熊野古道伊勢路 八鬼山越え

熊野古道伊勢路 八鬼山越え 647m(八鬼山)

 山行情報

山行日       2007年12月23日(日) 曇りのち晴れ

山頂所在地/山域  三重県/熊野古道伊勢路

アクセス/出発地  車/県尾鷲庁舎駐車場 JR尾鷲駅〜JR三木里駅

行程詳細      県尾鷲庁舎駐車場(8:30-8:50)→ JR尾鷲駅(9:00)→ 八鬼山道歌碑(9:49)→ 八鬼山登り口(9:53-9:58)→
          籠立場(10:30-10:35)→ 七曲(10:54)→ 八鬼山桜茶屋一里塚(11:16)→ 九木峠(11:32-11:40)→
          荒神堂(11:48)→ 八鬼山峠(11:59)→ 桜の森エリア(12:08-12:38)→ 十五郎茶屋跡(13:13)→
          「八鬼山峠道」三木里側登り口(13:58-14:05)→ 名柄一里塚跡(14:12)→ 名柄BS(14:26-14:32)→
          JR三木里駅(14:52-16:08)→ (JR紀伊本線)→ JR尾鷲駅(16:26)→ 県尾鷲庁舎駐車場(16:35)

所要時間      行動時間:5時間 休憩時間:2時間27分 電車移動時間:18分 合計:7時間45分


 山行記録

8:30 県尾鷲庁舎駐車場に到着。

庁舎と反対側の広い駐車場は閉鎖されているため庁舎前に駐車する。休日は閉鎖するのだろう。

8:50 県尾鷲庁舎駐車場を出発。

9:00 JR尾鷲駅に到着。

駅前の交差点を左の商店街へ入る。突き当たりのまちかどHOTセンターを右に曲がり、すぐに左そして右に曲がる(これが正式な古道)と駅前から続く紀望通りに出る。紀望通りを渡って一部旧家が残る道を進み、瀬木山交差点、紀勢線のガードをくぐると、やのはま道の行灯があり左に矢浜道が続く。指導標に従って民家のあいだを縫うように進むと1車線幅の車道に出て右に折れ、すぐ左に折れると2車線道路に出る。
左に石油タンクを見ながら進み、小さな公園のある交差点を左折、矢ノ川橋を渡って左に道なりに歩く。
熊野古道八鬼山の看板のある三差路(八鬼山道歌碑がある)を右に入りゆるやかに登って行く。

9:53 八鬼山登り口に到着。小休止。

手前に数台分の駐車場とトイレがある。暑くてジャケットを脱ぐ。

9:58 八鬼山登り口にを出発。

しばらくは左の斜面にはシダが生い茂った、ヒノキ林の中に平坦路が続く。馬越峠に比べて石畳は疎らで、ところどころに昨日の雨の影響でぬかるみがある。行き倒れ巡礼供養碑を過ぎるとやや登りとなり、なぜか登りの部分には石畳が残り、平坦部分にはあまり残っていない。

10:30 籠立場に到着。小休止。

八鬼山町石と樹齢三百年のヒノキがある。

10:35 籠立場を出発。

伊勢内宮清順上人供養碑、林道との合流点を過ぎ、鬱蒼とした樹林帯を登ると七曲に至る。西国一の難所である八鬼山越えの中でも大難所の七曲の名前の通りジグザグの急坂が10分ほど続く。
一旦は登りもゆるむが桜茶屋一里塚から登りがきつくなり、蓮華石と烏帽子石のある大岩がゴロゴロした道を過ぎると間もなく峠に飛び出す。

11:32 九木峠に到着。小休止。

ベンチがあり休憩によい。すぐ下を林道が通っている。

11:40 九木峠を出発。

八鬼山峠

ゆるやかに登って行くと荒神堂に至る。ここには茶屋があったとされる。
さらにやや登りのキツイ石畳を登って行くと、明治道と江戸道の分岐に至る。ここが八鬼山峠(写真)で左に茶屋跡がありあずまやが建っている。
江戸道方面に進み、さらに分岐を左の桜の森広場へ向かう。

12:08 桜の森広場に到着。昼食。

広い芝生の広場で、志摩半島から九木の町並み、尾鷲市方面を望める。

12:38 桜の森広場を出発。

分岐まで戻り江戸道へ進むが、なんのことはない広場のすぐ横を通るではないか。分岐まで戻る必要がなかったか。。。登りではそれほど気にならなかったが、石畳が滑る。尾根上の雑木林の中をゆるやかに下る。

13:12 十五郎茶屋跡に到着。小休止。

あずまやのある辺りに茶屋があったのだろうか。

13:17 十五郎茶屋跡を出発。

注意しなければと思いつつ、途中で足を滑らせ右ひざ下を強打する。2ヶ所の出血と腫れがあるが、それほどの痛みはないためバンドエイドを貼って下る。まだまだ急下りが続き、気を引き締める。
明治道との合流、籠立場と過ぎると、間もなく「八鬼山峠道」の三木里側登り口に着く。

13:58 「八鬼山峠道」三木里側登り口に到着。小休止。

ここで傷を確認し、バンドエイドを固定するため包帯を巻く。さらに、腫れを押さえるために冷却スプレーをタップリとかける。

14:05 「八鬼山峠道」三木里側登り口を出発。

細い渓流を横切り林道に飛び出しすぐ先の分岐を左に入ると、名柄一里塚(トイレあり)に至る。
ススキの原っぱに差し掛かると前方に海が見えてくる。舗装路に出て踏み切りを渡り、さらに歩くと国道311号線に突き当たる。

14:26 名柄BSに到着。小休止。

三木里の海岸があり公園風になっている。

14:32 名柄BSを出発。

国道を右に道なりに歩く。カーブの先の横断歩道を右折し旧街道に入る。道なりに歩くと法念寺や三木里小学校がある。
突き当たりを右に進むと、駅への道との合流地点に石碑がある。そのまま高台にある駅への道を歩くと、間もなく三木里駅に着く。

14:52 三木里駅に到着。

無人駅。駐車スペースあり。電車まで時間があるため、海岸までブラブラと歩いて見る。

16:08 三木里駅を出発。

JR紀伊本線。320円。

16:26 尾鷲駅に到着。

16:35 県尾鷲庁舎駐車場に到着。


 感想

西国一の難所でロングコースでもあったため、ハードな行程を予想していたが、それほどでもなかった。誤算は雨上がりで石も木も滑りやすく、それに嵌まってしまったこと。石畳の状態は馬越峠に比べれば遙かに及ばないものの、さくらの森エリアの展望はよかった。桜の咲く頃ならもっといいのだろうか。