赤城山〜駒ヶ岳、黒檜山、長七郎山、地蔵岳〜

赤城山 〜 駒ヶ岳 1,685m 黒檜山 1,827.7m 長七郎山 1,579.1m 地蔵岳 1,674m

 山行情報

山行日       2009年6月19日(金) 晴れ

山頂所在地/山域  群馬県/関東

アクセス/出発地  車/おこの駐車場から周回

行程詳細      おこの駐車場(7:20-7:48)→ 駒ヶ岳登山口(7:50)→ 稜線上休憩地(8:28-8:33)→ 駒ヶ岳山頂(8:45-8:55)→
          大タルミ(9:03)→ 花見ヶ原分岐(9:30)→ 黒檜山大神(9:32)→ 黒檜山登山口分岐(9:34)→
          黒檜山山頂(9:37-9:50)→ 黒檜山登山口(10:48-10:50)→ 覚満淵入口(11:09)→ 鳥居峠(11:27-11:35)→
          小地蔵岳山頂(12:05-12:10)→ 長七郎山(12:19-12:50)→ 小沼水門(13:01)→ 地蔵岳登山口(八丁峠)(13:15)→
          地蔵岳山頂(13:38-13:48)→ 地蔵岳登山口(大沼)
(14:23)→ おこの駐車場(14:30)

所要時間      行動時間:5時間18分 休憩時間:1時間24分 合計:6時間42分


 山行記録

7:20 おこの駐車場に到着。

駐車場の背後には地蔵岳、対峙するように駒ヶ岳が横たわる。とにかく広い駐車場には数件の土産屋と立派なトイレがある。

7:50 おこの駐車場を出発。

右へ100mほど歩くと左手に道標の立った登山口がある。
ブナ林の中の笹道をゆるやかに登って行く。鉄製の階段を登ると覚満淵を見下ろす展望台に出る。南側の一部が開かれ、眼下に覚満淵その先に小地蔵岳が見える。さらに木段などをジグザグに登ると道標とベンチのある尾根上に飛び出す。

8:28 稜線上休憩地に到着。小休止。

ゆるやかな斜面に潅木が切り開かれた笹原が広がり、東側に展望がある。良く見ると南側の尾根に踏み跡があるが、もしかしたら鳥居峠に続いているのだろうか。

8:33 稜線上休憩地を出発。

潅木を抜けると背後の展望が一気に開け、西からギリギリ地蔵岳、小沼、長七郎山、小地蔵岳と続き、さらに名もない稜線が連なる。ゆるやかなピークを越えひと登りする。

駒ヶ岳山頂
黒檜山山頂

8:45 駒ヶ岳山頂に到着(写真上)。小休止。

手作りの標識のある山頂は狭いが、電波塔の林立する地蔵岳が大きく見える。

8:55 駒ヶ岳山頂を出発。

最初は黒檜山を正面に見ながら木段をまじえた急下降が続くが、小ピークを越えると大タルミに立つ。登り返しはゆるやかな丸太止めの階段が続き、小さなピークを越えると木段や丸太止めの階段が続き、一気に高度を上げて行く。
花見ヶ原キャンプ場への分岐を過ぎるとゆるい登りになり、すぐ先で御黒檜大神の鳥居を見て黒檜山登山口分岐を右に取ればほどなく黒檜山山頂に着く

9:37 黒檜山山頂に到着(写真中上)。小休止。

岩が目立つ山頂はそれなりの広さはあるものの、潅木に囲まれて展望はほとんど得られない。

9:50 黒檜山山頂を出発。

分岐まで戻り右の黒檜山登山口を目差す。ブナ林の中岩がゴロゴロした急下降が続き、左が断崖になってくるとときどき大沼越しに地蔵岳が見える。
途中幼稚園の年長の団体とすれ違う。この急登をみんな元気に登って行く。
猫岩(道標はあるがそれらしい岩は見つからない)を過ぎると黒檜山から駒ヶ岳の稜線や小地蔵岳から地蔵岳と繋がる稜線、大沼が一望できる。さらに下り続けるとやや傾斜はゆるみ車道に飛び出す。

10:48 黒檜山登山口に到着。小休止。

車道を左に進み途中赤城神社を右に見て覚満淵を目差す。

11:09 覚満淵入口に到着。

道路の反対側にトイレがあるのと、大きな看板が目印となる。左に入るとすぐに分岐があり左駐車場と正式な入口が見える。
その分岐を左に進むとツツジが真っ盛りだが、案内板を見るとミズゴケやツルコケモモの群生地となっている。それらしい花は見えないが時期が違うのか。入口と反対側から分岐を鳥居峠へと向かうが、ゆるやかな道を5分ほど歩くと車道に出る。

11:27 鳥居峠に到着。小休止。

広い駐車場とレストハウスがあり、駐車場からは覚満淵を一望できる。ときどきガスが掛かってスッキリとしないが、それでもアマチュア(?)カメラマン数人が三脚を立てている。
レストハウスの前には赤城山頂駅の大きな看板があるが、その時は何のことやら分らず何となく見過ごした。後でネットで調べて見ると、かつてはケーブルカーが発着していたようだ。

11:35 鳥居峠を出発。

鳥居峠への登り口から数メートル先左に小沼・長七郎山登山口がある。道標で長七郎山への登山口であることを確認して階段状の登山道に入る。
しばらくは小地蔵岳の北側斜面をゆるやかにトラバースし、木段を登り小沼への分岐を右に見送る。広く林道のような道をゆるやかに登り小地蔵岳への分岐を左にUターン気味に進む。少しガスのかかった笹に覆われた道をゆるやかに登って行く。

12:05 小地蔵岳山頂に到着。小休止。

道標と手作りの標識がある山頂は笹で覆われていて、展望も休憩場所もない。

12:10 小地蔵岳山頂を出発。

分岐まで戻り、時々ガスのかかるゆるやかな尾根道を進むが、天候が良ければ東の展望が良さそうだ。

長七郎山山頂

12:19 長七郎山山頂に到着(写真中下)。昼食。

登り口側には大小の岩が積み重ねられているが、奥は広い平坦地となっている。展望は良く、特に地蔵岳が大きく、西側に寄ると小沼越しに見ることができる。

12:50 長七郎山山頂を出発。

下山口は地蔵岳に向かうがすぐに西へと向きを変え、10分ほどの分岐を右に進んで小沼水門に行き当たり左へ湖畔沿いに進む。途中の三差路を左に進み車道の側溝沿いに進むと八丁峠に出て、地蔵岳・第1スキー場の道標に従って進む。

13:15 地蔵岳登山口(八丁峠)に到着。

限りなく続いて見える木段を一歩一歩登って行く。やがて斜面をトラバースするようにゆるやかな登りになると、山頂の電波塔が左に見えてくる。

地蔵岳山頂

13:38 地蔵岳山頂に到着(写真下)。小休止。

ここも大小の岩が積み重ねられたところに三角点と山頂の標識があり、ヒョウタン型の山頂の北側に位置する。時折ガスが掛かるものの、大沼を取り囲むように駒ヶ岳から大タルミをへて黒檜山へと続く稜線が一望できる。

13:48 地蔵岳山頂を出発。

東側の斜面の下り始めは崩壊気味になっていて踏み跡がハッキリせず、潅木帯への入口が分かりにくい。崩壊地の一番奥に露岩の道が続き、ロープが張られている場所から潅木帯に入るとすぐに道はハッキリしてくる。10分ほどで小ピークに立ち、斜面を外れて笹原を急下降する。分岐を右に進むと雑木林の中の笹原を急下降し車道に降り立つ。

14:23 地蔵岳登山口(大沼)に到着。

車道の反対側の道に入り、左に赤城神社跡を見送り道なりに進む。

14:30 おこの駐車場に到着。


 感想

黒檜山と駒ヶ岳を周回する通常のコースでは物足りなくて、追加で鳥居峠経由で小地蔵岳、長七郎山、地蔵岳と周回した。それでも休憩込みで7時間30分ほどで暑さの割に余裕の山行だった。
黒檜山方面から登る登山者が圧倒的に多かったが、急坂は登れを守っているから?体力的には駒ヶ岳、黒檜山と回った方が楽に思えるのだが。。。
山行途中でもあちこちにツツジが見られたが、帰路の白樺牧場辺りでは一面のツツジで見物客で溢れ返っていた。折しも赤城山つつじ祭りの真っ盛りだった。