九鬼山、高畑山、倉岳山

九鬼山 969.9m 高畑山 981.9m 倉岳山 990m

 山行情報

山行日       2009年6月13日(土) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県/道志山塊

アクセス/出発地  車/富士急禾生駅駐車場 九鬼山・神楽山登山口~立野側登山口周回

行程詳細      富士急禾生駅駐車場(6:15-6:32)→ (富士急行)(中央本線)→ JR猿橋駅(6:57)→ 九鬼山・神楽山登山口(7:13)→
          神楽山山頂(7:51-7:56)→ 御前山(厄王山)山頂(8:13-8:23)→ 沢井沢ノ頭(8:45-8:50)→
          馬立山山頂(9:05-9:10)→ 札金峠(9:34)→ 紺屋易休場(9:57)→ 九鬼山山頂(10:28-10:40)→
          高指山山頂(11:52)→ 桐木差山山頂(11:58)→ 鈴懸峠(12:12-12:17)→ 突坂峠(12:30)→
          大桑山山頂(13:10-13:15)→ 高畑山山頂(13;45-14:20)→ 天神山山頂(14:40-14:43)→ 穴路峠(14:47)→
          倉岳山山頂(15:12-15:20)→ 立野峠(15:40)→ 立野側登山口(16:38)→ JR梁川駅(16:54-17:12)→
          (中央本線)(富士急行)→ JR富士急禾生駅(17:44)→ JR富士急禾生駅駐車場(17:49)

所要時間      行動時間:8時間29分 休憩時間:1時間51分 電車移動時間:57分 合計:11時間17分


 山行記録

6:15 富士急禾生駅駐車場に到着。

改札の窓口で駐車料金300円と中央本線猿橋駅までの乗車料金430円を支払う。

6:32 富士急禾生駅を出発。

富士急行、JR中央本線。

6:57 JR猿橋駅に到着。

改札を出て右手の南口を出る。駅前のロータリーを突っ切って進むと、すぐに車道に突き当たり右折、道なりに進む。
T字路(道標あり)を左に曲がり(右は国道20号線)、トンネルを抜けた先の左カーブの頂点に登山道を示す道標がある。前もってこの辺りに登山道があるとわかっていたから気付いたが、そうでなければ見逃してしまいそうだ。

7:13 九鬼山・神楽山登山口に到着。

九鬼山と神楽山への案内の道標しかないが、事実上ここが登山口と言っても差し支えないだろう。
雑草や雑木林の生い茂る階段を登り、杉林の鬱蒼とした沢筋をゆるやかに登って行く。猿橋方面と書かれた看板のある場所で尾根に乗り、尾根筋のブナ林を登り傾斜が増すと神楽山分岐に着く。左にひと登りすると、協同アンテナの立つ神楽山山頂に出る。

7:51 神楽山山頂に到着。小休止。

三角点と標識はあるものの、狭く展望もそれほどよくはない。

7:56 神楽山山頂を出発。

分岐まで戻り左に進むと、尾根筋のゆるやかな道から短く急登すると道標があり、その左先が御前山山頂になる。

8:13 御前山(厄王山)山頂に到着。小休止。

狭い岩場の山頂だが、断崖となる南側に展望が開け、この先向かう九鬼山や高畑山、倉岳山の山並みが一望できる。

8:23 御前山(厄王山)山頂を出発。

分岐まで戻り左に下るとすぐに大月駅方面への分岐を右に見送り、岩山を左から巻いて行く。さらにゆるやかに下り、登り返すと菊花山(地形図の643.7ピークか)への分岐を右に見送り、ピークへひと登りする。

8:45 沢井沢の頭に到着。朝食(オニギリ1個)。

太いブナの木に標識が付けられているだけで、展望はなくピークらしくはない。

8:50 沢井沢の頭を出発。

ダラダラ下りが続き、ピーク直下で短い急登となる。

9:05 馬立山山頂に到着。小休止。

狭く展望なし。

9:10 馬立山山頂を出発。

おだやかな尾根道を下り、ゆるやかなピーク上を左に下ると、704ピーに立ち急下降する。札金峠に降り立ち右に田野倉駅への分岐を見送り、725ピークを巻いてゆるやかに登って行く。
紺屋の休場は草地が広がる場所で、東側に展望がある。紺屋と言う何かの問屋のような名前は何処から来たのだろうか?
そのまま雑草の生い茂った道を直進すると、次第に尾根筋から離れ左の沢をトラバースし、九鬼山から延びるもう一つの尾根に乗る。直下を急登すると九鬼山山頂に飛び出す。

九鬼山山頂

10:28 九鬼山山頂に到着(写真上)。小休止。

狭い山頂には丸太で作られたテーブルとベンチがあるが、展望は残念ながら西側にしかない。しかも残念なことに靄が掛かり富士山を見ることができない。

10:40 九鬼山山頂を出発。

すぐ先の富士見平(ほんとなら富士山が見えるのか)で右に禾生駅方面の分岐を見送り、さらにその先のピークでも禾生駅方面の分岐がある。
しばらくはヤブっぽい道が続き914ピーク、さらに続く二つの小さなピークを越え植林地に飛び出す。その後も小さいながら急なピークを幾つも越えることになる。

11:52 高指山山頂に到着。

規模的には九鬼山と同じ程度なのだが、簡単な標識があるだけで展望はない。

11:58 桐木差山山頂に到着。

ここはもっと寂しく、ありきたりのピークに木の陰に隠れるように立っている標識で辛うじて山頂とわかる。
となりのピークを越えるとひたすら下って林道に降り立つ。

12:12 鈴懸峠に到着。小休止。

12:17 鈴懸峠を出発。

降り立った林道を右に進み分岐を左の車両止めの鎖の掛かった方に入り、10分余りの林道歩きとなる。
突坂峠の右カーブ頂点から右の登山道に入ると、いきなりの急登で865ピークに立ち、短いゆるやかな下りの後はジグザグの急登となる。

13:10 大桑山山頂に到着。小休止。

周囲を樹林に囲まれ展望は全くないが、急登続きで一息入れるにはちょうど良い場所だ。

13:15 大桑山山頂を出発。

急下降から高畑山との間にあるピークに立つ。岩混じりの痩せ尾根を過ぎると山頂直下の急登が始まる。

高畑山山頂

13:45 高畑山山頂に到着(写真中)。昼食。

九鬼山山頂よりも狭く展望もない、何とも地味な山頂だ。っと思ったが、穴路峠方面に歩き出してわかった。東側にもピークがありこれも含めて全体に東西に細長い山頂だった。

14:20 高畑山山頂を出発。

いきなり急下降が続き小ピークを越えると傾斜もゆるみ、ゆるやかに登り返して行く。

14:40 天神山山頂に到着。小休止。

14:43 天神山山頂を出発。

すぐに穴路峠に降り立つ。このまま下山するか、予定通り倉岳山から立野峠経由で下ろうか一瞬迷ったが、掛かってもあと2時間30分で梁川駅に着けるだろうと倉岳山へと向かう。ただ標高差は200mほどあるため若干の心配はあったが。。。
峠からはいきなり急登するが、すぐに尾根に乗り傾斜はゆるむ。しばらくは尾根筋に歩き乗り換えて左にジグザグに急登すると倉岳山山頂の西端に登り着く。

倉岳山山頂

15:12 倉岳山山頂に到着(写真下)。小休止。

今日幾つも踏んだピークの中でも最も広々とし、展望もまずまずだ。っが、靄が掛かり景色がハッキリしない。時間が時間だから仕方がないか。。。

15:20 倉岳山山頂を出発。

途中いくつかピークは越えるものの、ひたすら下り立野峠に降り立つ。地形図では峠の字の先のわずかな尾根を下っているが、実際には浜沢への分岐道と十字路になっていて、立と野の間の尾根の右側の斜面を下って行く。尾根の終わり辺りで左の沢へと下り水場(飲めないと書かれている)を経由して沢沿いに下って行く。

16:38 立野側登山口に到着。

車道を左に梁川駅に向かう。

16:54 JR梁川駅に到着。

17:12 JR梁川駅を出発。

JR中央本線、富士急行。

17:44 富士急禾生駅に到着。

17:47 富士急禾生駅駐車場に到着。


 感想

ほぼ10時間(乗車時間を入れると11時間ほど)の長時間だったが、足が痛むこともなく無事歩き通せた。
沼津アルプスほどではないものの低山の割にピークが多く、アップダウンの連続する場所もあり、かなりタフなコースだ。道志アルプスと命名してもいいかも。。。
時期的に霞みが掛かりやすくて遠景は望めなかったが、冬ならば富士山なども見られてもっと良いかも知れない。
登山者が少なかったのもそのせいなのか?3組ほどしか出会わなかった。