武尊山 2,158m
◎ 山行情報
山行日 2009年6月20日(土) 晴れ
山頂所在地/山域 群馬県/関東
アクセス/出発地 車/武尊神社口駐車場から周回
行程詳細 武尊神社口駐車場(7:05-7:25)→ 林道終点駐車場(7:54)→ 須原尾根分岐(8:07)→ 武尊神社下降点(8:56)→
手小屋沢避難小屋分岐(9:00-9:05)→ 武尊山肩(10:30-10:40)→ 武尊山山頂(沖武尊)(10:52-11:02)→
中ノ岳南側分岐(11:25)→ 武尊山山頂(沖武尊)(11:54-12:25)→ 剣ヶ峰山分岐(13:27)→
剣ヶ峰山山頂(13:34-13:46)→ 武尊沢徒渉点(14:51-14:58)→ 須原尾根分岐(15:40)→ 武尊神社口駐車場(16:16)
所要時間 行動時間:7時間36分 休憩時間:1時間15分 合計:8時間51分
◎ 山行記録
7:05 武尊神社口駐車場に到着。
トイレのある駐車場は割と広く50台ほどは停められるだろうか。すでに多くの車が停り、準備中の登山者も何人か居る。
朝食のオニギリを食べ準備にかかっていると、車のナンバーを見て隣の人が声をかけてきた。富士宮から来たとのこと。先に出発して行った。
7:25 武尊神社口駐車場を出発。
すぐに武尊神社があり、その先は一般車両通行止めになっている。中には車止めをどかして先に行くマナー違反者も居るが。。。何か不測のことがあっても自分で何とかできる人たちなのだろう。
しばらくはところどころに咲くシャクナゲを見ながら林道歩きが続き、駐車スペースを過ぎほどなく剣ヶ峰山分岐に着く。
8:07 須原尾根分岐に到着。
左に進むと今までの林道から登山道らしい道になり、ブナ林などが鬱蒼とする大きな沢の中を歩く。その後左の斜面へと移行し、グザグの急登や崩壊気味のロープ場、木の根っ子の段差など変化に富んだ路面が連続する。不動尊を過ぎなおも急登が続き、尾根上に飛び出し右へ尾根を辿る。
9:00 手小屋沢避難小屋分岐に到着。小休止。
小屋は北側の沢を降りたところに、樹林に隠れるように建てられている。
9:05 手小屋沢避難小屋分岐を出発。
短い急登で隠れピークに立った後は小さなアップダウンを繰り返し、ゆるやかに高度を上げる。次第に傾斜が増すとゴロ石が目立つようになり、ハシゴや鎖、残雪など路面の変化を楽しみながら高度を上げる。
立はだかる岩山(胎内潜り岩)をロープと鎖で登り歩いてきた方面の展望を楽しんでから、さらにもう一段高くそびえる岩山をハシゴと鎖で登るとシャクナゲやミツバオウレンなどが咲くゆるやかな登り道となる。
10:30 武尊山肩に到着。撮影小休止。
展望が良く、正面の東側から沖武尊、奥には中ノ岳、家ノ串山、南には剣ヶ峰山(西武尊)が一望できる。
10:40 武尊山肩を出発。
短く下りひと登りする。
武尊山(沖武尊)山頂 |
10:52 武尊山(沖武尊)山頂に到着(写真上)。小休止。
狭い山頂にはすでに多くの登山者が思い思いに休憩を取っていてノンビリできそうもない。360度の展望を満喫してから中ノ岳を目差す。
11:02 武尊山(沖武尊)山頂を出発。
東に向かうとすぐに剣ヶ峰山への分岐を右に見送り、雪渓目差して下って行く。今は雪渓になっているが元々は三ツ池という池のようだ。中ノ岳の中腹を南側から巻く。
11:25 中ノ岳南の分岐に到着。
ここで目算が外れる。前武尊や武尊牧場スキー場への分岐はあるものの、肝心の中ノ岳への道がない。未練を残しながら武尊山山頂へと戻る。
11:54 武尊山(沖武尊)山頂に到着。昼食。
何とか座れる場所を確保して昼食を取るが、その間にもドンドン登山者がやって来て狭い山頂はますます狭くなる。
やや雲が多く遠景は霞んでいるが、それでも午前中のガスも取れた前武尊や剣ヶ峰山へと延びる稜線を始めとした展望は感動物だ。もっと空気が澄んでいれば、谷川岳や巻機山、至仏山、燧ヶ岳、男体山、日光白根山、皇海山などが見られるはずだ。
12:25 武尊山(沖武尊)山頂を出発。
中ノ岳方面に進み、すぐに右の剣ヶ峰山方面へと下る。剣ヶ峰山へと続く稜線上を縫うように延びる登山道を眼前に見ながら短く急下降する。すぐに傾斜はゆるみ笹とハイマツ、シャクナゲの入り混じる道が続き、途中一ヶ所だけシラネアオイやイワカガミ、ハクサンイチゲが咲く場所がある。アップダウンを繰り返してミツバオウレンを見ると剣ヶ峰山分岐までもう一息だ。
13:27 剣ヶ峰山分岐に到着。
左のゴロ岩の登山道に入り、途中にイワカガミが群生する急登をひと登りする。
剣ヶ峰山山頂 |
13:34 剣ヶ峰山山頂に到着(写真下)。小休止。
山頂は東西が切り立った断崖の尾根道の一部で狭いが、そのお陰で遮るものが何もなく360度の展望が得られる。
13:46 剣ヶ峰山山頂を出発。
分岐まで戻り左へと急下降が続く広い尾根に入り、しばらくは岩や木の根が露出した斜面を下る。途中から尾根が明瞭になり右に下って武尊山へと突き上げる沢に降り立つ。
14:51 武尊沢徒渉点に到着。小休止。
冷たい沢水で顔を洗う。
14:58 武尊沢徒渉点を出発。
それまでと違って傾斜はゆるみ変化の少ないヒノキ林の中の道が続く。やがて須原尾根分岐に飛び出し、往路の林道を駐車場まで戻る。
16:16 武尊神社口駐車場に到着。
◎ 感想
駐車場から須原尾根分岐までは退屈な林道歩きとなるが、それでもところどころにシャクナゲなどが咲き多少は心が紛れる。この分岐から避難小屋を過ぎクサリの先のピークまではほとんど展望がなく、地形の変化と新緑を楽しみながらの登りとなる。
とにかくピークに立てばどこもほとんど360度の展望が得られる。時期によってはもっと花も見られるだろうと思える。
それにしても武尊山山頂の人の多さにはまいった。山頂が狭いせいもあるが、ノンビリ休むには勇気が必要かも。。。