三国岳、烏帽子岳

三国岳 894m 烏帽子岳 864.8m

 山行情報

山行日       2010年5月2日(日) 快晴

山頂所在地/山域  岐阜県・三重県/近畿 鈴鹿山脈

アクセス/出発地  車/時山バンガロー村入口手前路肩 烏帽子岳登山道入口から周回

行程詳細      時山バンガロー村入口手前の路肩(7:05-7:30)→ 烏帽子岳登山道入口(7:34)→ こもれび平(8:25)→
          三国岳縦走路分岐(8:40)→ 時山分岐(8:46)→ 烏帽子岳最高点(9:01)→ 烏帽子岳山頂(9:03-9:10)→
          時山分岐(9:23)→ 三岐幹線No.10 鉄塔(9:34)→ 烏帽子岳縦走路分岐(10:52)→ 三国岳山頂(10:54-11:00)→
          三国岳最高点(11:08-11:13)→ 三国岳山頂(11:20-12:15)→ 三国岳三角点(12:18-12:21)→
          阿蘇谷分岐(12:38)→ ダイラの頭(12:50-13:00)→ 阿蘇谷分岐(13:09)→ 時山文化伝承館(14:36)→
          時山バンガロー村入口手前の路肩(14:40)

所要時間      行動時間:5時間44分 休憩時間:1時間26分 合計:7時間10分


 山行記録

7:05 時山バンガロー村入口手前路肩に到着。

国道365号線から県道139号線に入り時山バンガロー村入口の赤い橋の手前の路肩に駐車する。
赤い橋を渡りバンガロー村の駐車場も使えたが、午後4時にはゲートを閉めるため、念のために入るのをやめた。

7:30 時山バンガロー村入口手前路肩を出発。

赤い橋を渡ると右にバンガロー村の駐車場がある分岐に出る。

7:34 烏帽子岳登山道入口に到着。

「烏帽子岳北尾根コース」「三国岳登山道入口」と書かれた2つの道標に従って左の道に入る。すぐに烏帽子岳を示す道標に従って右に入りバンガローの間を進み、最後の道標を左に曲がる。
バンガロー村を抜けヒノキ林の斜面を東にトラバースし、しばらくして右に折り返す。さらに短く2度折り返して西南西方向にトラバースし、しばらくして折り返し、もう一度折り返せばほどなく尾根に乗る。
階段状の急登を登ると、ほどなく送電線の鉄塔に登り着く。眼下に時山集落が見えている。すぐ上の2つ目の鉄塔を過ぎ少し傾斜が緩むが、巡視路として整備された階段が続く。
ヒノキ林を抜け雑木林に入ると傾斜は緩むが、すぐに小さなジグザグの急登が短くありシャクナゲが目立つこもれび平に着く。短い登りから狭く平坦な尾根を過ぎ、短く登ると分岐に出る。

8:40 三国岳縦走路分岐に到着。

右は三国岳となっているが、地形図にはないトラバース道のようだ。直進気味に左へ進み尾根を急登すると、稜線上の登山道と合流する(時山分岐)。左へ折れると平坦からゆるい下りとなり、登り返しの細い尾根で右に古田への分岐を見送り急登をひと登りで烏帽子岳最高点に飛び出す。少し開けた場所だが何もないためそのまま三角点を目指し、なだらかな尾根をたどる。

烏帽子岳山頂

9:03 烏帽子岳山頂に到着(写真上)。小休止。

山頂は狭く、展望はあるが潅木が少しうるさい。上石津町細野からのルートもある。

9:10 烏帽子岳山頂を出発。

往時は気付かなかったが、途中の岩場からの展望が良い。
稜線上の分岐(時山分岐)を直進すると、小さなコブを越えるたびに急下降で高度を下げて行く。
展望の良い鉄塔から下り、登り返すと750ピークに立ち、ここで右に方向を変え尾根伝いに進むが、途中で左に小さな尾根が分岐する。これを見逃してしまいそのまま尾根をたどると、道はなくなり険しくなる。左下をよく見ると赤テープがあるので注意したい。
痩せた尾根をたどり740ピークを過ぎると、三国岳が大きく見えてくる。また、シャクナゲはまだツボミが固かったが、この辺りでは咲きかけがあった。
長い急登から820ピークを越え、さらに急登が続き大岩を右から回り込み稜線上の分岐(烏帽子岳縦走路分岐)に出て、左へひと登りで三国岳本峰に飛び出す。

三国岳山頂

10:54 三国岳山頂に到着(写真下)。小休止。

それほど広くはない山頂は潅木に囲まれているが、南側の一部が切り開かれ鈴ヶ岳と御池岳が見える。

11:00 三国岳山頂を出発。

潅木の間に最高点を見ながらなだらかな稜線をたどる。

11:08 三国岳最高点に到着。小休止。

ケルンが積まれた山頂は本峰よりも広いが、潅木が生い茂り展望はない。雰囲気も三国岳山頂の方が良い。

11:13 三国岳最高点を出発。

往路を戻る。

11:20 三国岳山頂に到着。昼食。

展望のある側に陣取り昼食を取る。

12:15 三国岳山頂を出発。

三国岳分岐を過ぎると急下降が続き、コルに降り立つ。道は稜線の右に延びているが、三角点を目指して稜線を直進する。薄いながらも稜線上に付いている踏み跡をたどれば、ほどなく三角点のある地点に着く。

12:18 三国岳三角点に到着。小休止。

12:21 三国岳三角点を出発。

コルまで戻り三角点の山腹を左に回り込み北に延びる稜線に乗る。ほどなく時山・白い橋への分岐を右に見送り、高圧線鉄塔の先を急下降し阿蘇谷分岐に降り立つ。右の時山への道を見送り稜線上の道をたどる。急登が続き踏み跡は徐々に薄くなるが、目印のテープをたどれば迷うことはない。

12:50 ダイラの頭に到着。小休止。

広い山頂は潅木に覆われ展望はない。

13:00 ダイラの頭を出発。

往路を戻り阿蘇谷分岐を左に折れ、ダイラの頭のなだらかな山腹をたどり沢へと降り渓流を渡る。しばらく右岸を下り道標のあるところで左岸に渡り、広い平坦地を進み炭焼き跡を左に見て右の渓流沿いに出る。(三国岳の道標あり)
何度か渓流を渡り返しながら下り、丸太橋を渡り渓流を離れるとほどなくワサビ田跡に出る。ワサビ田跡沿いに下り、沢の出合を過ぎ短い丸太橋を渡る。
しばらく左岸を進むとどん詰まりとなり、強引に右岸に渡り朽ちた小屋の先で再び左岸に渡る。
10分ほどで墓の横に飛び出し、時山文化伝承館の左に出る。左に曲がれば先に見える白い橋を渡って県道に出るが、右に曲がり時山文化伝承館の前を進み橋を渡ればバンガロー村の駐車場に出る。

14:40 時山バンガロー村入口に到着。


 感想

テープなどの目印を確実に拾わないと、一部迷いやすい場所がある。特に阿曽谷のルートは道標がほとんどなく、注意が必要だ。
山頂からの展望はあまり良くないが、コース途中で展望の良い場所があるので見逃さないようにしたい。
時期によってはカタクリやイワカガミなどが見られる。