大光山、奥大光山

大光山 1,661.3m 奥大光山 1,620m

 山行情報

山行日       2006年6月28日(水) 晴れ

山頂所在地/山域  静岡県/東海

アクセス/出発地  車/妙義町登山者専用駐車 妙義神社~金鶏橋脇登山口

行程詳細      黄金の湯駐車場(6:52-7:15)→ 大光山登山口(8:04-8:09)→ 東峰分岐(尾根乗越)(9:15-9:25)→
          水場の小屋(造林小屋)(9:39)→ 休憩地点(10:48-10:58)→ 大光山山頂(11:04-12:24)→
          奥大光山山頂(12:50-12:55)→ 1552ピーク(13:27)→ 安倍の大滝(14:45-15:00)→
          安倍大滝入口バス停(15:24)→ 黄金の湯駐車場(15:53)

所要時間      行動時間:6時間33分 休憩時間:2時間5分 合計:8時間38分


 山行記録

6:52 黄金の湯駐車場に到着。

平日かつ時間が早いこともあり、広い駐車場に車は1台もなし。

7:15 黄金の湯駐車場を出発。

県道を右へゆるやかに下ると、右に金山温泉への橋が見え、左には安倍川越しに大光山が見える。新田で右に山伏方面への道を見送り、頭上の吊り橋を過ぎると短い橋と池尻橋バス停が見えてくる。左へ折れ短い橋(池尻橋)を渡ると、ゆるやかな登りとなる。
茶畑に差し掛かると下りとなり、草木集落を抜け指導標の立つT字路に行き当たる。T字路を左に折れ、タチ沢を流れる渓流沿いに進む。渓流のせいか空気がヒンヤリとして気持ちが良い。指導標の辺りから次第に傾斜がきつくなり、登り切ると最初の砂防ダムがあり、舗装も途切れ登山道らしくなる。

8:04 大光山登山口に到着。小休止。

8:09 大光山登山口を出発。

砂防ダムの横を上がりしばらくは沢の中を進み、渓流を横切り反対側の斜面を登る。支沢を横切り小さくジグザグに登り次第に沢から離れて行くが、何度も何度もクモの巣に掛かりイライラがつのる。
急斜面のジグザグ道は細く、所々ロープが張られている。ケルンの積まれた小さな尾根の突端に出て、尾根沿いに右へと折れる。さらに続く急なジグザグ道は、やがてゆるやかになり2つに分岐した右の渓流と合わさる。渓流を渡り、しばらくは杉林の中をジグザグに急登する。

9:15 東峰分岐(尾根乗越)に到着。小休止。

ハルセミの声と吹き抜ける風がさわやかである。

9:25 東峰分岐(尾根乗越)を出発。

しばらくは尾根を回り込むように平坦路が続く。水場の小屋に差し掛かる頃には、青空ものぞき日差しが差し込み始める。小屋からはしばらくジグザグの急登が続き尾根に乗る。
ゆるやかな登りが急登に変わり1530ピークに乗り、ほとんど下らずにながい急登が続く。途中で十枚山方面が見渡せる開けた笹原があり、地図で確認する。

10:4 休憩地点に到着。小休止。

1530ピーク(高度計はかなり違っていたが)とばかり思っていたが、すぐに違うことがわかる。

10:58 休憩地点を出発。

短く急登すると十枚山方面への右分岐あり。地図を確認すると大光山直下であることがわかる。

大光山山頂

11:04 大光山山頂に到着(写真)。昼食。

狭く樹林に遮られ展望のほとんどない山頂である。
登山者は来ないだろうとタカを括り山頂のど真ん中に陣取り昼食にする。思った通り1時間以上登山者はナシ。

12:24 大光山山頂を出発。

ブナと笹の中を下る。ところどころで東に展望が開けるが、ガスっていて山の形がわかる程度である。

12:50 奥大光山山頂に到着。小休止。

標識がないと見過ごしてしまう程度で、特に何もない登山道の一部だ。最初は1586ピークのことかと思っていたが、全く違っていた。

12:55 奥大光山山頂を出発。

すぐ先に大きなブナがあり、左への分岐(三河内方面)がある。ここで初めて奥大光山山頂が、地形図上の分岐手前の隠れピークであることがわかった。これで2度目の勘違い(地形図の読み違い)である。
急下りが続くが、ほどよく木の根が露出していて足がかりとなっている。途中で右斜面の下にシカを発見したが、逃げ足速く撮影には至らず。
いったん傾斜は緩むが、今度はロープの張られた急傾斜が待ち受けていた。その後も1人がやっと通れるほどに痩せた尾根などなかなかにスリリングな登山道が続く。

13:27 1552ピークに到着。

ここからもしばらくは急下りが続き、短く登り返して広い1325ピークの尾根に乗る。ピークの端で右に折れ、ヒノキ林の中をゆるやかに下って行く。次第に滝の音がハッキリしてくる頃、左が断崖となり開けてくる。サカサ川の手前のベンチのある場所で右に分岐し、吊り橋を渡る。

14:45 安倍の大滝に到着。小休止。

梅雨のせいか水量も多く落差もありなかなか見ごたえのある滝だ。しばらく撮影にいそしむ。

15:00 安倍の大滝を出発。

分岐を経てハイキングコースをたどる。県道の安倍大滝入口バス停に降り立ち、左に進む。

15:53 黄金の湯駐車場に到着。


 感想

思ったより展望もなく、花もなく少しばかり寂しい山行だったが、安倍の大滝だけが救いだった。時期的にシロヤシオの咲く5月中旬か、紅葉の頃なのかも知れない。それにしてもクモの巣の多いこと。