御池岳、鈴北岳、鈴ヶ岳

御池岳 1,247m 鈴北岳 1,182m 鈴ヶ岳 1,130m

 山行情報

山行日       2009年5月23日(土) 薄曇り

山頂所在地/山域  滋賀県/鈴鹿山脈

アクセス/出発地  車/コグルミ谷登山口駐車場 コグルミ谷登山口~御池岳・三国岳登山道入口周回

行程詳細      コグルミ谷登山口駐車場(6:40-6:55)→ コグルミ谷登山口(7:00)→ タコグルミ谷・タテ谷分岐(7:14)→
          カタクリ峠(六合目)(7:55-8:00)→ 御池岳登山道八合目(8:18)→ 御池岳山頂(8:50-8:55)→
          奥の平(9:08-9:13)→ ボタンブチ(9:22-9:30)→ 御池岳山頂(9:50)→ 日本庭園(10:18)→
          鈴北岳山頂(10:30-10:35)→ 鈴ヶ岳山頂(11:05-12:10)→ 鈴北岳山頂(12:40-12:45)→ 鞍掛峠(13:27-13:30)→
          御池岳・三国岳登山口(13:45)→ コグルミ谷登山口駐車場(14:05)

所要時間      行動時間:5時間29分 休憩時間:1時間41分 合計:7時間10分


 山行記録

6:40 コグルミ谷登山口駐車場に到着。

路肩に10台くらいは停められそうなスペースがあり、すでに3台停められていた。

6:55 コグルミ谷登山口駐車場を出発。

県道を鞍掛峠方面に向かう。左カーブを曲がり、さらにゆるやかな右カーブを曲がると前方に登山口が見えてくる。

7:00 コグルミ谷登山口に到着。

大きな石碑と登山届けのポストがあり1〜2台の駐車スペースがある。
本来は沢の右側から登るようだが、すぐ先が崩壊して通行止めとなり、現在は左側が登山道になっている。涸れた沢に入るとすぐに本来の登山道と合流し、沢を渡り返しながらゆるやかに登って行く。

7:14 コグルミ谷・タテ谷分岐に到着。

なぜかコグルミ谷コースの道標はなく、右に分岐するタテ谷コースだけ標されている。が、良く見ると登山道と標された道標の半分が割れてなくなっていた。ここにコグルミ谷コースが標されていたのだろう。直進しさらに沢を詰めて行くとベンチとコグルミ谷付近の花の案内板が立てられた長命水がある。
道標に従って進むと沢が狭まり左に斜面に取り付く。すぐに五合目があり、カタクリ峠から延びる尾根の東斜面を急登する。

7:55 カタクリ峠(六合目)に到着。小休止。

左は白瀬峠、藤原岳方面になる。

8:00 カタクリ峠を出発。

道標の横を斜め右に進み、おだやかなブナ林の尾根に乗る。七合目辺りからはバイケイソウが群生した広い尾根に登山道が続き、1148ピークから延びる尾根を横切る。
御池岳登山道八合目では地形図にはない真の谷方面への分岐が南東に延びる。
直進5分ほどで鈴北岳への分岐を右に見送り、一面にバイケイソウが群生する斜面を左右に見ながら沢を辿る。傾斜のきつくなる九合目を過ぎ、道標の壊れた奥の平への分岐を左に見送ると、正面に苔生した岩屑が見える。道はその岩屑を左から巻くように続くが、左のボタンブチからの道と合わさった場所で右に踏み込んで行くと山頂がある。

御池岳山頂

8:50 御池岳山頂に到着(写真上)。小休止。

樹林に囲まれた山頂は近くにきても分かりにくく、岩屑の中にあることを認識していないと見逃しそうだ。もともと展望はあまり良くなさそうだが、今日はガスでまったくだめ。

8:55 御池岳山頂を出発。

壊れた道標のある分岐まで戻り、奥の平・ボタンブチへ向かう。左手の樹間に奥の平が見え始めたら道標に従って左に折れる。前方には奥の平へと広い草原の尾根が延び、左手にはいなべ市街が見通せる。
ボタンブチへの分岐を左に見送りゆるやかに登ると、間もなく標識のある奥の平に着く。

9:08 奥の平山頂に到着。小休止。

名前に平と付いているが、ここは立派なピークになる。遮るものがなくなだらかなピークからは、天候が良ければ藤原岳や竜ケ岳などの展望があるに違いない。

9:13 奥の平山頂を出発。

ボタンブチへの分岐を左に折れ、なだらかな斜面を下って行く。

9:22 ボタンブチ(標識あり)に到着。小休止。

ここは足元が断崖になっていて、天候さえ良ければと思わせる。残念ながら足元を覗き込み、その一端を味わうだけだ。

9:30 ボタンブチを出発。

断崖に沿って北に向かうとすぐに2つ目のボタンブチ(天狗の鼻)に出て、展望を諦めそのまま直進する。すぐに踏み跡が分岐し右に樹林帯に入り、踏み跡を辿って御池岳の南側の正面に出る。
御池岳山頂を越え北側の赤テープに沿ってゆるやかに下って行くと、鈴北岳・コグルミ谷の分岐に降り立つ。左へ折れなだらかな草原を快適に進むと、広々とした草原の日本庭園に至る。右手に見える鈴北岳に向かってひと登り。

鈴北岳山頂
鈴ヶ岳

10:30 鈴北岳山頂に到着(写真中)。小休止。

なだらかな山頂は360度の展望があり、南に御池岳、西には鈴ヶ岳とその先に彦根市街と琵琶湖が見渡せる。

10:35 鈴北岳山頂を出発。

ゆるやかな草原の下りから踏み跡の薄い樹林帯に入り、バイケイソウが群生している辺りからは急下降となる。途中でキレイな台形をした鈴ヶ岳が樹間に見え隠れする。広いコルに降り立ち、登り返しは短い急登となる。

11:05 鈴ヶ岳山頂に到着(写真下)。昼食。

樹間の中の狭い山頂はほとんど展望は得られない。進行方向に少し下ると、山頂よりも広い石垣があり、そこで昼食を取る。

12:10 鈴ヶ岳山頂を出発。

コルまで一気に下降し、登り返すと下りでは分かりにくかったペンキなどの目印がいたるところで目に付く。

12:40 鈴北岳山頂に到着。小休止。

御池岳方面はすっかりガスが取れ、さぞかし雄大な展望が得られるだろうと思われる。

12:45 鈴北岳山頂を出発。

北東方面のコースに入り鞍掛峠に向かうと、すぐにタテ谷への分岐を右に見送り短く急下降する。1056ピークからは南西に鈴北岳と鈴ヶ岳が横たわり、北には広大なピークを持つ伊吹山が見えている。笹原や樹林のトンネルを抜け、やや急下降すると送電線の鉄塔下に飛び出す。

13:27 鞍掛峠に到着。小休止。

13:30 鞍掛峠を出発。

浮き石の目立つ急下降が続き、なかなかの難所である。

13:45 御池岳・三国岳登山口に到着。

右に鞍掛トンネルを見て左に県道を下る。

14:05 コグルミ谷登山口駐車場に到着。


 感想

残念ながらガスで奥の平やボタンブチでの展望は得られず、時期的にも花もあまりない山行になったが、コース的には楽しめた。
御池岳と鈴北岳は登山者が多いものの、鈴ヶ岳の往復では誰にも会わなかった。やはり、ここはメインのコースから外れているようだ。
今度来るなら4月のカタクリの時期が良さそうだ。その時はタテ谷コースを下ろう。