赤坂山、三国山

赤坂山 823.6m 三国山 876.1m

 山行情報

山行日       2009年5月5日(火) 晴れ

山頂所在地/山域  滋賀県/近畿 野坂山地

アクセス/出発地  車/マキノ高原登山駐車場 赤坂山登山口から周回

行程詳細      マキノ高原登山駐車場(6:30-6:40)→ 赤坂山登山口(7:00)→ ブナの木平(7:42-7:50)→ 栗柄越(8:42)→
          赤坂山山頂(8:52-9:05)→ 明王ノ禿(9:20-9:30)→ 三国山分岐(9:48)→ 三国山山頂(10:05-10:30)→
          黒河峠(11:07-11:18)→ 県道533号線(12:05)→ 県道287号線(12:27)→ マキノ高原登山駐車場(12:38)

所要時間      行動時間:4時間51分 休憩時間:1時間7分 合計:5時間58分


 山行記録

6:30 マキノ高原登山駐車場に到着。

広大な駐車場でトイレがある。

6:40 マキノ高原登山駐車場を出発。

道なりに進むとさらさの湯をはさんだ三差路に行き着く。ガイドブックなどは左に進むようになっているが、近道になりそうな右に道を取る。いずれにしてもキャンプ場の中を歩くことになる。
車道に行き当たったところに二本のヒノキと案内板があり、その手前のトイレの右側を入ると赤坂山登山口の標柱がある。

7:00 赤坂山登山口に到着。

しばらくは丸太止めの階段が続き、左右に分岐を見送りながら新緑の雑木林の中を登って行く。ベンチのある分岐(行き止まり)を左に曲がると、おだやかな道が続くようになる。

7:42 ブナの木平に到着。小休止。

ここは地形図の483.6ピークの左隣の平坦地になる。展望はないものの、広々としていてあずまやがあることと、出発してから1時間ほどなので休憩にはちょうど良い。

7:50 ブナの木平を出発。

あずまやを正面に見て右に進むと、正面に高圧送電線が2列走っている。
すぐに道沿いにはオオイワカガミの群生が見られるようになり、特に堰堤手前では見事な群生が見られる。その後も足元にオオイワカガミと、ところどころに混じるオオバキスミレを楽しみながら登って行く。
栗柄越を直進するとまた分岐があり(直進は折戸谷方面)右に草原を登って行く。石仏を見送り、送電線をくぐると赤坂山山頂が見えてくる。

赤坂山山頂
イカリソウ
三国山山頂

8:52 赤坂山山頂に到着(写真上)。小休止。

壊れた標識と方位盤のある山頂は、それほど広くはないが360度の展望は最高だ。

9:05 赤坂山山頂を出発。

草木がなく岩肌が露出した明王ノ禿を眼前に東北側の広い尾根を下りコルに立つと、明王ノ禿の南側の崩壊し露出した岩塊が一望できる。
下りではところどころでオオカメノキが、コルから先の登りではイカリソウ(写真中)が見られる。

9:20 明王ノ禿に到着。小休止。

標柱のあるピークは南東側が切れ落ち防護柵が設けられている。ここも展望が良い。

9:30 明王ノ禿を出発。

いったん東側の尾根へと下り、その後尾根を回り込んで北へと向かう。次第にイワウチワやカタクリが見られるようになると三国山への分岐に出る。
左に入るとすぐにイワウチワの群生が見られ、しばらくは登山道脇を彩る。
山頂直下は丸太止めの急登が続き、狭い山頂に飛び出す。

10:05 三国山山頂に到着(写真下)。昼食。

標柱がある山頂は潅木に囲まれ展望はあまり良くない。

10:30 三国山山頂を出発。

分岐まで戻り左へ下へ進むと、すぐにジグザグの急下降が続く。一度林道に出て、再度登山道を10分ほど下る。

11:07 黒河峠に到着。小休止。

駐車スペースとトイレがある。

11:18 黒河峠を出発。

最初はオオバキスミレやタチツボスミレなどが見られるが、次第に退屈な林道歩きとなる。ロープのゲートを過ぎると舗装路となり、やがて県道533号線に合流し、マキノ町白谷方面に向かう。さらに県道287号線と合流しマキノ高原方面へと進み、道なりに歩くと右手にマキノ高原登山駐車場が見えてくる。

12:38 マキノ高原登山駐車場に到着。


 感想

ガイドブックでは赤坂山と三国山・明王ノ禿は別々のコースとして紹介されているが、ちょっと物足りないと思い周回するコースを設定した。それでも花を撮りながらの6時間(いつもより昼食時間は短いが)はそれほどのロングコースではないだろう。
赤坂山への途中のオオイワカガミと三国山のイワウチハの群生はガイドブックで書かれている一面と言うほどではないが、見応えはある。もう少し早いとカタクリももっと見られたかも知れない。花に興味のない登山者でも丸太止めの階段、草原、短いながらもガレ場、林道歩きといろいろと楽しめるだろう。