剣山、次郎岌、一ノ森

剣山 358.7m 次郎岌 337m 一ノ森 268.9m

 山行情報

山行日       2008年10月26日(日) 雨

山頂所在地/山域  徳島県/四国 四国山地

アクセス/出発地  車/見ノ越駐車場 剣山登山口から周回

行程詳細      見ノ越駐車場(8:00-10:00)→ 剣山登山口(10:02)→ 剣神社(10:04)→ 遊歩道分岐(10:13)→
          剣山登山リフト西島駅(10:35-10:40)→ 大剣神社(10:55)→ 御神水(11:00)→ 剣山・次郎岌分岐(11:13)→
          次郎岌峠(11:22)→ 次郎岌山頂(11:35-12:00)→ 剣山・次郎岌分岐(12:18)→ 剣山山頂(12:37-12:51)→
          一ノ森山頂
(13:22-13:35)→ 刀掛の松(14:28)→ 剣山登山リフト西島駅(14:35)→ 遊歩道分岐(14:42)→
          剣山登山口(15:13)→ 見ノ越駐車場(15:15)

所要時間      行動時間:4時間18分 休憩時間:57分 合計:5時間15分


 山行記録

8:00 見ノ越駐車場に到着。

駐車場の奥に剣山自然情報センターが建ち、その下も駐車場になっている。奥はリフト乗り場になっているが、まだ動いていないようだ。

降り続く雨が小降りになるのを待ち、車の中で一眠りする。いつの間にかセンター下の駐車場はいっぱいになり、登山者が出発して行く。っが、雨はいっこうにやみそうにない。

10:00 見ノ越駐車場を出発。

民宿前を過ぎると右手に剣山神社へ上る階段があるが、そこが剣山登山口となっている。
石段を登り切ると正面に本堂があり、右に登山道が延びる。紅葉が進み落ち葉の積もったゆるやかな登りの道が続く。右を見ると紅葉の中を車道がうねっている。
すぐにリフト下のトンネルをくぐり、その先の遊歩道分岐を右に進む。晴れていれば紅葉を見ながら快適にあるけそうな道が続き、やがて笹原の先にリフト乗り場が見えてくる。

10:35 剣山登山リフト西島駅に到着。小休止。

スレート造りの安普請なのが何とも言えないが、リフトの登り口方面からは紅葉の山並みが美しい。

10:40 剣山登山リフト西島駅を出発。

右手に二本の道が延び鳥居の右に延びる道は縦走路で、剣山と次郎岌の間の稜線に延びている。今回は大剣神社と御神水(おしきみず)に寄るため鳥居をくぐる道に入る。道の様子が変わりところどころで地肌がむき出しになったところがある。
大剣神社は戸締まりがされこじんまりとした神社は何か侘びしく、そうそうに右に続く登山道を下る。
すぐ下の御神水(おしきみず)には小さな鳥居と祠があり手前の岩の間に湧水がたまっている。そのまま下ると縦走路に出て、左へと進むと10分ほどで剣山・次郎岌分岐に登り着く。左は岩場の見える頂上に向かって急登となっているが、右は次郎急へと続く道が笹原の中に延びている。
ゆるやかなアップダウンを繰り返すと、地形図にはジロウギュウ峠と書かれている分岐に出て左の道を進み、山頂直下を急登する。

11:35 次郎岌山頂に到着。小休止。

狭い山頂には三角点以外、山頂を示す標識もない。右に降りて巻道を戻ろうとしたが、途中で自信がなくて(実は地図を車の中に置きっぱなしにしていた)山頂まで戻り、往復20分ほどロスする。

12:00 次郎岌山頂を出発。

稜線上の分岐まで戻る。雨にもかかわらず結構登山者とすれ違う。
剣山・次郎岌分岐を直進し最初のピークの右を進むと、ガスの中に剣山の山頂が見えてくる。

剣山山頂

12:37 剣山山頂に到着(写真上)。小休止。

標識のある場所は登り口にあるが、ここから頂上ヒュッテまで広大な山頂が続く。初夏には高山植物が咲き乱れるのだろうか、木道が張り巡らせて保護されている。ヒュッテまで行って見ると、雨のせいか登山者で溢れ返っている。

12:51 剣山山頂を出発。

ヒュッテのトイレ横から一ノ森方面に向かう。ゆるやかな笹原を進みニノ森を過ぎ、やがて針葉樹の中の下りとなる。
一ノ森の山頂が見通せるようになると間もなく行場方面への分岐に出る。ここには新田次郎の殉難の石碑が建てられている。
山頂への道は分岐しているが、左の道はヒュッテ経由なので右を進む。笹道をひと登りで一ノ森頂上だ。

一ノ森山頂

13:22 一ノ森山頂に到着(写真下)。小休止。

南に200m離れた三角点に回ってからヒュッテに降り、相変わらず降り続く雨に急いで昼食を取る。

13:35 一ノ森山頂を出発。

石碑のある分岐を右に進み行場方面に向かう。ゆるやかに下って行くとお花畑を過ぎ岩の目立つ行場に入る。
左は剣山山頂、直進は大剣神社、右はリフト乗り場への分岐に着くとすぐ右に刀掛の松の標識があるが、そこには枯れ木が横たわるだけ。これが刀掛の松なのだろうか????
整備された階段状の道を降るとリフトの左横に出る。

14:35 剣山登山リフト西島駅に到着。

紅葉を楽しみながら下り、遊歩道分岐で往路を直進方向に見送り左に進む。祖谷川源流の谷を過ぎると間もなくリフト下のトンネルに出る。

15:15 見ノ越駐車場に到着。


 感想

月山以来の雨が山行中ずっと降り、やむことはなかった。っが、真っ盛りの紅葉や、次郎岌へ向かう笹原の中の道がそんな雨を吹き飛ばすほど素晴らしかった。晴れていればもっと良かったかも知れないが、これはこれで良い思い出になるだろう。
山行自体は3つのピークに立ったにもかかわらず、それほどハードな場所もなく気楽だった。