熊野古道伊勢路 始神峠(はじかみとうげ) 147m
◎ 山行情報
山行日 2010年12月28日(火) 快晴のち小雨
山頂所在地/山域 三重県/熊野古道伊勢路
アクセス/出発地 車/東長島公民館駐車場〜JR相賀駅
行程詳細 東長島公民館駐車場(7:17-7:30)→ JR紀伊長島駅(7:35-7:40)→ 長島神社(8:05)→ 一石・平方峠入口(8:38)→
一石峠(8:53-8:58)→ 平方峠(9:05)→ 展望台(10:02-10:07)→ 若宮神社(10:19)→ 三浦峠登り口(10:44)→
三浦峠(10:56)→ 始神峠江戸道登り口(11:50)→ 始神峠(12:13-13:05)→ 宮谷池(13:44)→
国道42号線(14:05)→ 船津駅前交差点(14:41)→ JR相賀駅(15:38-16:44)→ (JR紀勢本線)→
JR紀伊長島駅(17:04)→ 東長島公民館駐車場(17:10)
所要時間 行動時間:7時間47分 休憩時間:1時間33分 電車移動時間:20分 合計:9時間40分
◎ 山行記録
7:17 東長島公民館駐車場に到着。
ツヅラト峠のときの駐車場に今回も停めた。
7:30 東長島公民館駐車場を出発。
7:35 JR紀伊長島駅に到着。小休止。
駅舎横の観光案内板を確認する。
7:40 JR紀伊長島駅を出発。
駅前の道を左に進みすぐの信号を左折、踏切の先を右に折れ道なりに進み、長島橋を渡り交差点を直進する。ところどころに古民家が建つ町並みを道なりに進み、石柱のある交差点を右折し少し行くと右手奥に長島神社がある。
さらに道なりに進み国道に出て左折する。紀北町紀伊長島総合支所を過ぎ、江の浦に浮かぶ漁船を見ながら小尾駆動42号線をたどる。加田交差点を過ぎると次第にゆるやかな登りとなり、加田教会前バス停、ひもの店と過ぎると歩道上に道標が見えてくる。
8:38 一石・平方峠入口に到着。
左の脇道を下り踏切を渡って少し行くと舗装路は右に分れ、鬱蒼としたヒノキ林の中へと道が続き、5分ほどで砂利道の林道に出る。ここに立つ案内板によると、正面の道が正式な熊野街道だが、一部消滅していて林道を右に進むとある。右にしばらく行くと、先ほどの直進路と思われる山道が左下から合流してくる。さらに先に進めばほどなく右カーブの先に案内板が見えてくる。
8:53 一石峠に到着。小休止。
場所が広いとか、ベンチがあるというわけでもなく、道の途中に案内板が立っているだけだ。案内板の左にも踏み跡が薄いながらも海野へと道が続いている。
8:58 一石峠を出発。
先に進むとゆるやかな下りとなり、ほどなくゲートのある平方峠に降り立つ。県道との交差点になっていて道標はなく、古道の峠にしては味気ない。
県道を右に下り、右にトンネルが見える左カーブの先で、古里温泉の看板を左に入る。さらにガードに道標が立て掛けられている脇道を左に下る。
古里の集落を進み車道を横切り、民宿の間を抜けると川の堤防に行き当たる。
ガイドブックに従って一旦古里の海岸に出てから川の反対側に出て国道に出ようとしたが、道が見つからず結局は「お気をつけてお帰りください またどうぞ」の看板を抜けて国道に出る。国道をゆるやかに登り、古里トンネルの手前を左の佐甫道に入る。オーシャンステージ紀伊長島の施設の前を通り、遊歩道を進めばほどなく展望台のあずまやが見えてくる。
10:02 展望台に到着。小休止。
あずまやからは古里の海岸と熊野灘が一望できる。
10:07 展望台を出発。
断崖沿いに設置された遊歩道をたどり、左の丸太の階段を降りる。若宮神社前から赤い橋を渡りしばらく海岸沿いの堤防を歩き、土砂置き場のあたりで広い道に降りゆるやかに登れば、ほどなく国道へ続く道と交差する。正面の熊ヶ谷道に入り未舗装路をたどれば、前方の木立の合間に国道が見えるあたりで道が左階段へと分岐する三浦峠登り口に着く。階段を上がり石柱と案内板を過ぎヒノキ林の斜面を急登すると、切り通し状になった稜線上に出る。
10:56 三浦峠に到着。
標識など峠を示すものは何もない。
この先はヒノキ林の中を山腹に沿ったゆるやかな下りの熊ヶ谷道が続き、三浦側の登り口となる熊ヶ谷橋を渡る。ほどなく民家が現れ、墓地の横から車道に飛び出す。右折しすぐに三野瀬駅を左に見送り踏切を渡れば、ほどなく国道に出て右折する。
300mほど先の「熊野古道 始神峠」の大きな道標を左に入り、右にグランドを見ながら進み、放水路を渡って右に折れる。グランドの駐車場前に案内図があり、放水路を渡った右手に道標もあるので確認して進む。
ほどなくして宮川第二発電所を右に見送り、短い木橋を渡れば鉄塔の先に始神峠江戸道登り口がある。
杉林の中を国道と平行してほとんど平坦な道がしばらく続き、国道が正面に見えるようになると登りに転じ、次第にジグザグの急登となり稜線上の茶屋跡に飛び出す。
始神峠 |
12:13 始神峠に到着(写真)。昼食。
峠は茶屋跡を含め広く、標識や案内板、ベンチ、テーブルがあり、休憩には良い。東側が開け眼下に宮川第二発電所や三浦の集落を見下ろし、遠くに紀勢の山々と熊野灘を一望できる。
13:05 始神峠を出発。
階段を降りると明治道を右に見送り、さらに左へ江戸道を見送り宮谷池へと向かう。しばらくゆるやかに山腹をたどり、ベンチと手洗い場のある沢を過ぎ、道幅が広くなるとほどなく前方に宮谷池が見えてくる。池のほとりをたどり集落を抜け、丸太小屋風のトイレ(近くにあずまやあり)と過ぎ国道に出る。右折してすぐ馬瀬の信号の先を左に入り、しばらくは馬瀬の集落を歩く。雨がパラパラときたが、濡れるほどではない。
県道に行き当たったら右折し国道を渡るが、すぐに国道に戻り両郷橋を渡る。すぐ左に入る標識あるが無視して先に進み、上里東の信号を左に入る。雨が本降りとなり折り畳み傘を差して歩く。
14:41 船津駅前交差点に到着。
しばらくは国道と旧街道を交互に歩き、相賀交差点の手前を左に入り、相賀神社の交差点を左折すればほどなく相賀駅に着く。
15:38 JR相賀駅に到着。電車待ち。
16:44 JR相賀駅を出発。
JR紀勢本線。320円。
17:04 JR紀伊長島駅に到着。
17:10 東長島公民館駐車場に到着。
◎ 感想
出発時点では普通に歩けば2時30分の電車に乗れると目論んだが、始神峠での昼食時間を含め前半をノンビリ歩きすぎたのと、後半左足の水膨れと両足の踝が擦れて痛んだのと、さらには船津駅辺りからの雨で大幅に遅れてしまった。そのため1時間以上電車を待つ羽目になってしまった。
前日の女鬼峠よりも未舗装路が多かったものの、長い距離と途中からの雨でタフな行程になった。
一石峠は山道の最高点にありそれなりの雰囲気だが、平方峠は車道との合流点にあり道標もなく事前に調べておかないとそれとは気付かない。展望台からは古里の海水浴場や熊野灘を一望できる。三浦峠も標識がなく地図を持っていないと見逃すかも知れない。
始神峠はメインの峠だけあって峠らしくて、休憩のためのベンチがあり展望もまずまずだ。馬瀬から先は国道または舗装された旧道歩きとなる。
今までは駅から北西に5分ほどの東長島公民館駐車場に停めていたが、駅前(駅前西側)に無料駐車場があるようだ。