畦ヶ丸

畦ヶ丸 1292.3m

 山行情報

山行日       2009年10月31日(土) 快晴

山頂所在地/山域  神奈川県/丹沢山地

アクセス/出発地  車/西丹沢自然教室駐車場から周回

行程詳細      西丹沢自然教室駐車場(6:15-6:35)→ 権現山分岐(7:10-7:20)→ 善六のタワ(8:14-8:19)→
          畦ヶ丸山頂(9:07-9:35)→ モロクボ沢ノ頭分岐(畦ヶ丸避難小屋)(9:38-9:45)→ 大滝峠上(10:18-10:23)→
          一軒屋避難小屋(11:07-11:50)→ 大滝橋(12:23)→ 大滝橋バス停(12:46)→ 箒沢杉(13:01)→
          西丹沢自然教室駐車場(13:25)

所要時間      行動時間:5時間12分 休憩時間:1時間38分 合計:6時間50分


 山行記録

6:15 西丹沢自然教室駐車場に到着。

この時間でもすでに半分の7〜8台駐車していて、その後も見る見る内に塞がって行く。

6:35 西丹沢自然教室駐車場を出発。

駐車場の入口から中川川に向かい吊り橋を渡り川沿いを進み、大きな堰堤の左側の階段を登って堰堤を越え河原に降り立つ。丸太の橋を渡って左岸の杉の植林を右手に見ながら、石のゴロゴロした道を進む。
2つ目の堰堤を左に見送った後、橋を3回渡り返してしばらくは右岸を歩き、再度左岸へと橋を渡り返す。3つ目の西沢台堰堤の右側を越え、橋を渡って左の大きな涸れ沢を見送り、再び左岸へと渡り返す。4つ目の西澤堰堤の右を越えて橋を渡るとベンチのある場所にでる。

7:10 権現山分岐に到着。小休止。

小広い場所にベンチがある。
以前はここに権現山への道標があったようだが、現在は畦ヶ丸への道標しかない。ただ、西南方向に踏み跡が続いていて、行き止まりの標識がある。

7:20 権現山分岐を出発。

すぐ先が下棚沢出合で、左の沢をたどれば下棚の滝に行き着くが、今回は見送り直進して橋を渡る。その後も何度か橋を渡り返した後、大きな岩やクズ岩がゴロゴロした沢をたどる。
5つ目の堰堤を右から越えて、畦ヶ丸まで2.8Kmの地点から右岸の斜面に取り付くと、ジグザグに急登しベンチのある尾根に乗る。すぐに涸れた小さな沢を横切り尾根を回り込むように進み、少し下って崩壊気味の沢に架かる丸太橋を渡る。
桧の中のやせ尾根をたどり、進路を変えて山腹を巻くように下ると、やせた稜線のコル上に標柱が見えてくる。

8:14 善六のタワに到着。小休止。

南側が一部開け、権現山が大きく見える。

8:19 善六のタワを出発。

ひと登りでベンチのある隠れピークに立ち、すぐ先のかなり急な木段を登り切ると紅葉が美しいなだらかな稜線をたどる。
北側の樹間に見え隠れする加入道山からの稜線を見ながら小さくなだらかなピークを越え、やや急登を朽ちかけた丸太止めの階段で登り1148ピークに立つ。ゆるやかな下りでは正面の樹間に畦ヶ丸を見る。
登り返しはゆるやかに始まり、ときどき丸太止め階段の急登を交えて登る。秋晴れの青空に赤や黄色の紅葉が映え、後を振り返れば樹間に加入道山や大室山が見えている。

畦ヶ丸山頂

9:07 畦ヶ丸山頂に到着(写真)。小休止。

落ち葉の積もった山頂には中央に白石峠補修記念の石碑、標柱、三角点、テーブルが設置されている。樹林に囲まれて展望はないが、登山者が来る気配がないためノンビリと過ごす。
すぐ先の下った所に避難小屋があり、ときどき先行の登山者の声が聞こえてくる。

9:35 畦ヶ丸山頂を出発。

短く急下降し、登り返し小ピークに立つ。

9:38 モロクボ沢ノ頭分岐に到着。小休止。

ベンチと案内板が設置され、南側の一段低くなった所に畦ヶ丸避難小屋がある。小屋の中は比較的綺麗にされていて、囲炉裏とトイレがある。

9:45 モロクボ沢ノ頭分岐を出発。

短い丸太止めの階段を急下降し、避難小屋まで200mの標識のある小ピークを越える。笹の茂った尾根道を下り小ピークを越えると、なだらかな広い尾根を過ぎて直線的に急下降する。

10:18 大滝峠上分岐に到着。小休止。

ベンチとコースの案内板があり、直進は屏風岩山方面になる。

10:23 大滝峠上分岐を出発。

左へと尾根200mほど下ると、左へUターン気味に下り沢の出合のすぐ上流に下り立つ。そのまましばらくはステタロー沢沿いを進んだ後、何度か沢を渡り返し右岸をしばらく歩く。左岸に渡り2つの橋を渡り返すと目の前に小屋がある。

11:07 一軒屋避難小屋に到着。昼食。

ステタロー沢と鬼石沢の合流点にある。
2人の登山者が休憩中だったが、ベンチが空いていたため独占して昼食を取る。陽射しが降り注ぎ気持ちが良い。

11:50 一軒屋避難小屋を出発。

鬼石沢に架かる橋を渡り尾根を回り込むと、沢から離れ山腹を進む。尾根をジグザグに急下降しベンチのあるコルを左へ折れると沢に降り立ちしばらくは沢沿いに進む。
左岸から右岸に渡ったところの大滝沢の標識の先で再度左岸に渡り返すと、檜林の平らな場所に出て間もなく林道に飛び出す。
峰山橋を渡り10分ほどで大滝キャンプ場からの車道と合流し県道に出る。

12:46 大滝橋バス停に到着。

右にすぐのところに大滝橋バス停がある。ここで左に曲がり新箒沢隧道を通り箒沢バス停の所を左に入ると、すぐ先に天然記念物の箒杉がある。杉の巨木は見応えがある。
再び県道に出て道なりに進み西丹沢橋を渡れば、西丹沢自然教室駐車場方面が見えてくる。

13:25 西丹沢自然教室駐車場に到着。


 感想

善六のタワ以外ほとんど展望は得られないが、変化のある山行が楽しめる。特徴的なのは往路復路とも沢の中を何度も渡り返しながら進むことだろう。
この季節ならば稜線上の紅葉も見られる。時間があれば2つの滝を見に行くのもいいだろう。
ガイドブックなどでは大滝橋バス停から西丹沢自然教室までバス移動になっているが、途中天然記念物の箒杉を見ても40分ほどなので歩いた方がいい。