木曽駒ヶ岳、宝剣岳

木曽駒ヶ岳 2,956.1m 宝剣岳 2,931m

 山行情報

山行日       2006年9月30日(土) 晴れ

山頂所在地/山域  長野県/中央アルプス(木曽山脈)

アクセス/出発地  車/菅の台バスセンター駐車場 駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅から周回

行程詳細      菅の台バスセンター(駐車場)(7:00-7:25)→ (路線バス駒ヶ岳ロープウェイ線)→ しらび平(7:55-8:17)→
          (駒ヶ岳ロープウェイ)→ 
千畳敷(8:25-8:45)→ 八丁坂(8:56)→ 乗越浄土(9:20-9:30)→ 中岳山頂(9:46-9:51)→
          木曽駒ケ岳山頂(10:15-11:00)→ 昼食地点(11:20-12:00)→ 中岳山頂(12:28-12:38)→ 宝剣山荘(12:47)→
          宝剣岳山頂(13:04-13:10)→ 極楽平(13:40)→ 千畳敷(13:56-16:00)→ (駒ヶ岳ロープウェイ)→
          しらび平(16:08-16:12)→ (路線バス駒ヶ岳ロープウェイ線)→ 菅の台バスセンター(駐車場)(16:44)

所要時間      行動時間:5時間15分 休憩時間:2時間46分 バス移動時間:1時間2分 ロープウェイ移動時間:16分 合計:9時間19分


 山行記録

7:00 菅の台バスセンター(駐車場)に到着。

この時間にこれだけ混んでいるとは少々驚きだった。駐車場は9分程度塞がっている。有料で400円。
バス停もざっと50人ほどが並び増設便が出ているが、1回待ちとなった。
バスとロープウェイがセットになったチケットを往復で購入。3,800円。

7:25 菅の台バスセンター(駐車場)を出発。

路線バス駒ヶ岳ロープウェイ線。細く曲がりくねった道を巧みなハンドルさばきでバスが上って行く。

7:55 しらび平に到着。

ここでもロープウェイを1本待たされる。

8:17 しらび平を出発。

駒ヶ岳ロープウェイ。途中で滝などの景観の説明が合ったが、満員で十分に堪能できず。

8:25 千畳敷に到着。

千畳敷山荘からの南アルプスと富士山の雄大な景色に思わずシャッターを切る。山荘の玄関からは色付き始めた千畳敷カールと宝剣岳が迎えてくれる。思った以上に紅葉している。

8:45 千畳敷を出発。

予定ではカールを右から回り込むコースで行くつもりだったが、登山道が見当たらずカールの真ん中を通る登山道に入る。カメラマンの居並ぶ平坦な道が八丁坂の分岐まで続き、左に折れると胸突き八丁の八丁坂かと思えるほどの急登が続く。頭上を見上げるとジグザグに人の列が乗越浄土まで途切れなく続く。振り向けば南アルプスと富士山が、眼下には色付き始めたカールが広がる。

9:20 乗越浄土に到着。小休止。

右には円錐形に突き出した前岳、前方右から中、天狗荘、宝剣山荘と続き、左には急峻な岩場の連続する宝剣岳、背後には相変わらず南アルプスと富士山が広がる。そして、さまざまな登山者があふれている。

9:30 乗越浄土を出発。

駒飼ノ池への分岐を右に、宝剣岳への分岐を左に見送り、宝剣山荘の左をすり抜けてゆるやかに中岳へと続く登山道を進む。ここでも人の列は続く。親子連れ、スニーカー履きの軽装の若者、テント泊?と思わせるような重装備の登山者、バスツアー、仲間連れなど様々だ。
右奥に八ヶ岳が雲の上に浮かんでいる。

9:46 中岳山頂に到着。小休止。

なだらかな山頂は花崗岩が折り重なり複雑なピークになっている。右に八ヶ岳から南アルプスを、左前方には御嶽山がすぐそこに見える。

9:51 中岳山頂を出発。

ガレ場の下りが頂上山荘のある眼下のコルまで続くが、渋滞気味だ。コルに降り立ち上り返すが、同じようなガレ場が続き徐々に傾斜がきつくなってくる。

木曽駒ヶ岳山頂

10:15 木曽駒ヶ岳山頂に到着(写真上)。小休止。

祠のある山頂はかなり広く、多くの登山客で賑わっている。展望は申し分ない。御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰から槍ケ岳の北アルプス、八ヶ岳、北岳を始めとする南アルプス、富士山とまさに360度の展望である。

11:00 木曽駒ヶ岳山頂を出発。

右に中岳とコルを見下ろしながら、西駒山荘方面の登山道を進む。馬ノ背方面とコル方面との分岐を少し進んで昼食場所を探す。

11:20 昼食地点に到着。昼食。

振り返ると中岳と宝剣岳が望める。

12:00 昼食地点を出発。

往路を分岐まで戻り、左に折れしばらく榛松の中を進む。頂上山荘のある分岐を左に折れ、中岳山頂に向かう。

12:28 中岳山頂に到着。小休止。

12:38 中岳山頂を出発。

宝剣山荘を右の宝剣岳方面へ進むが、最初は大きな岩がゴロゴロしたガレ場が続く。途中からは鎖の張られた岩場が連続し、途中には足場の切れ立った場所も有り緊張を強いられる。

宝剣岳山頂

13:04 宝剣岳山頂に到着(写真下)。小休止。

狭い切り立った岩場のため山頂に立つと言うイメージはない。

13:10 宝剣岳山頂を出発。

往路と同じように急峻な岩場の連続である。1つ目の三沢岳ヘの分岐を過ぎ、2つ目の極楽平分岐を左下へと進むと丸太の階段が続く。眼下には千畳敷カールの全容が望める。

13:56 千畳敷に到着。

ロープウェイの整理券を貰うが2時間近く待たされそうだ。

16:00 千畳敷を出発。

駒ヶ岳ロープウェイ。

16:08 しらび平に到着。

路線バス駒ヶ岳ロープウェイ線。

16:44 菅の台バスセンター(駐車場)に到着。


 感想

これほどに観光化されているとは思いもしなかった。ロープウェイ待ちをしていると、ツアー客がケガをしたらしく、添乗員が登山道にいる客と電話のやり取りをしていた。あれだけ気楽なスタイルで歩けばそんなこともあるだろうと納得してしまった。ただ、宝剣岳にはそんな観光客を寄せ付けない岩場があった。しかしそこも人は多かった。
紅葉はまずまずだった。これだけ色付いていてくれれば、満足だ。