熊野古道伊勢路 馬越峠

熊野古道伊勢路 馬越峠 325m

 山行情報

山行日       2007年12月21日(金) 曇り

山頂所在地/山域  三重県/熊野古道伊勢路

アクセス/出発地  車/県尾鷲庁舎駐車場 相賀新町バス停〜JR尾鷲駅

行程詳細      県尾鷲庁舎駐車場(9:30-9:50)→ JR尾鷲駅(10:00)→ 栄町BS(10:20)→ 相賀新町BS(10:40)→
          相賀駅(10:45-10:50)→ 道の駅海山(11:09)→ 馬越峠登り口(11:17)→ 馬越峠(11:59-12:09)→
          天狗倉山山頂
(12:30-13:30)→ 馬越峠(13:45)→ あずまや(14:03-14:06)→ 馬越公園(14:19)→
          北川橋(14:40)→ JR尾鷲駅(14:48)→ 県尾鷲庁舎駐車場(15:00)

所要時間      行動時間:3時間32分 休憩時間:1時間18分 バス移動時間:20分 合計:5時間10分


 山行記録

9:30 県尾鷲庁舎駐車場に到着。

国道42号線の尾鷲トンネルを出てしばらく行った国道沿いにある。庁舎の前と道路を挟んだ反対側の広い駐車場に車を停める。

9:50 県尾鷲庁舎駐車場を出発。

国道42号線を熊野市方面に進み、ジャスコの隣のガソリンスタンドの前を左に入る。
すぐに踏み切りを渡り、線路沿いを進むと尾鷲駅前のバス道路に出る。今回は尾鷲駅がどんなところなのかを確認のために来たが、駅まで来る必要はなく、県尾鷲庁舎前に県庁舎前BSがある。
尾鷲駅前の交差点にバス停があるが、駅側から見て左(馬越峠)方面に進むバスは松本峠方面へ行くので乗車には注意が必要だ。実際に間違えて松本峠方面のバスに乗ってしまい、瀬木山BSで降り尾鷲駅まで戻る途中で栄町BSで来合わせたバスに乗ることになってしまった。

10:20 栄町BSでバス乗車。

バスの運転手に相賀駅辺りを通過することを確認してバスに乗る。降車時は丁寧に教えてもらい事無きを得る。

10:40 相賀新町BSで降車。390円。

手前の相賀交差点まで戻り、左に入ると前方に駅が見えてくる。

10:45 JR相賀駅に到着。

無人駅。構内にトイレがあり、駅前は月極の駐車場になっているため駐車はできそうもない。

10:50 JR相賀駅を出発。

国道手前の相賀神社のある交差点を左に進むと銚子川に出る。右に曲がるとすぐに国道に出て左の銚子橋を渡る。しばらく国道を歩くと、ほどなく道の駅海山に着く。馬越峠を往復するならばここに車を停めるのも良い。
さらに国道沿いを進むと、鷲毛BSのところに熊野古道馬越峠の大きな看板があり、左に数台の駐車スペースがあり馬越峠の登り口となっている。

11:17 馬越峠登り口に到着。

最初は近年に整備された石段から始まるが、すぐにヒノキ林とシダの中にゆるやかな登りの石畳が続き雰囲気を盛り上げてくれる。ここの石畳が熊野古道を代表するものとしてよく紹介されているとのこと。
夜泣き地蔵尊には祠があるが、中には地蔵ではなく地蔵に見立てた石が祀られ、哺乳瓶が置かれている。
石畳の登りが続き、馬越一里塚を過ぎ、その後林道を横切る。次第に登りの傾斜が増すが、間もなく峠に飛び出す。

馬越峠
天狗倉山山頂

11:59 馬越峠に到着(写真上。小休止。

右に更石山、直進は尾鷲への下山道となり、小さい避難小屋と可涼園桃乙の句碑がある。かつては茶屋があったらしいが、その形跡は全くない。

12:09 馬越峠を出発。

天狗倉山へ向かう。こちらは熊野古道になっていないので、おまけのコースとなる。
ときどき短い急登を登って行くと、南道と北道に分岐する。左の北道を進むとすぐに巨大な岩の根元に出て左に回り込む。

12:30 天狗倉山山頂に到着(写真下)。昼食。

山頂には祠と先ほどの大岩があり、山頂自体は南側が切り立った岩場の断崖になっていて広くはない。
切り立った岩場からは尾鷲市街から尾鷲港、尾鷲湾を一望できる。さらに大岩に付けられた鉄バシゴから岩の上に登ると、尾鷲側の展望は悪くなるが反対側の海山方面を望むことができる。山頂よりも広いくらいなので、岩の上で昼食にする。

13:30 天狗倉山山頂を出発。

南道を辿るが、標識がなく入り口がわかりにくい。北道の登り口の左に二又のヒノキがあり、その右側から岩場を降りる。すぐにオチョボ岩への分岐を右に進めば、後は道はハッキリとしている。

13:45 馬越峠に到着。

左の尾鷲方面に下る。斜面が南側になるため木漏れ日も差す樹林の中の石畳をジグザグに下る。ただ石畳は途切れているところも多く、登りほどはよくない。桜地蔵を過ぎ、すぐ先のあずまやで一息入れる。

14:03 あずまやに到着。小休止。

木々が切り開かれていて展望が良い。

14:06 あずまやを出発。

10分ほどで馬越公園に着く。公園内にはトイレや休憩場、不動の滝などがあり、ここで休憩するのもよい。
公園から先は舗装路となり、墓地を抜け、馬越の津波供養塔から、民家の間を進むと北川沿いの道路に出る。北川橋を渡りまちかどHOTセンターの看板のある交差点を右に入り、商店街を抜ける。

14:48 JR尾鷲駅に到着。

15:00 県尾鷲庁舎駐車場に到着。


 感想

9時16分の電車に間に合わず、バスで相賀駅まで行くことにしたが、尾鷲駅前のバス停では行き先と進行方向が逆だとは。出だしはちょっと躓いたが、無事歩くことができた。熊野古道を代表する石畳だけあって、ヒノキ林の中に続く海山方面の石畳はほんとに素晴らしい。