所在地/山域 三重県/熊野古道伊勢路
アクセス/出発地 車/JR川添駅前駐車場〜JR阿曽駅縦走
行程詳細 JR川添駅前駐車場(7:25-7:40)→ 道標地蔵(行動42号線合流)(8:20)→ 坂瀬峠(8:50)→
JR三瀬谷駅(9:34-9:40)→ 船木橋(9:54)→ 多岐原神社(10:38)→ 三瀬の渡し場跡(10:43)→
三瀬坂峠三瀬川登り口(10:56)→ 三瀬坂峠(11:25-11:35)→ 里登り口(11:58)→ 瀧原宮(12:36-12:45)→
阿曽観音堂(14:06)→ JR阿曽駅(14:15-14:35)→ タクシー移動→ JR川添駅駐車場(15:00)
所要時間 行動時間:6時間10分 休憩時間:45分 タクシー移動時間:25分 合計:7時間20分
◎ 山行記録
7:25 JR川添駅前駐車場に到着。
27日に引き続き2度目の勝手知ったる駐車場。
7:40 JR川添駅前駐車場を出発。
駅前の道を出て左折し、しばらく旧道を歩き、粟生八柱神社を過ぎ踏切を渡って右へ道なりに進む。途中道標のある場所で満開の寒桜を見る。
樋口橋を渡って国道42号線に出ると、向かいに地蔵と石碑が見える。
道標地蔵で国道を右折、途中高速道路の高架を潜り、弁慶岩や道中安全祈願地蔵を見てゆるやかに登って行く。
8:50 坂瀬峠に到着。
国道の最高地点にあたるが、道標などはなく事前に調べておかないとわからない。
下りに掛かったら右の旧道に入りゆるやかに下り、紀勢本線の高架を潜る。年末の大掃除中の天日八柱神社を過ぎ、国道を横切り突き当たりの県道を右折する。慶雲寺、三瀬砦跡を過ぎて現れた道標は右を示しているが、無視して直進する。5分ほどの次の道標では直進で三瀬谷駅方面となっていた。
宮川高校を過ぎると国道に出て、道標横の地下道を通り反対側の道を進む。踏切を渡って十字路を左折、狭い旧道を古民家を見ながら道なりに歩けば、突き当たりの左に三瀬谷駅がある。
9:34 三瀬谷駅に到着。小休止。
ここまで休憩なしで歩いたので、無人の駅舎で一息入れる。
9:40 三瀬谷駅を出発。
駅の前の道を左に進み、突き当たりの小路を右に・左と進み、さらに突き当たりを左に曲がり踏切を渡る。左に大台町役場を見て佐原交差点を渡り、正面のガソリンスタンドの右横の道に入る。正面上に船木大橋を見て左にカーブすると、老朽のため重量制限のある船木橋に着く。橋の中ほどから宮川が流れる渓谷が美しい。
橋を渡り道なりに少し進み、国道の船木大橋南交差点手前で左に曲がり県道747号線に入る。船木橋を渡って右カーブのところに直接県道に上がれる道があるのが、県道に入って分った。
しばらく長く退屈な県道歩きが続くが、紀勢自動車道のガードを潜るとほどなく多岐原神社に行く脇道の入口に着く。脇道に入りすぐに道標に従って右の砂利道を下る。
10:38 多岐原神社に到着。
鬱蒼とした雑木林の中に社がある。さらに先に進み宮川の河原に飛び出す。ここは三瀬の渡し場跡で河原には1艘の渡し舟が置かれ、対岸には三瀬の渡し場跡の看板が立てられている。脇道の入口まで戻り左に曲がり、妙楽寺を右に見て先に進むと、石垣の民家の先に道標が見えてくる。
10:56 三瀬坂峠三瀬川登り口に到着。
すぐ先の簡易トイレを過ぎ最初の道標を見ると舗装路が途切れ、林道からすぐに狭い山道へと変わる。
鬱蒼とした杉林の中をゆるやかに登り、20分ほどで分岐を右(道標の端に矢印が追記されている)に進み、さらに10分ほどで三瀬坂峠に飛び出す。
三瀬坂峠 |
11:25 三瀬坂峠に到着(写真上)。小休止。
右手の石積みの窟には地蔵が安置され、新しい花が供えられている。おにぎりを1個食べる。
11:35 三瀬坂峠を出発。
初めはやや急な下りもすぐにゆるみ、左に池が見えてくるとほどなく里登り口から国道に飛び出す。
11:58 里登り口に到着。
国道を左折しすぐに右の旧道に入る。一度国道を横切り里の集落を歩き、民家が途切れると左右に鬱蒼とした雑木林(瀧原宮の森)が続くようになり、途切れると瀧原宮の入口に着く。
瀧原宮に参拝 |
12:36 瀧原宮に到着(写真下)。参拝。
杉の古木が続く参道を進むと瀧原宮を始めとした4つの宮があり、案内にある通り瀧原宮(たきはらのみや)、瀧原竝宮(たきはらならびのみや)、若宮神社、長由介神社(ながゆけ)の順に参拝する。有名なのだろうか、引っ切りなしに人が訪れ参拝して行く。
12:45 瀧原宮を出発。
瀧原入口を左折し頓登橋を渡り、古民家の残る瀧原の集落に入る。県道38号線に合流し、すぐ先で歩道橋で国道を渡る。
すぐ先で右の旧道に入りしばらく道なりに進み、右に大宮小学校・中学校と見て進む。
前方遠くに国道のガードが見えたら右の脇道に入り、見えていたガードとは違うガードを潜る。この辺りから雨が降り始め傘を差す。十字路を直進し国道に出るが、すぐに左の旧道に入り落瀬橋を渡る。
立派な欅の古木が立つ阿曽観音堂を過ぎ、道なりに進み道標を左に曲がり、平瀬橋を渡れば阿曽駅に着く。
14:15 JR阿曽駅に到着。
電車は4時40分までないためタクシーを呼ぶ。
14:35 JR阿曽駅を出発。
タクシー移動。
15:00 JR川添駅駐車場に到着。
◎ 感想
三瀬坂峠前後以外はほとんど舗装路が続く。前半の長くゆるやかな登りの国道歩きは、途中に弁慶岩と地蔵があるが退屈するかも知れない。
三瀬坂峠は例に漏れず樹林に囲まれ展望はなく、ノンビリと休憩を取るには少し物足りない。
全体では旧道歩きが多く古民家や神社など見所もある。