シダンゴ山、高松山

シダンゴ山 757.9m 高松山 801.2m

 山行情報

山行日       2009年11月3日(火) 快晴

山頂所在地/山域  神奈川県/丹沢山地

アクセス/出発地  車/みやま運動広場駐車場から周回

行程詳細      みやま運動広場駐車場(6:30-6:55)→ 猪防護柵扉(7:15)→ シダンゴ山山頂(7:57-8:10)→ 宮地山分岐(8:19)→
          ダルマ沢ノ頭(8:49-9:00)→ 丸山山頂(9:47-9:52)→ 西ヶ尾(10:15)→ ビリ堂分岐(10:47)→
          高松山山頂(10:52-12:30)→ 尺里峠(13:04-13:15)→ 富士山絶景ポイント(13:20-13:25)→ 尺里峠(13:29)→
          宮地山登山口(14:29)→ 宮地山山頂(14:44-14:50)→ シダンゴ山分岐(14:56)→ みやま運動広場駐車場(15:18)

所要時間      行動時間:5時間54分 休憩時間:2時間29分 合計:8時間23分


 山行記録

6:30 みやま運動広場駐車場に到着。

動広場にはトイレがある。駐車場を使用する場合は正面にある自然休養村管理センターに連絡する旨の案内板があるが、休日の場合は必要ないのだろうか。

国道246号線を御殿場方面から走り、東名大井松田IC先の寄入口交差点を左折する。
県道710号線(神繩神山線)を道なりに走ると寄バス停前に駐車場がある。

6:55 みやま運動広場駐車場を出発。

中津川に架かる大寺橋を渡り、左に宮地山への道を分け右に進む。茶畑の間を登りトイレのある休憩所を過ぎると、道は細くキツイ登りが続く。
猪防護柵の扉を抜けると鬱蒼とした杉の植林となり、キツイ丸太止めの階段が続き、高圧線をくぐると右に分岐を見送る。
植林を抜け右から舗装路が合流する小広い場所から、さらに東側に延びる尾根に向かって植林の山腹をたどる。尾根からはUターン気味に左へと曲がり、しばらくは尾根上のジグザグを急登し、途中から続く直線的な登りがゆるむと明るい山頂に飛び出す。

シダンゴ山山頂

7:57 シダンゴ山に到着(写真上)。小休止。

広い草地の山頂には石造りの祠とベンチ標柱があり、360度の展望が得られる。
西から南にはダルマ沢ノ頭の向こうに半分隠れた富士山、高松山とその奥に箱根の山々と真鶴半島、相模湾が広がる。北には鍋割山と南に延びる稜線。東から南には塔ノ岳から延びる雄大な表尾根と奥に大山、秦野市街と奥に江ノ島、茅ケ崎、大磯などの海岸線が広がる。

8:10 シダンゴ山を出発。

鬱蒼とした檜林に入ると間もなく急下降となり、コルに降り立つ。左の宮地山への道を見送り直進すると、すぐに林道に飛び出す。右は虫沢林道を経て秦野峠方面になる。断崖に架けられた鉄梯子を上がり、朽ちかけた丸太止めの階段を急登してなだらかな尾根に乗る。
樹林の中の812ピークからなだらかな稜線をたどり、やや傾斜を強めると前方に標柱が見えてくる。

8:49 ダルマ沢ノ頭に到着。小休止。

標高880mは今日一番の標高を誇るが、草地の山頂は狭く展望もない。

9:00 ダルマ沢ノ頭を出発。

朽ちかけた丸太止めの階段を急下降し、871ピークを越え秦野峠への道を右に見送る。北寄りの風のためかこの辺りは風が強く歩いていても寒さを感じる。
ピークを2つ越え、大きく枝を広げる桜の木のある3つ目のピーク桜丸(817ピーク)の先で2分する尾根を左に入る。枯れ枝で踏み跡が分り難い稜線を急下降し、ゆるやかに登り返すと樹間に高圧線の鉄塔が見えてくる。

9:47 丸山山頂(731ピーク)に到着。小休止。

オニギリを1つ食べる。樹林の中のためか稜線の向きなのか、ほとんど風がなく日だまりでユックリする。

9:52 丸山山頂(731ピーク)を出発。

短く下った後急登が続き、倒木の目立つフトウ山を越えて、さらにひと登りで西ヶ尾(805ピーク)に着く。樹林の中のピークで木に小さな標識が取り付けられているが、割れて半分落ちていた。
ゆるやかな下りから急下降し、降り立ったコルがヒネゴ沢の頭になる。山越えの生活道であるはなっじょろ道が交差し、左は虫沢田代バス停方面、右が八丁に至る。直進方向に稜線を急登し、右の尾根上の道と合流し左へ稜線をたどる。
その後出てくる保護柵に沿って左に曲がり、右にビリ堂への分岐道を見送り、ゆるやかにひと登りする。

高松山山頂

10:52 高松山に到着(写真下)。昼食と昼寝。

2組の登山者が休憩していた。草地の山頂は広く、東南側が開け富士山と愛鷹連山が見える。昼食後はうららかな陽射しを浴びてノンビリと昼寝をする。

12:30 高松山を出発。

南側に下り口があり、短かく急下降する。その後は648ピーク手前で急下降があるが、概ねなだらかな杉の植林帯の尾根道を下って行く。
630m辺りの急な尾根を避けて左に外し再び尾根に乗ると、右に道標にない分岐を見送り直進する。ひとしきり下ると前方に石仏が見え、一段下った所を林道が通っている。

13:04 尺里峠に到着。小休止。

林道を右に行くと尺里方面、左が虫沢方面になり、直進方面は高松方面に続くが100mほど行くと富士山絶景ポイントがある。

13:15 尺里峠を出発。

ノンビリと富士山絶景ポイントに向かう。

13:20 富士山絶景ポイントに到着。撮影。

絶景と言えるかどうか?だが、箱根の山々とともにほぼ全貌が見えるので良しとしよう。

13:25 富士山絶景ポイントを出発。

尺里峠に戻り林道を右に折れ虫沢方面に向かう。しばらく進んで最初のヘアピンカーブの頂点から山道に入り、尾根をたどる。
次のヘアピンの頂点でいったん林道に降りるが、すぐまた山道に入り尾根伝いに下り、東に延びる尾根から林道に降りる。カーブの先のT字路を右に曲がり虫沢・田代遊歩道に入る。途中で西ガ尾、鉄塔の立つ731ピーク、ダルマ沢ノ頭、シダンゴ山、これから向かう宮地山が一望できる。
先ほど分れた林道に合流して田代向バス停方面に向かう。竜王寺の先でUターン気味に右に曲がり、川沿いに進み虫沢橋を渡る。5分ほどで十字路を左に曲がり、聖心丹沢学舎の先のT字路を左に曲がり道なりに上がって行く。

14:29 宮地山登山口に到着。

右の登山道に入る。植林の中の尾根上をジグザグに登り、右が自然林になると尾根の右側をたどるようになる。
大きくS字に斜面を登るとシダンゴ山への分岐の道標があり、そのまま直進すると柵に行き当たる。

14:44 宮地山に到着。小休止。

なだらかで広い山頂は樹林と保護柵に囲まれ展望はまったくなく、すぐ奥には鬱蒼とした檜林が広がり少し不気味ささえある。

14:50 宮地山を出発。

先ほどの道標まで戻り右へ下りしばらく道なりに進む。5分ほどで588ピークとのコルに降り立ち分岐を右に下る。ときどき折り返しながらひたすら下り、防護柵を抜け茶畑を過ぎて中津川の支流に架かる橋を渡る。
道標の立つ車道に出て右に少し行くと、朝のシダンゴ山への分岐に出て右に曲がり大寺橋を渡り駐車場に戻る。

15:18 みやま運動広場駐車場に到着。


 感想

午前中は風が強く稜線上では歩いていても寒かったが、午後からは小春日和となり高松山ではつい眠りこけてしまった。
シダンゴ山への道と宮地山前後の道は地形図に載っていないが、道標があってハッキリしているので迷うことはない。
シダンゴ山からダルマ沢ノ頭、西ガ尾、高松山とたどる稜線の道は、ところどころ不明瞭な場所があるので地図とコンパスは必携だ。特に秦野峠への分岐の先の817ピークの先は要注意だ。