八甲田山

八甲田山 1,584.5m(大岳)

 山行情報

山行日       2008年8月12日(火) 快晴

山頂所在地/山域  青森県/東北 奥羽山脈

アクセス/出発地  車/酸ヶ湯公共駐車場 公共駐車場側登山口~酸ヶ湯温泉側登山口周回

行程詳細      酸ヶ湯公共駐車場(6:10-6:35)→ 公共駐車場側登山口(6:38)→ 仙人岱ヒュッテ分岐(7:49-8:02)→
          鏡沼(8:43-8:50)→ 八甲田山(大岳)山頂(9:00-9:40)→ 大岳鞍部避難小屋(9:55)→ 井戸岳山頂(10:18-10:20)→
          赤倉岳山頂(10:30-10:32)→ 毛無岱分岐(11:12)→ 大岳鞍部避難小屋分岐(11:38)→
          上毛無岱休憩場(11:50-12:20)→ 酸ヶ湯温泉側登山口(13:12)→ 酸ヶ湯公共駐車場(13:20)

所要時間      行動時間:5時間11分 休憩時間:1時間34分 合計:6時間45分


 山行記録

6:10 酸ヶ湯公共駐車場に到着。

酸ヶ湯温泉前の駐車場街が満車のため、その先にある酸ヶ湯公共駐車場に停める。広大な駐車場にはトイレやインフォメーションセンターがあり、登山口もここにある。

6:35 酸ヶ湯公共駐車場を出発。

駐車場奥のインフォメーションセンター横の車道を渡った場所に登山口がある。
小さな鳥居をくぐり笹の生い茂った登山道を太陽に向かうように登る。丸太止めの階段から溝状の道となり、朝露で滑りやすい。
岩の露出が目立ち始めると前方が開けガレ場に飛び出す。背後に見える円錐状の山は岩木山だろうか。。。
しばらく地獄湯の沢と呼ばれるガレた沢沿いを登り、やがてハイマツ帯を過ぎ仙人岱へと入る。

7:49 仙人岱ヒュッテ分岐に到着。小休止。

すぐ先の水場は豊富な水量の湧き水だ。花後のチングルマやオオバギボウシ、ゴマナなどが咲いている。進行方向に小岳、右には大岳が大きい。

8:02 仙人岱ヒュッテ分岐を出発。

すぐに小岳・高田大岳分岐を右に見送り先に進むと、お花畑が現れウサギギクやヨツバシオガマ、ミヤマリンドウ、ヤマハハコの群生が見られる。お花畑が終わると登りになり、後半は森林限界を超えて地肌の露出した道となる。

8:43 鏡沼に到着。撮影。

ウメバチソウの群生が見事だ。

8:50 鏡沼を出発。

八甲田山(大岳)山頂

9:00 八甲田山(大岳)山頂に到着(写真上)。小休止。

広い山頂は展望が良く、下界の暑さが嘘のように清々しい風が吹いている。

9:40 八甲田山(大岳)山頂を出発。

下に大岳鞍部避難小屋を見ながらの急下りとなる。

9:55 大岳鞍部避難小屋に到着。

手前の分岐を右に進みガレ気味の道を登って行くと、井戸岳の火口の南側の縁に立ち反時計回りに火口を辿る。途中イワブクロの群生が見られる。

10:18 井戸岳山頂に到着。記念撮影。

小広い山頂にケルンが積まれている。

10:20 井戸岳山頂を出発。

赤倉岳を目差し一旦下ってゆるやかに登る。広々としたハイマツ帯が広がる中に道が続き、振り返ると井戸岳の火口の向こうに大岳が重なって見えている。

10:30 赤倉岳山頂に到着。記念撮影。

山頂とは名ばかりで登山道の途中に指導標が立てられているだけ。

10:32 赤倉岳山頂を出発。

眼下に広がる上毛無岱

ハイマツを掻き分けるようにさらに進むと祠の祀られた広い場所に出る。火口の縁に降り立ち狭い登山道を進むと、左前方下に湿原(写真下)が広がる。しばらくは潅木を掻き分けながらの下りが続く。
毛無岱分岐分岐を左へ下ると徐々にキンコウカが目立ち始め、大岳鞍部避難小屋への分岐で右に進むみ上毛無岱に入ると、一面キンコウカの黄色い絨毯となる。

11:50 上毛無岱休憩場に到着。昼食。

見渡す限りのキンコウカの花と八甲田の山並みを見ながらの昼食は最高だ。

12:20 上毛無岱休憩場を出発。

さらに続く湿原を下って行くと木の階段の急下りとなり、眼下に下毛無岱の沼地が一望できる。下毛無岱を過ぎ雑木林に入るとゆるやかなアップダウンが続く。

13:12 酸ヶ湯温泉側登山口に到着。

温泉の建物の前を抜け石段を登る。

13:20 酸ヶ湯公共駐車場に到着。


 感想

イメージ的にハードな山と言う印象があったが、全く逆でキツイ登りも危険な場所もほとんどない。ハイキング気分でも大丈夫だろう。
仙人岱からのお花畑と毛無岱のキンコウカと八甲田の山並みが見どころになる。