雨乞岳

雨乞岳 1,712.6m

 山行情報

山行日       2007年5月4日(金) 曇り

山頂所在地/山域  滋賀県/近畿 鈴鹿山脈

アクセス/出発地  車/武平峠駐車場 雨乞岳登山口から周回

行程詳細      武平峠西口駐車場(6:35-7:00)→ 雨乞岳登山口(7:02)→ クラ谷分岐(8:07-8:12)→ 七人山のコル(9:15-9:20)→
          七人山山頂(9:25-9:35)→ 七人山のコル(9:38)→ 東雨乞岳山頂(10:00-10:25)→ 雨乞岳山頂(10:35-10:45)→
          杉峠(11:10)→ 御池鉱山旧跡(11:40-12:55)→ コクイ谷出合(13:28-13:33)→ クラ谷分岐(14:21)→
          雨乞岳登山口(15:28)→ 武平峠西口駐車場(15:30)

所要時間      行動時間:6時間15分 休憩時間:2時間15分 合計:8時間30分


 山行記録

6:35 武平峠西口駐車場に到着。

鈴鹿スカイラインの武平峠のトンネルを抜けた左右に駐車場があり、少し大きな左の駐車場に止める。ここは御在所山と鎌ヶ岳の登山口にもなっている。

7:00 武平峠西口駐車場を出発。

左の橋を渡ってすぐ左にある雨乞岳登山口を入る。しばらくはゆるやかなアップダウンの笹道が続くが、なぜか道がぬかるんでいて歩き難い。
小さな尾根が間にある沢を通過すると、エンレイソウやスミレが見られる。やや平坦な場所が続き、芽吹いたばかりの木々の中、渓流の音を聞きながら歩く。

8:07 クラ谷分岐に到着。小休止。

コクイ谷と雨乞岳方面が分岐し、足下で渓流が合流しコクイ谷方面に流れて行く。

8:12 クラ谷分岐を出発。

いったん渓流まで下りすぐに反対の斜面に取り付くが、しばらくは沢沿いをゆるやかに登る。その後イワウチワの群生やスミレ、エンレイソウ、ネコノメソウなどを楽しみながら沢沿いを進む。

9:15 七人山のコルに到着。小休止。

道は左右に分岐し、右は踏み跡が薄く七人山へと続く。

9:20 七人山のコルを出発。

磁石を合わせて出発するが、最初こそ踏み跡があるものの次第にほとんどわからなくなり、目印のテープと磁石頼りとなる。

9:25 七人山山頂に到着。小休止。

平坦な山頂は木立に囲まれ展望は全くない。標識もなく、木に直接山名が彫られている。

9:35 七人山山頂を出発。

コルまで戻り直進する。最初は潅木の中の背の低い笹道をゆるやかに登るが、次第にU字形にえぐられた道に背の高い笹がトンネル上に覆いかぶさった道となる。日差しを遮ってくれると思いきや、閉ざされた状態のためムシムシししかもやや中腰で歩かないと笹が頭に当たる。

10:00 東雨乞岳山頂に到着。小休止。

笹が刈られた山頂は360度の展望が得られる。御在所山、鎌ヶ岳そして雨乞岳とそこに続く笹の中の道。

10:25 東雨乞岳山頂を出発。

稜線上の笹道を進む。山直下以外はゆるやかな眺めの良い道だ。

雨乞岳山頂

10:35 雨乞岳山頂に到着(写真)。小休止。

ほんの数人でいっぱいになってしまうような狭い山頂だ。展望も東雨乞岳ほどはないが、手前に東雨乞山、奥に御在所山から鎌ヶ岳が一望できる。

10:45 雨乞岳山頂を出発。

眼下に見える岩まで笹道の急降下が続く。次第にハルリンドウの群生が目立つ。潅木の斜面をジグザグに下る。

11:10 杉峠に到着。小休止。

明るい開けたコルに象徴的な珍しい姿の杉がある。

11:20 杉峠を出発。

ジグザグに下った後、ゆるやかなアップダウウンが続き石積みがあちこちに見られる。

11:40 御池鉱山跡に到着。昼食。

12:55 御池鉱山跡を出発。

すぐに2つの沢を渡り、その後もいくつかの沢を横切って行く。分岐を右に進むと一気に沢へと降り立ち、渓流を渡り平坦な道を進む。

13:28 コクイ谷出合に到着。小休止。

13:33 コクイ谷出合を出発。

左岸へと徒渉するとしばらくは高巻きに進む。何度か徒渉を繰り返し分岐に至る。イワウチワの群生がある。
その後指導標やテープに沿って何度か分岐を過ぎ、往路のクラ谷分岐に戻る。

15:30 武平峠西口駐車場に到着。


 感想

思った以上に花が多く、東雨乞岳への笹のトンネルがなければ快適な山行だったに違いない。
御在所山に比べれば大したことはないが、それでも思った以上に登山者は多かった。鈴鹿山脈で登った三山の内でもっとも登山らしい山だった。