金峰山、瑞墻山(テント泊)

金峰山 2,599m 瑞牆山 2,230m(テント泊)

 山行情報

山行日       2008年6月14日(土) 晴れ / 15日(日) 晴れ

山頂所在地/山域  山梨県・長野県/奥秩父山塊

アクセス/出発地  車/瑞牆山県営無料駐車場 瑞牆山登山口から周回

行程詳細      14日 瑞牆山県営無料駐車場(6:50-7:25)→ 瑞牆山登山口(7:30)→ 富士見平小屋(8:15-8:25)→
              小川山・瑞牆山分岐(8:50)→ 弘法岩(黒森分岐)(10:33)→ 瑞牆山山頂(10:40-11:25)→
              天鳥川出合(12:30-12:35)→ 富士見平小屋テント場(テント泊)(13:00)
          15日 
富士見平小屋テント場(4:30-5:20)→ 大日小屋(6:05)→ 大日岩分岐(6:40-6:45)→
              砂払いノ頭(7:32-7:37)→ 金峰山小屋分岐(8:02)→ 五丈岩(8:25)→ 金峰山山頂(8:30-9:00)→
              峰山小屋分岐(9:25)→ 砂払いノ頭(9:40-9:50)→ 大日岩分岐(10:25-10:30)→ 大日小屋(10:50)→
              富士見平小屋(11:25-13:05)→ 瑞牆山登山口(13:34)→ 瑞牆山県営無料駐車場(13:38)

所要時間      14日 行動時間:6時間14分 休憩時間:1時間8分 合計:7時間22分
          15日 行動時間:4時間32分 休憩時間:2時間42分 合計:7時間14分


 山行記録

14日 瑞牆山県営無料駐車場〜瑞牆山〜富士見平小屋テント場

6:50 瑞牆山県営無料駐車場に到着。

100台ほども駐車できそうな広い駐車場が半分ほど埋まっている。準備中にも続々と車はやって来るし、手前の瑞牆山荘横にも駐車場があるしで、いったいどれほどの登山者が押し掛けるのやら。。。

7:25 瑞牆山県営無料駐車場を出発。

瑞牆山荘の前の大きな案内板の横が登山口となっている。

7:30 瑞牆山登山口に到着。

ほぼ中間点の林道まではクヌギやカラマツ、シラカバなどの雑木林の中のゆるやかな登りが続く。そのせいか、不思議とテント泊の装備が入ったザックがそれほど重く感じられない。林道を横切るとやや急な丸太止めの階段が続き、10分ほどで飯森山から延びる尾根上の飛び出す。
ベンチなどで休憩する登山者を尻目に右に折れ尾根上を進む。左にはミズナラの樹間に瑞牆山の岩峰が見え隠れする。

8:15 富士見平小屋に到着。小休止。

小屋の前は広いテント場になっている。
小屋を正面に見て左に瑞牆山、右に金峰山への登山道が延びる。小屋の入口は鍵が掛けられていたためテント泊の受付を諦めて、そのまま瑞牆山へ向かうことにした。

8:25 富士見平小屋を出発。

小屋の左を尾根を横切るように登った後、しばらく下りが続き再度登ると小川山への分岐に出る。やや急坂を下り岩場を降り切ると、天鳥川に降り立ち、渡った先がベンチのある休憩所になっている。
岩がゴロゴロした道から大岩の右の丸太造りの階段を上り、岩や倒木の目立つ沢沿いを登って行く。ところどころにシャクナゲが姿を見せるが、花付きが悪く見栄えは今一だ。1時間ほどで大ヤスリ岩の下に出て左に回り込むように進み弘法岩(黒森分岐)に至る。すぐ先の短いロープ場と鉄梯子を登ると、左に山頂が見えてくる。

瑞牆山山頂

10:40 瑞牆山山頂に到着(写真)。小休止。

岩場の山頂はすでに多くの人が思い思いに休憩を取ったり、景色を楽しんでいる。残念ながら富士山は見ることができないが、八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、明日登る予定の金峰山とそれに連なる稜線を一望できる。昼食には早いため景色を十分に堪能する。

11:25 瑞牆山山頂を出発。

往路を下る。

12:30 天鳥川出合に到着。小休止。

12:35 天鳥川出合を出発。

13:00 富士見平小屋に到着。昼食&テント泊。

最初は大日小屋での幕営を予定していたが、予約が入っていたりで混雑してそうなのでここで幕営することにした。
幕営の手続きをしてテント設営後、ノンビリと昼食を取る。
思った以上に幕営をする人が多く、あっという間に回りはテントだらけになる。
それにしても時間を持て余す。。。周囲の大盛り上がりをよそに、午後8時過ぎにはシュラフに潜り込む。

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15日 富士見平小屋テント場〜金峰山〜富士見平小屋テント場〜瑞牆山県営無料駐車場

4:30 起床。

周囲の足音に目を覚ます。トイレ、朝食と済ませ、ちょっとばかり慌ただしく出発の準備をする。

5:20 富士見平小屋を出発。

シャクナゲ

小屋とトイレの間のガレ気味の登山道を登ると飯森山からの尾根上に飛び出し、飯森山を右から巻くように進む。朝靄が残る尾根上では、聞こえてくるのは小鳥の声と沢の水音だけ。
傾斜はそれほどでもないが、岩と木の根が露出した登山道はやや歩き難い。やがて太陽が顔を覗かせると朝靄もあっという間に消え、気持ちの良い山歩きとなる。
鷹見岩分岐では帰路に時間があれば寄って見ることにして、直進する。道はゆるやかな下りとなり、シャクナゲ(写真上)もちらほら見かけるようになる。
右下に大日小屋とテント場を見ながら先に進む。シャクナゲの群生が続き大日岩の基部に飛び出し、大日岩を頭上に見上げながら右から回り込むように登って行く。

6:40 大日岩分岐に到着。小休止。

左は八丁平から小川山へと続く。

6:45 大日岩分岐を出発。

しばらくは、ゆるやかなアップダウンが続く狭い尾根が続くが、やがて広い尾根の登りとなるが岩や木の根が露出していたり、倒木があったりで足場を選びながら歩くようになる。

7:32 砂払いノ頭に到着。小休止。

岩が重なりあい、上がると南アルプスと八ヶ岳、手前に瑞牆山を一望できる。

7:37 砂払いノ頭を出発。

コースは左の岩稜へと続き、間もなく前方には雲の上に富士山が顔を見せる。進むにつれて右側は断崖絶壁(千代の吹上)の岩場の連続となるが、それとともに周囲の見晴しもぐんぐん良くなる。
岩稜とハイマツの間を縫うように進むと左に金峰山小屋への分岐を見送る。その先には岩に隠れるように小屋が見えている。やがて岩稜帯の道は五丈石へと真っすぐに続いて行く。山頂はもう一息である。

五丈石
金峰山山頂

8:25 五丈石に到着(写真中)。

8:30 金峰山山頂に到着(写真下)。小休止。

山頂は岩が重なり合って狭いが、一段高い岩場からは360度の展望が得られる。富士山、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、北アルプスと日本のすべての山が見えるようだ。
さすがに人気の山だけあって、次々と登山者が登ってくる。

9:00 金峰山山頂を出発。

9:40 砂払いノ頭に到着。小休止。

9:50 砂払いノ頭を出発。

10:25 大日岩分岐に到着。小休止。

10:30 大日岩分岐を出発。

11:25 富士見平小屋に到着。昼食。

昼食後テントを撤収。

13:05 富士見平小屋を出発。

13:34 瑞牆山登山口に到着。

13:38 瑞牆山県営無料駐車場に到着。


 感想

長年行こうと思っていた瑞牆山と金峰山にやっと登った。テント泊の2日間の行程ならばユックリとできるが、もしかすると、日帰りも可能かも。。。ザックが軽ければ。
両山とも展望は最高で後は天候に恵まれるかどうかだ。今回は富士山も見ることができ最高だった。岩場が多いが、装備さえしっかりしておけば危険はない。樹林帯あり、ハシゴあり、岩場ありと楽しい山行になった。テント場も整備されユックリできた。
今回はシャクナゲを楽しむことができたが、秋の紅葉の時期には混むのだろうか?