霧ヶ峰 〜 車山 1,924.7m 蝶々深山 1,836m 〜(スノーシュー)
◎ 山行情報
山行日 2010年2月13日(土) 曇り
山頂所在地/山域 長野県/八ヶ岳連峰
アクセス/出発地 車/車山肩駐車場から周回
行程詳細 車山肩駐車場(7:25-7:50)→ 車山山頂(8:28-8:38)→ 車山乗越(9:31)→ 蝶々深山山頂(10:00-10:10)→
物見岩(10:35-10:50)→ 射山・沢渡分岐(11:29)→ 八島園地(11:57-12:35)→ ヒュッテみさやま(13:08)→
沢渡(13:30)→ 車山肩駐車場(14:03)
所要時間 行動時間:5時間 休憩時間:1時間13分 合計:6時間13分
◎ 山行記録
7:25 車山肩駐車場に到着。
霧ヶ峰スキー場の先のビーナスライン霧ヶ峰インターチェンジを車山高原スキー場方面に直進し、2Kmほど走るとレストラン・チャプリンの前に駐車場がある。また、霧ヶ峰インターチェンジを左折し、4Kmほど行った所の八島ヶ原湿原の駐車場も一部除雪され駐車できる。
7:50 車山肩駐車場を出発。
バス停と展望レストランの間を入ると、ほどなく車山山頂への登山道に行き当たる。ここはT字路になっていて直進方向はロープが張られているが、ブッシュが刈り払われ道のようになっている。素直に右に曲がり登山道をゆるやかに登るが、路面がアイスバーンに粉雪が薄く積もった状態のためかなり歩き難い。
細かな雪が吹き付けるが、不思議とそれほど寒さは感じない。
3回ほど折り返すと、突然ガスの中に得体の知れない巨大な物体が現れ一瞬ドキリとするが、気象レーダー観測所とわかってホッとする。
ガスに煙る車山山頂 |
8:28 車山山頂に到着(写真上)。小休止。
当然ながら誰も居ない山頂を独り占めするが、細かい雪とガスで展望どころか数十メートル先も霞んでいる。
8:38 車山山頂を出発。
レーダーの横を通り反対側のリフト降り場と緊急避難所前に降り立つ。左に延びる広い道を下るが、途中で間違えたと思い急避難所前まで戻る。道を探すが見つからず、とりあえずもう一度広い道を下ると、ガスが薄れて左下に車山乗越の十字路が見えた。これであっていたのだ。
左側が崖状に落ち込んだ道が続くためしばらくそのまま道なりに下り、平坦になった所で左に外れる。ほどなく車山乗越への道に行き当たり左にゆるやかに登る。
9:31 車山乗越に到着。
直進するが行く先の蝶々深山はガスに隠れてまったく見えない。車山方面を見ると、今歩いてきた広い道をスノーボーダーが大勢滑り降りて行くのが見える。
雪は締まっていて歩きやすい。車山肩への分岐を直進し車山湿原に入り、さらに沢渡への分岐を左に見送ると、蝶々深山へのゆるやかな登りとなる。雪が薄く石がゴロゴロし始めると広い山頂に飛び出す。
10:00 蝶々深山山頂に到着。小休止。
山頂も石がゴロゴロしていてスノーシューで歩くには気を使う。
相変わらず遠景は望めないが、八島ヶ原湿原までは見通すことができるようになった。
10:10 蝶々深山山頂を出発。
保護ロープに沿って下り、1792ピークの右側の道標のあるコルに降り立つ。コルの少し前から保護ロープが途切れ、しかも物見岩への道標もないが、ブッシュのない道の部分がハッキリとわかるのでそれをたどる。
モノトーンの物見岩 |
10:35 物見岩に到着(写真中)。小休止。
山頂は岩と雪のモノトーンの景色が広がる。眼下にはガスの中に八島ヶ原湿原が幻想的に浮かび上がる。周囲の木々は雪をまとい、まるで白いサンゴ礁のように見える。
10:50 物見岩を出発。
下山口が分り難いが、岩のすぐ右側を覗くと八島ヶ原湿原へと続くなだらかな尾根上に保護ロープが見える。
尾根が落ち込む辺りから右の斜面に入りジグザグに下り、ミズナラ林に入るとほとんど平坦になり公衆トイレの前に出る。すぐ先のゲートを過ぎるとほどなく奥霧の小屋前の分岐に出る。
11:29 御射山・沢渡分岐に到着。
予定ではここから左に入り八島ヶ原湿原の東岸を南下するつもりだったが、時間的に余裕があるので湿原を周回するため八島ビジターセンター駐車場方面に向かう。
遊歩道はほどなく木道となるが、幅の狭い部分もあり歩き難い。途中の鷲ヶ峰への分岐を右に見送り、すぐに八島ヶ池への分岐を右に上がればほどなく八島園地に飛び出す。
八島園地 |
11:57 八島園地に到着(写真下)。昼食。
車山方面は厚い雲が掛かったままだが、蝶々深山や物見岩方面はだいぶ取れ始めてきた。
あざみの歌の石碑の横のベンチとテーブルで昼食を取る。時折風が吹き抜けるが、それほど寒くはない。
昼食後トンネルをくぐって駐車場に行ってみるが、トイレは使えず、駐車場も一部が除雪されているだけのようだ。
12:35 八島園地を出発。
時折日差しが差すようになりジャケットを脱いで、御射山方面に歩き出す。歩き難い木道が続き、八島ヶ池への分岐あたりで、青空が覗くようになり日差しが降り注ぐ。
車山山頂のドームも見え隠れする。
ゆるやかな下りが続き、鎌ヶ池への分岐を左に見送ると、ほどなくみさやまヒュッテに着く。
13:08 みさやまヒュッテに到着。
ヒュッテ前から渓流に架かる橋を渡り旧御射山神社入口の看板の右に進む。すぐ先の道標を左にゆるやかに登って行くと、ブッシュの間から林道に飛び出す。
道標らしき標柱があるが文字は消えてわからない。しばらく林道を歩き沢渡の分岐に着く。
13:30 沢渡に到着。
橋を渡り正面の斜面を上がって右に園地への分岐を見送り左に進めば、停止中の沢渡スキー場の東側に付いたトレースをたどる。途中から風とともに粉雪が舞い始めるが、かまわずひたすら登る。
1817ピークの左側をかすめると、ほどなく標柱の立つ分岐に出て右に少し行けばレストラン・チャプリンの裏に出て左横を降りれば駐車場に出る。
14:03 車山肩駐車場に到着。
◎ 感想
天候は良くなかったが、それがかえって雪山らしさを演出してくれたようだ。雪も良く締まってラッセルを強いられることもなく、時間的にもかなり余裕を持って歩けた。
高低差もそれほどないのでノンビリ歩くには最高のコースだろう。しかも、晴れれば最高の展望があちこちで得られるはず。ただ、車山から車山肩へ行く場合時間が遅いときはスノーボーダーに注意が要る。